モチーフ元については摩耶(重巡洋艦)を参照。
図鑑データ
「よ！アタシ、摩耶ってんだ、よろしくな。」
おう、行くぜ！概要だ！
中破以上での入渠の際の台詞からイメージが悪くなりがちだが、改造や近代化改修の台詞から見るに飾り気がなくポンポン言葉が出るだけで、曙らのような提督に対して当たりが強い性格だというわけではない。
その証拠として「アタシの力を存分に引き出してくれて、ありがとな。これでも…感謝してるんだぞ？」と、とても素直に礼を言ってくれるなど思った言葉を包み隠さず言う「竹を縦に割ったような」サバサバした性格である言動が挙げられる。
前述の中破時の台詞にしても「こんなになるまでこき使いやがって」と前にあるので、小破以下ダメージからの連戦等が想定される。
イベント海域や後半海域での開幕事故はエア姉妹のようなものでご愛嬌。
小破時に入渠すると「アタシ引っこめて、艦隊は大丈夫か？」と艦隊を気に掛ける様子から、仲間思いの性格である事が窺える。
それでいて節々にかわいらしさも見受けられ、進軍中に資材を発見すると心から嬉しそうに「やったな！」と一緒に喜んでくれる。
良くも悪くも悪友的なキャラ付けが成されており、提督によって評価が分かれる艦娘である。
また、『side:金剛』の特典ドラマCDでは、金剛姉妹の入渠（入浴）中にこっそり艤装のカチューシャを入れ替えるイタズラ好きな面を見せている。
長期間、追加ボイス等の実装が無かったが、2015年2月6日のアップデートで遂に鳥海と共に期間限定の母港用、戦闘用バレンタインデーボイスが追加された（尚、二種類追加されたのは金剛型と摩耶＆鳥海だけである）。照れながらも提督にチョコレートを渡していたり、実は甘いものが苦手なことがわかる。
2015年3月13日のアップデートで改二が実装された。詳細は摩耶改二へ。
容姿、みなぎってきたぜ！やるぞ！
鳥海共々、大艦巨乳主義の権化ともいえる高雄や愛宕に押されがちだが、摩耶自身も男勝りな性格とは裏腹に通常絵の時点でたわわな膨らみを想起させる谷間が胸元から覗くなどスタイルは良い。
むしろその衣装と姿勢もあってすっさまじく形が良いのがよくわかり、「大きさでそれなり以上の美乳」という一部のおっぱい星人に限らず万人受けしそうな胸と体形である。
ちなみに鳥海共々身に着けているこのセーラー服、スク水と同じ素材で作られているとの事。
また、鳥海とは逆の左脚に錨の様な形状のブーツを履いている。
利き手に関しては特に言及されていないが、『提督の冬休み』にて公式絵師パセリ氏が描いた摩耶は左手で箸を持っている。
鳥海とは史実での竣工日が同じであり、双子のような関係となる。
他の例だと、同一竣工日の村雨と夕立が双子としての要素を込めたデザインであるとデザイナーから言及されている。
名はモチーフ元が建造された川崎造船所の神戸造船所がある神戸市の『摩耶山』に由来する。とはいえ他の多くの神戸建造艦と同様、別に関西弁を話すわけではない。
また、モチーフ元の重巡の艦名の由来が、同じ摩耶山でも山形県鶴岡市にある標高1020mの山であるとする説もある。山形の摩耶山はあつみ温泉からさらに奥地に入った新潟県村上市との境に近い場所にあるが、庄内地方の中心にある羽黒山をはさみ、鳥海山と正反対に位置する。つまり「山形の摩耶山が由来」であるとする異説にのっとれば、鳥海と摩耶との性格が正反対であるのもむべなるかな、というわけだ。羽黒の立場やいかに…
また、『摩耶』とはサンスクリット語で「幻力」を意味し、かの仏教の開祖のお母様の名前にもなっている事から慈悲深い人に育つよう、願いを込めて女の子に名付けられる事が多いありがたいお言葉で、（神戸の）摩耶山の山名も、山頂にある忉利天上寺でそのお母様を祀っていることに由来する由緒正しきものである。よって摩耶は日本艦にしては珍しく、人の名を戴いた艦とも解釈できる。
そんな慈悲深い人物の名前を戴いているが故に仲間思いな性格をしているのかもしれない。
また、どうでもいい余談ではあるが、近年の学説では仏教の開祖のお母様の名前である『Māyā』とは実は母を意味するmātāの俗語形ではないかという説もある。そう考えると摩耶は名前的な意味ではお艦と言えなくも…ない。
