図鑑データ
※1 ゲームのカードや艦娘名簿では省略表記されている。図鑑の自己紹介文章に書かれている省略しない英語表記は「Heywood L.Edwards」。
概要、出撃する。weigh anchor.
2023年2月28日深夜(3月1日未明)のアップデートとともに実装。
同日開始の期間イベント海域『絶対防衛線!「小笠原兵団」救援』において、E-2「第二水雷戦隊海上遊撃戦」第3ゲージのドロップ艦として初登場した。
この他、E-3第2・第3ゲージ、E-6第4ゲージでのドロップ報告が確認されている。
なお、その姿は実装より2ヶ月前、2022年12月30日(金)~31日(土)開催のコミックマーケット101のKADOKAWAブースで販売された「艦娘アクリルボード」のイラストで先行公開された。
未実装であるヘイウッド・L・エドワーズが選ばれた理由は、戦後に海上自衛隊へ貸与され、護衛艦「ありあけ」 として就役したことと、コミックマーケットの会場となる東京国際展示場の所在地および通称の「有明」にかけていることがあるのではないかと言われている。
容姿は万全です。
駆逐艦としては6人目、米国勢としてはノーザンプトン以来2人目となるメガネっ子で、瞳の色は水色。髪はロングの銀髪で、頭頂部にアホ毛が一本ある。
なお、通常グラフィックは艦娘全体で見ても珍しい後ろ姿である。
制服は姉たちのものとほぼ同じ構造をしたオフショルダーのもの。ただし改装前は色違いを着ており、姉たちが青なのに対し彼女のそれは白。この制服には右腕部分に青い腕章が存在し、"USS Heywood L. Edwards"の文字と西洋騎士の刺繍が確認できる。後述する改装後の変化も踏まえると、これは史実での上陸戦支援の功績により得た勲章「海軍殊勲部隊章」にちなんだものと思われる。
また、艦橋を模した装飾はフレッチャーの「カチューシャ」、ジョンストンの「髪留め」のいずれとも異なる「水兵帽」。この他にも、姉二人のどちらとも異なる黒のサイハイソックスをはいていたり白い手袋を右手のみにしていたりと、その服装は姉たちと細部で異なる点が意外と多い。
蛇足ながら、フレッチャー級の例に漏れず実に立派な胸部装甲であることが中破時にわかる。蛇足の蛇足ながら、その際に何がとは言わないが黒であることが見て取れ(文章はここで途切れている)
艤装はジョンストンのそれに近く、5inch単装砲を模したサブマシンガン状のものを手に持っている点も同じ。本体部分の形状も概ね同じものだが、爆雷投下用の軌条が見て取れるほか、表面には迷彩塗装が施されている。
改になると艤装の迷彩塗装がなくなる他、制服が姉たちと同じ青いものになり、腕章に7つの星が追加される(恐らく戦功たる従軍星章7個に由来)。
性格、そう来ますか。
戦中の米国の戦いと戦後の日本の護り、双方に貢献した数奇な運命ゆえか、アメリ艦娘の中ではかなり穏やかな性格。
事務関係での口数はそこまで多い方ではなく台詞も短めだが、提督や他の艦娘との関係は大事にしているようで、それなりによくしゃべる。
秘書官の仕事はそつなくこなしており、午前2時ごろには書類関係に目途をつけ3時ごろには終わらせるなど、かなり優秀。また料理などの手際も良いらしく、昼食に至ってはどうやら提督どころか他の艦娘達の分までいつの間にか用意していたりするらしい。
上述の通り海上自衛隊に所属していたことがあるためか、時刻を告げる際、律儀にも英語と日本語の両方で読み上げを行う(例:正午の時報『It's noon. ヒトフタマルマル。』)ほか、朝食を作る際、USS風と海自風のどちらが良いか提督に確認してくる。
時報によれば、史実のスリガオ海峡海戦で対峙したことがある時雨や山城との交流が見られる。時雨に対しては14時の時報で話しかけており、丁寧語に時々ため口が混じるなど、仲は良好である様子。その時雨が21時に山城を連れて提督室に現れた際には彼女が応対しており、差し入れの一升瓶を持った彼女を見て思わず「うわ暴力反対!」と勘違いで悲鳴を上げているが、誤解が解けた後は特に怯える様子も無く接している。
ちなみにお酒は飲めるどころか結構強いようで、山城にかなり飲まされたらしき提督が先に酔いつぶれてしまった様子に慌てて介抱を試みている。
風紀秩序を気にしているのか、提督のお触りに対しては「誤解を生むような事は、厳に避けるべき」と最初は窘めており、直後に提督から勘違いと言われた際には「それは……失礼しました」と素直に謝罪しつつも腑に落ちない様子を見せている。これはNCISの出番…いや、海自絡みなら警務隊を呼んだほうがいいのだろうか…?
