対空砲とは、空中にある目標、すなわち敵の軍用機に対するための火砲。
詳細は高射砲を参照。この二つの用語は、ニュアンスが多少異なるのみで、指すものはほぼ同じである。ただし、高射砲は一般にいわゆる大砲を高空の目標に打ち込む第二次世界大戦ごろまでの兵器を指すのに対し、対空砲は戦後の地対空ミサイル発達を受けて、ミサイルが苦手とする低空を大口径機関銃によってカバーする仕組みである。機関銃にはかなりの重量があり、またレーダー発達後はレーダーシステムとの連携も必要なので、陸上では自走化して自走対空砲としていることが多い。