※本記事には実在の芸能人への一部偏見・不信かつ排他的といった不愉快な文章が含まれています。ご注意ください。
概要
広義では伝統芸能を披露する人を含む。しかし、現代においては舞台芸術からマスコミへの移行に伴う大衆娯楽の変化により、20世紀以降に観客と直接対面せずテレビ、ラジオ、映画、レコードなどで芸を披露する人々を指す場合がほとんどである。後者の中でも、テレビや映画、ミュージックシーンにおいて芸を披露する人々を主に「芸能人」と呼称する。ただし、現在では特に芸を持たずテレビなどで有名になった人物なども芸能人と呼ぶことがある。YouTuberなど、動画サイトを使い個人で活動している配信者も、芸能人と言っていいだろう。
pixivにおいても、たくさんの有名人・芸能人の似顔絵およびデフォルメ化したイラストが投稿されている。
職業としての立場
芸能人のほとんどがいわゆる芸能事務所に所属するが、事務所と雇用契約を結んでいる芸能人はほんの一握りである。大半は「専属マネジメント契約」という委託契約を結び、税法や労働基準法上では「事業所得者（個人事業主）」に該当する。
これは芸能人の労働時間が一定ではなく、報酬の支払形態が原則として完全歩合給であるなど、雇用制度に馴染まないためであると考えられる。芸能人の立場から見れば、給料制よりも売れた分に比例して自身の商品価値に見合う報酬が得られるメリットがある。しかし、裏を返せば雇用保険・最低賃金といった制度の保証が全くない上に、一部例外はあるものの労働組合も基本的に存在せず、労働者としては不利な立場にある。そのため、副業（アルバイト）で稼いだり、ファンのヒモとして日々食いつないでいる芸能人は多い。
事実上は個人事業主であるため、建前として所属事務所からの指揮監督を直接受ける立場ではない。しかし、通常は所属事務所の従業員であるマネージャーが常に付き添うため、間接的に指揮監督を受けていると言える。
売れている芸能人は常に大衆の目にさらされる職業であるため、事務所との契約によって公私にわたり様々な制約を課されることもある。そのため、自由業者でありながらサラリーマン以上に不自由であると見ることもできる。また、しばしば一発屋のような売れ方をするなど、収入が安定しない。かと言って、年収が億単位のスターになるためには相応の覚悟が必要になる。
また、一芸を持っていれば良くも悪くも社会に馴染めなかった人でもなることができるため、アングラな仕事に手を出していたり、ヤクザなどと連なる黒い人脈が取りざたされる者も少なくない。そこまでは行かなくとも「可憐で清純なイメージの女性アイドルは、実は傲慢で高飛車なタイプが多くを占める」などと性格の悪さがしばしば噂されることもある。
このため、コンプライアンスが重視される昨今の風潮に馴染まず、度々トラブルを起こすことも珍しくない。刑事事件やBPO案件となり、番組やCMが打ち切りになるケースも散見される。さらにネット社会の発展により、芸能人が不祥事を起こした際には爆発的な速度でその情報が拡散されるなど、かつて芸能人が与えていた影響力は低下している。
もちろん潔白な芸能人も数多く存在する。タモリをはじめ社会人経験を経て芸能界入りした者には社会通念上のルールやマナー、コミュニケーション能力が備わっており、末永く活躍しやすい傾向にある。
関連タグ
ネットイナゴ：個人差ではあるが、実質芸能人の天敵。