ちなみに、摩耶はマリアナ海戦前後で艦内に小猿を飼っていた事があるのだが、奇しくも摩耶の名前の由来になった人物の息子である仏教の開祖が有名な伝奇小説で山に封印した動物も猿である。何とも奇妙な巡り合わせだ…。
摩耶様の性能、喰らえ～っ！
姉の高雄や愛宕と比べると雷装は低いが、そのかわりわずかに火力で勝る。
改造を行うと対空能力が急激に跳ね上がるという特性（史実で実際に対空兵装の増設が行われた事に由来）があり、対空戦力として優秀な存在となる。
その荒々しい性格も相まって、ついた異名は対空番長。
そんなわけで彼女を対空武装で針鼠化させておくと便利であるが、2014年11月に実装された対空カットイン射撃については、発動条件を満たしやすい「10cm連装高角砲＋高射装置」を装備できないこと、三式弾も戦艦用の大口径主砲との組み合わせでなければ条件を満たせないことなどから、他艦種に比べてカットイン発動条件を満たしづらいという難点も。
ただし対空の高さから、条件を満たしさえすればカットイン率は高いようである。
ちなみに史実の対空兵装強化は非常に徹底しており、艦橋や煙突を取り巻くように、戦艦と見紛うばかりの凄まじい数の高角砲・対空砲が設置されているので、興味があれば模型や写真等で見てみるといいだろう。
戦艦でもここまで徹底した対空兵装を備えているのは戦争末期の戦艦金剛、戦艦榛名や伊勢型、大和型くらいのものである。
その針山のような対空をさらにパワーアップさせた防空巡洋艦としての改二が2015年3月13日に実装された。
改造可能レベルもLV18と他の重巡よりも一回り低く設定されており、流石にレベル10で改造可能な最上には及ばないものの、単純に早熟戦力として見ても非常に優秀。
更に改造時にはお役立ち装備の21号対空電探まで持ってきてくれる。
火力も高めだが、その割に摩耶自体のレアリティは低めなので、着任したての新任提督からランカーの熟練提督まで幅広く愛用されている。
また、改装の際にバルジ（排水量を増加させるための膨らみ）も増設されており、公式4コマ等でしばしばネタにされることも…
レイテと潜水艦が苦手なのは、ご多分に漏れずレイテ沖海戦の前哨戦にて米潜水艦デース（Dace,SS-247）に撃沈されたため。
公式4コマでもこれを引きずっており、怒りの形相で伊168や伊58を睨み付けて泣かせた潜水艦トラウマ組である。
海上自衛隊の「まや」様。
2018年7月30日、27DDG」のコードネームで知られる新型護衛艦（イージス艦）を「まや」と命名、神奈川県横浜市にあるジャパンマリンユナイテッドの造船所（JMU横浜事業所磯子工場）で進水した。（当代で3代目）
全長170メートルで排水量は8200トン、乗員数は310人で、海自護衛艦で初めてCEC（Cooperative Engagement Capability、共同交戦能力）」を搭載。
これは護衛艦や潜水艦、航空機などがネットワークで結ばれ、各々が捉えた敵情報を共有しようとするもので日米又は日豪など同盟国同士でリンクし情報共有することが可能になる。
日米が共同開発中の新型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」の発射能力も就役当初から備える予定で、防空に磨きをかけたばかりか、対潜水艦にも対処する能力が与えられている。
令和2年3月19日「まや」が自衛艦旗を掲揚し、護衛艦としての第一歩を踏み出した。
関連イラストだってさ。可愛がってやるか！
提督、関連タグだぜ？
摩耶/摩耶改二
川崎重工業：同社の神戸造船所では現在海上自衛隊の潜水艦を建造している。
曙(艦隊これくしょん) 羽黒(艦隊これくしょん) 霞(艦隊これくしょん)
摩耶駅（Wikipedia記事）：JR西日本東海道本線（JR神戸線）の駅。「東灘信号場」が旅客駅化されたもので、艦これサービス開始後初の艦娘と同名の駅開業の事例となった（cf:鉄道これくしょん）。ダイヤ乱れ時の運転整理の改善を目的として神戸方に渡り線が設けられたほか、列車の回生電力をそのまま駅の電力として活用できる「直流電力変換装置」や太陽光発電システムが設置された。
