概要
昭和時代を代表する、伝説の俳優・歌手・コメディアン。日本放送協会(NHK)のアナウンサーも経験。
1913年5月4日、誕生。
1939年、NHKの試験に合格して入局し、アナウンサーになる。
戦後は数々の映画とドラマに出演していく。まず、1947年に映画初出演。1949年にムーラン・ルージュ新宿座に入団。演技にアドリブを混ぜて演じていき、当時のコメディアンとは違う存在で注目を集めた。
1956年に始まった映画「社長シリーズ」と、1958年に始まった映画「駅前シリーズ」で主演を務める。
1957年から始まったラジオ番組「日曜名作座」で、加藤道子と共に2人だけで出演し、役に合わせて声色を変えて演じた。
1959年から、1965年まで、7年連続で「NHK紅白歌合戦」に出場した。
1967年から1986年まで公開された、ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」のテヴィエ役で出演。
1976年から始まった、『徹子の部屋』の初回放送にゲスト出演。13回ゲスト出演していた。
1983年に公開された映画「小説吉田学校」で、吉田茂を演じる。
1990年に妻が、1999年に長男が先立たれてしまう。
1991年に文化勲章を授与。
1997年に公開された映画「もののけ姫」で、乙事主を演じる。
2000年以降、様々な病を経験し、2009年11月10日、老衰のため急逝。96歳没。3年後に亡くなった桜井センリと森光子、5年後に亡くなった高倉健と命日が同じ。
没後、国民栄誉賞が授与された。