図鑑データ
モチーフについては「戦艦朝日」を参照のこと。
概要、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2023年8月8~9日アップデートで解放された期間限定海域前段海域『船団護衛!輸送航路防衛戦』の第二海域にてドロップ艦として実装された。
艦これ初の19世紀生まれの艦娘であり、艦これ初の日露戦争参戦経験のある艦娘でもある。当然ながらこれまで最年長を争っていた金剛・ガングート・コンテ・ディ・カブールの3名を大きく上回る最年長艦娘となった。ただし、戦没時の船齢は42年(満43歳)であり、21世紀の今なお健在な宗谷、イントレピッド、アイオワ、マサチューセッツの現存組には及ばない。
モチーフ元となった特務艦「朝日」の前身は前弩級戦艦の敷島型(末の妹はかの戦艦三笠)であり、1番艦「敷島」ともども第二次世界大戦に特務艦として参戦している。ただし艦娘としての彼女はワシントン海軍軍縮条約により特務艦となった後の姿であり、戦艦娘としての姿は実装されていない(とはいえ、今後さらなる改装形態が追加実装される可能性も運営により示唆されている)。
なお、後述のように一定の練度で工作艦への改装が可能。実装以来長らく唯一無二の存在だった明石に次ぐ新たな工作艦娘がついに登場したこととなる。
容姿、よろしくてよ。
髪はボブに近い長さの茶色。左の前髪を三つ編みにし先端を赤いリボンで留めている。後頭部に灰色の大きなリボンがあるが、改装後には白に変化する。
瞳の色は灰色で、ややタレ目気味。
服装は進水した時代を反映してか、全体的に明治時代を思わせる洋装に現代風のアレンジを多少施したもの。白のブラウスに黒いリボンをつけ、黒のストッキング、神風型を思わせるひざ元までの黒いスカート(金の装飾付き)、および黒と赤の2色の縁取りが入った赤い上着を着用。足には赤い部分が艤装も兼ねているらしき黒基調のブーツを履いている。
清楚な装いなのだが、中破すると身長低めながらむちむちで良スタイルなことが判明する。
艤装は実艦の艦橋付近を基にした形状となっており、改装前は背中の一つのみ。左側に取り付けられた潜水艦救難用のブラケットが特徴的。
改装するとブラケットが無くなる代わりに右側に艦首部分を模した艤装が現れており、修理工作用の作業道具を内蔵、彼女自身も右手に六角レンチを持つようになる。なお、この艤装には主砲らしきものが見えるが、本人が言及している通り、これは実艦にも搭載されていたダミーの主砲である。
性格はどうですか? 全然問題ない?
一人称は「私(わたくし)」。
艦娘の中でも最年長かつ実艦が40年以上の艦歴を持つとあって、淑女という表現がよく似合う気品ある穏やかな性格をしている。故にか口調もかなり丁寧であり、実装同期のこの人ほどではないものの、ところどころちょっと古風な言い回しが混じる。
自身の艦歴の長さについてはそう悪くは捉えていないらしく、自身の役割については「今の役割は後ろで皆の役に立つこと」と割り切っている様子。
とはいえ旧型ゆえの速力の遅さについては気にしている様子が見られ、波しぶきを描こうと考えたり、史実で大破状態からの応急修理をおこなったことがある某艦隊のアイドルとの会話では、もっと速くなれる改装を提督に願えないか思案したりしている。
ちなみに彼女との会話に出てきた「センター」という言葉には少し戸惑った末にシンガポールにあったセレター軍港のことと勘違いしており、彼女のアイドル魂にはどうやらついていけなかった様子。
また、改装後の時報では同じ工作艦ということもあってか明石にも話しかけており、その装備をうらやましがっての冗談を真に受けかけた様子を見てちょっと慌てていたり、日々忙しそうに働く彼女の身を案じ手伝えることは無いか尋ねたりする様子が見られる。
とはいえそこは元戦艦、敵を前にして慌てることが少なくない特務艦娘の中では珍しく、「懐かしい」と口にしつつ臆せず敵に立ち向かう。
事務関係の手際が非常に良く、深夜1時にはすべての書類の処理を済ませ、空いた時間でアイスクリンを作り始めるというハイスペックぶり。
朝食は予めパンを用意していたようだが、提督の希望に合わせて麦飯とべったら漬けを改めて用意しており、「いい食べっぷり」と感心している。
昼食はおにぎりで、中身は梅干しとおかか。
さらに夕食も準備しており、1時間ほどでビフテキとオムライスを作ってしまうあたり、炊事関係もかなりできるらしいことがわかる。
