概要
高雄型とは
※ここではブラウザゲーム「艦隊これくしょん」の「高雄型」について記す。
艦隊これくしょんの高雄型
ゲーム中では重巡洋艦娘の中でも高性能な部類になり、クエストの中にはこの4人を中核とした艦隊でボスを討伐するものもあるため、どの提督も必ず一度はこの4隻を見る事になるだろう。
高雄と愛宕は初期ステータスに優れ、摩耶は対空能力、鳥海は火力面が高く、4人とも抜きんでた性能を誇るため、編成・出撃任務の終了後でも一線級の戦力として活躍が期待できる。その分他の重巡に比べ、(特に高雄と愛宕は)燃料・弾薬の消費がかさむ傾向にあるので、彼女らに頼りすぎていると資材がマッハで消えていく事になる。
甘え過ぎにご用心。
なお、pixivでは高雄と愛宕のツーショットで描かれている場合は高雄姉妹のタグが付けられる事が多く、摩耶と鳥海の場合では摩耶鳥タグが付く。
姉2人の服装の違いや大艦巨乳主義のせいか、意外にも姉妹4人が集合したイラストの投稿数は少ない。
が、摩耶は改造Lv18で対空能力の強化、鳥海は三川艦隊編成必須のためお世話になった提督は多いだろう。
史実の項で解説した通り、高雄と愛宕、摩耶と鳥海では改装の有無によって相違点があり、担当イラストレーターが異なるのもそうした違いを反映したものであろう。
公式の4コマ漫画でも高雄が「似てないけど私たち姉妹なのよ」と語る場面がある。
その一方で、愛宕は「(妹が)鳥海ちゃんだけなら違和感薄いんだけどねぇ」とも語っているが、これは史実の摩耶が改修により艦橋周辺に多数の対空機銃を増設し、シルエットが他の高雄型とは大幅に変わってしまったためであろう。
高雄型姉妹は『side:金剛』のドラマCDにも登場しており、声帯の妖精さんが4人(金剛姉妹を含めると計8人)の特徴を通しで演じ分けるという熱演を披露した。
2013年12月に行われた『蒼き鋼のアルペジオ』とのコラボイベント「迎撃!霧の艦隊」では、高雄型を模した霧の重巡洋艦・タカオとマヤもゲスト出演し、特にタカオはプレイヤー艦隊でも使用可能で重巡とは思えないチートぶりを発揮していた。
アーケード版では全員魚雷を手で投擲する。
所属艦娘
高雄
朗らかで生真面目な一番艦。
妹の愛宕とは対照的なしっかりものだが、セクハラに対しては隙の多い面も。しかしいざ戦闘になれば頼り甲斐のある数々のセリフと共に、改時点での重巡最強クラスにしてネームシップにふさわしい戦闘力を発揮する。
妹の愛宕同様、重巡改としては最高峰のステータスを誇るが、さすがに改二重巡には負ける。
実は現在までに実装されている全艦娘中わずか二人しかいない、邂逅した際のセリフで提督を褒める娘の片方でもある(ちなみにもう片方は伊19である)。
愛宕
能天気でゆるい雰囲気な二番艦。
有名な「ぱんぱかぱーんっ!」の台詞は中の人のアドリブだったりする。
実は高雄型としては最初に竣工(ただし進水は高雄が先)したため、高雄型ではなく愛宕型と呼ばれたりする事もある。元々包容力のある人格であるため、たまに高雄より姉っぽく振る舞うこともある。
摩耶
番長気質な三番艦。
ストレートに感情表現するタイプで、口が悪いのと重なってどこかの駆逐艦娘みたいに粗暴に見えるが、根は素直な娘。
対空の最大値は89と、通常59-69である重巡の最大値を大きく上回る対空番長。改二重巡すら彼女には及ばない。
2015年3月13日のアップデートにて、高雄型で最初の改二となった。詳しくは摩耶改二へ。
鳥海
頭脳明晰で物静かな四番艦。
中の人やメガネ属性、ゲーム中での頭脳派主張、末っ子だが実は火力が姉を超えて同型艦で最高、同艦級の中でも武闘派なエピソードを有する(彼女の場合はアイアンボトムサウンド=鉄底海峡の生みの親)など、某戦艦娘と共通する部分が非常に多い。
ただしこちらはロングヘア。
2015年3月27日アップデートで改二が(更に航巡変更なしで初の改装設計図必須艦)実装された。詳しくは鳥海改二へ。
※蛇足だが、史実では旧日本海軍の艦艇類別等級表など、鳥海、摩耶を書類上それぞれ三番艦、四番艦とする文献もあり、「軍艦の散りぎわ」などでもこの説が採用されている。
改二で摩耶も鳥海も互いを呼び捨てするようになり公式的に「双子」という事になった
高雄型in海上自衛隊
戦後、鳥海の名が真っ先に海上自衛隊の護衛艦名として復活した。米国以外で初めてのイージス艦であるこんごう型護衛艦の四番艦で1998年に就役した「ちょうかい」がそれである。また愛宕も、同じくイージス艦で2007年に就役したあたご型護衛艦のネームシップ「あたご」として受け継がれた。いずれも現役にある。さらに、摩耶もまた2018年7月30日に進水した新型護衛艦のネームシップに「まや」と命名された事で名前が継承された。
こんごう型、あたご型ともその外観から(史実の)高雄型重巡をほうふつとさせ、「こんごう」がまだ三菱重工長崎造船所で建造中、「ジェーン海軍年鑑」に「日本、高雄型を建造中」と記されたほどである。その「うわさ」は「ちょうかい」の就役により、ある意味現実のものとなった・・・が、当の「ちょうかい」の建造先は先代が建造された三菱長崎ではなく、石川島播磨重工東京工場である。ただ同工場が2002年に閉鎖され、続くあたご型の建造が三菱長崎に戻ったため、「ちょうかい」は結果的に海自最初で最後の江戸っ子イージス艦になった。ただし、「まや」が建造されたジャパン・マリンユナイテッド横浜事業所磯子工場はこのIHI東京工場の流れを汲む造船所である。
残る高雄の名は復活していない。
関連イラスト
関連タグ
高雄(艦隊これくしょん) 愛宕(艦隊これくしょん) 摩耶(艦隊これくしょん)/摩耶改二 鳥海(艦隊これくしょん)/鳥海改二