図鑑データ
「艦隊のアイドル、那珂ちゃんだよー。よっろしくぅ~!」
概要ですね!
旧日本海軍の5500トン級軽巡洋艦「川内型」の3番艦「那珂」をモデルとした艦娘(当初は那珂が2番艦で神通が3番艦として建造されていたが、関東大震災の関係で途中で建造順番が入れ替わったため文献により番号が左右している)。
提督に那珂ちゃんのご紹介です!
不人気でも那珂ちゃんは絶対、路線変更しないんだから!(2013年4月~)
ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』に登場する「艦隊のアイドル」。
川内型軽巡洋艦3姉妹の末っ子として、2013年の艦これサービス開始時から登場。
明るさが売りの元気な娘で常にハイテンションである。
ちなみに夜戦突入時の台詞は「那珂ちゃんセンター、一番の見せ場です!」。
ああ、あの姉にしてこの妹ありね…
入隊する際のアピールから始まり、被弾した際には顔の心配をしたりと、「みんなのアイドル」であることをやたらと強く主張してくる。おまけに図鑑のナンバーがあのアイドルグループに引っ掛けてるような気がしてならない上に、MVP時の台詞がどう考えても某あっちゃん(那珂→中→センター→某アイドルグループ→「じゃあNo48ね」、という流れだと思われる。また、史実ではIJA48輸送護衛任務を2回行った事もあったりする)。
川内型軽巡(川内、神通、那珂)の3人を集める事が第3艦隊解禁の条件になっていることから、序盤に登場した場合はまさにアイドルのごとく歓迎されるのだが、中盤を過ぎると軽巡洋艦自体の需要の低さから歓迎されなくなってしまう。
また艦これの建造システムの都合上、如何なる建造レシピの時にも出現するようになっているらしく、大量の資材を投入した建造で出てきた場合は、思わずイラっと来る提督も少なくなかった。あれ?どこかで既視感が…
アイドルらしい可愛さがあるが、上記のような非歓迎ムードの影響もあって、この頃はうざかわいいの烙印を押されてしまい、資材扱いされることも少なくないちょっとかわいそうな艦娘という立ち位置に置かれた。
このため、「失望しました。那珂ちゃんのファンやめます。」と、某猫娘的なテンプレートが返されたり、逆に「よーしじゃあせいぜいこき使ってやる!」と史実の川内型には考えられない重装備を与えられ(15cm3連装砲など)奔走させられることもあった。
「やはりアイドルはいじられてナンボである」…そう考えられていた低迷期であった。
しかし、一部には当初から彼女を愛してやまない提督がいたのも事実で、こういった方々の同人活動が後に大きな変化を生むことになった。
今日はスペシャルな日!那珂ちゃんも嬉しい!(2013年9月~)
2013年5月のヒラコーショックに端を発し爆発的にユーザー数が増えていった中、MMDユーザーにより艦娘のモデルも多数作られるようになった。この恩恵でニコニコ動画ではたくさんの「プロデューサー」(提督兼任も多い)による「アイドルとしての那珂ちゃん」を見ることができるようになった。…とはいえ、当初期の奔りで不動のセンターを勤めていることも少なくなかったが。
大きな転機が訪れたのは2013年9月のことである。
「艦隊これくしょん -艦これ- 鎮守府生活のすゝめ Vol.1」の刊行にあたりきんのたま氏が描き下ろし作品のキャプションに、那珂ちゃんの持ち歌として「恋の2-4-11」という架空の曲を書き込んだのだが、これをGun-SEKI氏がMMDと実曲で本当に作ってしまったのである。詳しくは恋の2-4-11の項を参照されたいが、この作品は殿堂入りを果たすヒットとなった。