被弾時に「あの部屋」について気にしているが、これは艦内に存在した海軍少佐・広瀬武夫の記念室のことと思われる。
戦艦時代の朝日にて水雷長を務めた彼は周囲からの人望が非常に厚く、日露戦争にて戦死した後、朝日の艦内にあった彼の私室が彼の功績を讃えるべく遺品を飾る部屋として残されていたようだが、その沈没とともに室内の遺品はすべて失われてしまったそうである。
性能の時間、頂きとう存じます。
改装前
表記上の艦種は「練習特務艦」。
大まかな分類としては戦艦や特務艦ではなく練習巡洋艦と同じ扱い、つまり軽巡枠になるうえ、後々工作艦となるためかその並び順が天龍型よりも前となっているため、入手直後はどこにいるのかわからず困惑する提督も一定数いたという。
なお、雷装値や対潜値は【0】のため、練習巡洋艦と異なり雷撃や対潜攻撃は不可。
また、上記二つ以外のスペック値も高いとは言えず、火力に至っては改装前の第百一号輸送艦をも下回り補助艦艇ワーストとなるため、出撃させての直接戦闘には不向き。
練習巡洋艦と同じく演習における味方の獲得経験値を変動させることができるが、彼女についてはその規則性が練習巡洋艦と異なっており、「練巡を旗艦とする艦隊に編成された時」または「自身が旗艦となった時」に「より潜水艦娘の練度向上に重点を置いた独自の補正」が「練巡と共通の補正」に重ね掛けされてかかる仕組みとなっている。さらにこの「朝日独自の補正」は「練巡を随伴艦に含むか否か」により2パターンに分かれ、含まない場合には水上艦の獲得経験値にマイナスの補正がかかるパターンが適用されるようになっている。
この関係で、彼女を旗艦とした練巡を含まない艦隊で演習をした場合、随伴の潜水艦は通常時と比べ1.49倍の経験値を得られるのに対し、水上艦は逆に通常時の0.69倍ほどしか経験値を得られない。その一方、彼女を旗艦とした香取型2隻(いずれもLv99)を含む艦隊で演習をすると「旗艦と随伴艦に練巡を含む際の補正」に「朝日独自の補正」が重ね掛けされ、潜水艦は1.74倍、水上艦は1.26倍の経験値を得ることができる。
総じて練習巡洋艦と同じ要領での運用こそ難しいものの、潜水艦娘の練度を手っ取り早く上げるうえでは心強い存在となり得るだろう。
改装後
Lv30で工作艦へと改装可能。
素のスペックはあまり変化がないものの、装甲に関しては【34】にまで上昇し、明石を上回るようになる。
改装後は中口径主砲などの装備ができなくなる代わりに艦艇修理施設の装備が可能となり、明石と同じく小破までであれば少しずつ随伴艦の耐久値を回復させる「泊地修理」を行えるようになる。
ただし、彼女自身の持つスロットの数が改の時点で3つしかない事情もあり、単独で泊地修理により修理できるのは自身を含めて3隻のみとなるため、単独での起用には少々心もとない。
一方で、彼女の実装に合わせて「泊地修理」機能にはアップデートが行われており、2隻の工作艦を1・2番艦に編成して泊地修理を行うと修理にかかる時間を短縮できるようになっている。このため、1耐久値あたりの回復に20分以上かかる艦を修理する場合は彼女を明石と同時起用するのが吉。
このほか、艦艇修理施設の持つ効果により、連合艦隊出撃中に特定のマスにて中破以内の艦の耐久をある程度回復する「緊急泊地修理」を行うことも可能。こちらは明石や秋津洲と同じく搭載する艦艇修理施設の数により修復対象が決まるため、第一艦隊の4~6番艦および第二艦隊全艦(ただし中破以内)を修理できる。
ちなみに明石と同じ工作艦娘ではあるが、実装時点では彼女を第一艦隊旗艦にしても改修工廠は利用できない。
贅沢な余談。ありがとう存じます。
著名な飲料メーカーそのものな名前と、「最年長艦娘→当然飲めるだろ」という連想からか実装後程なくビールを一杯なイラストが。
上述のように当人も夕食の際に提督にビールを用意しているあたり、運営としても意識していることは間違いない様子。
他の飲酒艦娘との関係が今後注目される。
他にも1904年から1976年まで同名の煙草が販売されていた繋がりで、艦娘の「朝日」が煙草の「朝日」を咥えるイラストも確認されている。
2023年秋の舞鶴リアイベで早速スタンティが用意されイベントに華を添えた。
なお、朝日を含む敷島型戦艦4隻の艦名は、「敷島通り」等のように舞鶴市東舞鶴地区中心部の通りの名前として採用されている。東舞鶴駅の駅前通りと三番目に交わるのが「朝日通り」であり、上記の4つの通りの中で地図上の全長が最も長い。