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曖昧さ回避編集

  1. 【Катюша】ロシア語の女性名エカテリーナあるいはエカチェリーナ愛称。以下の用法は、直接・間接にすべてこれに由来する。
  2. トルストイの小説『復活』のヒロインの名前。
  3. 髪留め髪飾りの一種。ヘアバンド本項で解説
  4. 1938年にソビエト連邦で作られた楽曲。本項で解説
  5. 第二次世界大戦ソ連軍が用いた自走式多連装ロケットランチャー。→カチューシャ(兵器)
  6. アニメ『下級生2』の発表時に結成された声優ユニット。
  7. アニメ『ガールズ&パンツァー』の登場人物。→カチューシャ(GuP)

髪飾り編集

英語ではアリスバンド"Alice band"。『鏡の国のアリス』の主人公に由来する。

素材プラスチック金属製など。狭義では硬質の"C"型のものを指し、軟質のものはC状だと外れてしまうのでゴムで繋がってリング状になっており、カチュームと呼び分けることもある。

前髪や横髪を押さえる為に使用されるものの他、髪に何も付けないのが物足りない時に付けられることもあり、頭皮に引っ付くような不快感を与えないものや柔らかいもの、男性用のものもあり、ヘアゴムよりも装着と取り外しが楽で、敷居が低い髪飾りである。


日本では大正時代トルストイの小説『復活』を題材にした演劇がヒットし、劇中歌「カチューシャの唄」も流行した。「カチューシャ」は小説のヒロインである「エカチェリーナ・ミハイロヴナ・マスロワ」の愛称である。

演劇で松井須磨子が演じたカチューシャがこの形のヘアバンドを付けていたことが由来とされているが、当時の様子を収めた写真や演劇の台本にはそれらしき様子は確認できない。

しかしヒットを理由にヘアバンドを始め「カチューシャ」の名を付けた様々な便乗商品が売り出されたのは事実である。

そのため、通じるのは日本だけである。


ソビエト連邦の楽曲編集

作詞:ミハイル・イサコフスキー

作曲:マトヴェイ・ブランテル


出征した兵士を思い、恋人カチューシャが歌うという内容。

日本ではロシア民謡と見なされがちだが、作詞者・作曲者が明らかなので流行歌(ポップ・ミュージック)である。

元々の歌詞は2番までで、カチューシャの恋人が赴いたのが戦地であることを示唆する描写はなかった。しかし当時の世界情勢を反映する形で発表段階で3番と4番が追加され、事実上の軍歌として認識されるようになった。

1941年6月の独ソ戦以降は出征した兵士をたたえる歌となり、女性兵士を讃える「兵隊カチューシャ」などの替え歌も作られた。ロケットランチャーのカチューシャの由来はこの曲のヒットによるものとされている。


戦後は東側諸国を中心に広まり、中国語ベトナム語ドイツ語のバージョンもある。

またイタリアでは独自の歌詞が付けられたパルチザンの歌「風は鳴る」として歌われた。

日本では1955年に安藤まり子が歌唱したものが日本コロムビアから発売(訳詞:関鑑子)。1959年のNHK紅白歌合戦では森繁久彌が歌っている。

歌詞は恋人が出征したことを示唆する歌詞が削除されたのを除けば概ね原詩に忠実になっている。

テレビアニメ『ガールズ&パンツァー』では第8話で原語版をカチューシャノンナが1番と2番を歌っている場面があり、サウンドトラックではフルコーラスで収録されている。

ゲーム音楽としては1988年にテクノスジャパンから発売されたファミコンの『熱血高校ドッジボール部』の対それん(ソ連)戦のBGMとして使用された澤和雄編曲のものが有名だが、「コロブチカ」のイメージが強い『テトリス』でもBPS(ビーピーエス)から発売されたファミコン版でラウンドクリアBGMとして使用されている。


関連イラスト編集

告白すると十七歳の色気りっちゃん

ヒトミミバンドSketchs


関連タグ編集

髪留め 髪飾り アクセサリー

女の子/レディース(こっちが多い) メンズ

ヘアバンド カチューム ミッチーバンド サークレット リボンカチューシャ

ヘッドドレス ホワイトブリム

付け耳 ねこみみ 猫耳カチューシャ うさみみ うさ耳リボン

ヘッドホン / ヘッドホン娘 耳当て ゴーグル / サングラス(額の上にかけた姿)

カーチャ

外部リンク編集

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