ここまでは運営鎮守府の外の話だったが、運営/開発陣もこの曲を知った後にすっかりハマってしまい、2013年の年末には公認曲として、JOYSOUND入りの快挙を成し遂げてしまった
(なお、年明けて2014年8月3日の「横浜観艦式予行」にてご本人が熱唱するまでになった)。
那珂ちゃんとメリークリスマスだよ!きゃは☆(2013年12月)
若干前後して2013年12月24日のアップデートで、期間限定で那珂ちゃんにのみサンタコスの専用グラフィックとクリスマス専用ボイスが実装された(これは艦これで初の期間限定グラであった。なお、クリスマス専用ボイスのみ長門と木曾にも追加されている)。勿論、サンタコスでの中破グラフィックも新規に描き下ろされている。
そのため、初見で「新しい艦娘か!?」と驚く提督が続出した。
当初は図鑑には登録されず、秘書艦か戦闘時のカットインでしか見ることができなかったが、運営の計らいにより図鑑にも登録されるようになった。何とも破格の扱いである(ちなみに限定ボイス内では瑞鶴のトラウマワードを容赦なくほじくり返していた)。
那珂ちゃんのみが異例の好待遇だったのは、恐らく史実でクリスマス島攻略部隊の旗艦を務めていた事に由来したものと思われる。また、この作戦で雷撃を食らって大破したためか、中破時にはプレゼントの袋に魚雷が突っ込んでいるのが確認できる。
無論「恋の2-4-11」に関しての動きも無視できないものと思われる。
那珂ちゃん改二だよ!ますます魅力的になっちゃった!きゃは♪(2014年1月~)
公式の熱は収まらず、年明けて2014年1月15日のアップデートにて、『恋の2-4-11』がカラオケ配信されたことを記念して、まさかの改二が実装されてしまった(それからしばらくのうちに川内型全員に改二が実装されたが、その中で那珂ちゃんが一番乗りでもあった)。
改造レベルはズバリ「48」である。
どこまでその路線で行くのよ…(ただし前述の通り陸軍第48師団を運ぶ輸送船を護衛した記録もある)。
改二の衣装はフリル満載の如何にもアイドルという外見となり、改造前と比べると心なしか頭身が下がっているようにも思えるが、気にするな!
で、肝心の性能の方はというと…軽巡最強と名高い球磨・長良と比較すると、火力・装甲差は僅かに-1、回避に至っては+3勝っている。
そしてその耐久値は48。「またか」と思うなかれ、この値は実装当時において文句無しの軽巡最高値なのである(2014年2月26日のアップデートで実装された神通改二の耐久値が50であるためにその座を譲る事となったが、それでも全軽巡中2位と高水準)。ちなみに古鷹型重巡洋艦の改装後と同等の数値でもある。
また、未改造時から高かった対潜値も五十鈴改二に次ぐ高水準になっている。
全体的に高水準どころか、一気に軽巡最強クラスにまで躍り出てしまった。
ついでに言うと、装備品込みで解体した時得られる資源は「燃4弾6鋼34ボーキ20」である。もっともそこまで育ておきながらわざわざ解体するのはネタ以外の何物でもないが…
川内型はもともと、軽巡洋艦として考えても北上や大井、五十鈴のように改造で化けるということもなければ、阿武隈のようにずば抜けた長所を持つということもないし…という風に捉える向きが多かったが、これは多くの提督に福音であった。
ここまで来るとゲーム的にもキャラ的にも大勢の見解が当初の那珂ちゃんのファンやめますなネタ的発想から那珂ちゃんのファンになります的立場に推移することになった。
「もう『艦隊のアイドル(笑)』なんて呼ばせない!!」
なお過去のいじりネタも相応に残っているが、当時も含めそれを苦手とする純粋なファンは多いので、ネタのご利用は計画的に。
メディアミックススマイル!