性能は充実しています。いけます。
改造前の基本的なステータスは姉たちと大きく変わらず、火力「30」と回避「80」は姉妹の中で若干低めの一方、雷装「61」と対空「62」は若干高め。
大きな戦いに参加して生き残り戦後も活躍した経歴からか運の値が高く、改造後の最大値は「100」と三桁の大台に乗る。
他方、二人とは異なり未改造状態では無条件での先制対潜攻撃を行わないため、育成の際には注意が必要。改造すれば二人と同じく装備に関わらず先制対潜攻撃ができるようになる。
初期装備は未改造時に「SG レーダー(初期型)」を持参し、改造で「533mm五連装魚雷(初期型)」が付属する。このあたりは改造前に魚雷、改造後に電探を持ってくる姉妹艦とは対照的。育成の必要なく強力な水上電探を持ってくる点は地味にありがたいところ。
余談、試して…みますか?
- 実は彼女、映画に出演したことがある。1960年公開の映画『殴り込み艦隊』(主演:高倉健)に主人公の乗る架空の駆逐艦・黒雲が登場するが、これ実は「ありあけ」を名乗っていた頃のヘイウッド・L・エドワーズである。海上自衛隊の全面協力の元で撮影されたのだとか。
- 海上自衛隊の食事と言われて思い浮かべるのは金属製のワンプレート食器、という人も少なくないだろうが、元々は彼女を含む米艦艇が自衛隊に供与された際、付属品として艦艇ともども米軍のものが持ち込まれたのが起源。使い勝手が良かったためそのまま定着したのだとか。その意味では、現在の海自の食事スタイルは彼女がもたらした…と言っても良いかもしれない。
- フレッチャー級の初登場直後から彼女の実装は一部提督たちにより期待されていたのだが、海自所属後の名前が初春型の「有明」と被っていたことから、先に「ヘイウッド・L・エドワーズ」が実装された場合「有明」はどうなるのか、といった心配の声や様々な憶測の類なども聞かれた。幸いにしてその約1年半ほど後の2020年梅雨・夏イベントにて初春型の「有明」が彼女より先に実装され、その心配は杞憂に終わっている。
- ちなみに実装されたイベントにてドロップポイントの一つであったE2第3ゲージボスマスでは、彼女以外のレア艦として初春型のほうの「有明」もドロップが確認されており、「有明」と「ありあけ」のどちらとも同じマスで邂逅があり得る状況となった。偶然か、はたまた狙ったものなのか…。
関連タグの完成です。
DD-445・フレッチャー(艦隊これくしょん):同級の長女。「マザー・フレッチャー」とも称される聖母の様な性格。
DD-557・ジョンストン(艦隊これくしょん):艦これで初実装となったフレッチャー級の姉。こちらはツンデレ気味の性格。
5番艦有明(艦隊これくしょん):「ありあけ」としては先代に当たる日本海軍所属の駆逐艦。
6番艦夕暮(艦隊これくしょん):ヘイウッドと同イベント、同じ海域で同時実装された有明の妹。ありあけと夕暮のコンビ、という事だろうか。