公式4コマ
公式4コマでは意外にもアイドルネタは少なく、普通に新入り駆逐艦娘の良き先輩としての描写が強い(雨に退屈してケンカを始めた天龍達から吹雪たちを庇ったり、まだ慣れてない彼女達に探検を勧めるなど)。というか初期はアイドル属性がまさかの皆無。
暗闇で「蕨」のヤブに突っ込んだ姉神通に続いて「葦」のヤブに突っ込みゲンを担いだ(?)事も。史実での経験から「輸送任務には自信がある」と豪語、それを「戦闘に殆ど出ず輸送任務ばかりしてた軽巡」と言われ、同境遇の大井、木曾と共にいじられた。
最近ではアイドルやセンターネタが少し出されてきており、高雄型が当時の進水式のラジオ中継や御召艦の共奉艦任務、そして愛宕の連合艦隊旗艦の仕事で世間から注目された事に憧れている。ちなみに軽巡寮の1人部屋暮らし。
単行本版では、那珂ちゃんがアイドル艦娘路線を目指す短編が描き下ろしで挟まれている。
扱いの酷さで言えばむしろ川内の方が上(夜戦の意味が危険な方向にシフトしてたり、損傷しないはずの演習で大破したり)。その分登場回数は川内がダントツだが。
海戦で危機を迎えた阿賀野の救援に向かい、あわや史実と同じ運命を辿る事に……と思いきや、特に何事も無く鎮守府まで引っ張って連れ帰る事が出来た。
その際にお互いの波長が合ったらしく、阿賀野とは新ユニットの可能性を見出したとか……
最近は、加賀岬で歌手デビューした加賀と張り合ったり共同戦線を張ったりしている。
鶴翼の絆
鶴翼の絆では、宴会の司会を務める艦娘として1巻から登場していたが、5巻ではメインを務める。
着任した時から歌やアイドルに憧れており、4巻の戦いが終了した後に提督から艦娘とアイドルを兼業する許可をもらい、呉で路上ライブを始めた途端、瞬く間に有名になっていった。しかし現在は戦闘任務に出る事なく、本格的なアイドルを目指して活動している。
それは、ある戦闘で護衛していた貨客船「すてびあ丸」を守り切れず大破させてしまい、交流していた子供達が全員犠牲になってしまったトラウマで海上に出られなくなってしまったという暗い過去に由来するものだった。
トラック泊地で那珂と再会した「すてびあ丸」の船員達は艦娘として復帰する事を願っており、那珂は彼らのライブステージさながらの声援を受けてトラック泊地に迫る深海棲艦との戦いに出撃。半年間も戦闘に出ていなかったため、舞風と野分のエスコートを受けつつ深海棲艦の前で歌を歌って見せる事で気を引き、艦隊の勝利に貢献した。
余談
名前の由来と聖地
彼女の名前は、かの戦車道アニメの舞台となった茨城県大洗町を流れる那珂川(間違っても九州の福岡県に流れる那珂川ではないので注意)を元にしており、大洗磯前神社には慰霊碑が建っている。神社にはガルパンの痛絵馬に加えて那珂ちゃんの痛絵馬が増えつつあるとかないとか…ただし、あくまで戦没者に向けた慰霊碑なので、ファン活動も良識の範囲内で行おう。
艦これアーケードでの踊り
艦これアーケードでは、艦娘着任時の演出として那珂が執務室の扉より奥の廊下で踊っている演出が出てくる事がある。
この演出が出る確率はかなり低く、これが発生した場合は排出されるカードが必ずホログラム加工になる確定演出となる(編集者による実証済み)。
史実
詳細は那珂を参照のこと。以下は史実とゲームとの関係を記す。
※1944年2月17日、トラック島を出航した直後に敵攻撃を受け艦首が破断し轟沈した。被弾小破時に「きゃあ!顔はやめてー!」と叫ぶのはこのためと思われる。
那珂ちゃん、関連イラストはいりまーす!
那珂ちゃんだって、時には泣きたくなる時もあります…
遂に路線変更?
提督に関連タグのご連絡です。
五十鈴(艦隊これくしょん):第二次大戦中、同じ戦隊に所属していたことがある。
朝日(艦隊これくしょん):第二次大戦中、大破した那珂ちゃんを応急修理により救った艦隊の大先輩。何かと気を遣ってくれる。
桃(艦隊これくしょん):自称「丁型駆逐艦のアイドル」。史実では那珂戦没後に就役している。
前田敦子:「ゲームがつまらなくっても~」の元ネタ。
・二次創作
・他のゲームのアイドルキャラ
殺せんせー:上述と同様のパロディとして「先生のことは嫌いになっても暗殺のことは嫌いにならないでください」という台詞が存在する。
堂馬広登:竜宮島のアイドル。
スマートファルコン(ウマ娘):PC版がDMMからリリースされている別のゲームにおけるアイドルを目指している子。
P38:他のゲームにおけるアイドル気取りのキャラだがその理由は元々バーチャルシンガーをしていた経験があったからである。