概要
人物の姿、特に顔を似せる意図のもと描かれた絵を似顔絵と呼ぶ。
[↑[[毛沢東]]主席の似顔絵]
pixivでこのタグがついている絵は、有名人、芸能人、実況者、歌い手、アスリート、作者の友人や知人、町で見かけただけの人などといった実在の人々、あるいは役者により顔出しで演じられている実写のキャラクターを描いた絵が大多数を占めるが、その外にもマンガなど元から絵であるキャラクターを描いた絵や動物を描いた絵などがある。ただ漫画家や小説家などのクリエイターや声優本人の似顔絵の場合、人物名で検索すると手掛けた作品や演じたキャラクターのイラストだらけなので、本人を描いた場合は似顔絵タグを付けておいたほうがいいかもしれない。
上で触れた様に肝心なのはあくまで顔なわけだが、全身図のものも珍しくない。
あえてデフォルメして描く場合も少なくなく、似顔絵作家の針すなおや東京タワーで観光客の似顔絵を描き続けた平二郎などが知られる。また、漫画家がコメントや近況を報告したりする際に、アバターのような似顔絵を描くことが多い(そして彼らが、自分の作品に登場することもある)。
由来
「似顔絵」という言葉が生まれたのは江戸時代で、今で言う「俳優のブロマイド」のようなものにあたる「役者絵」の中で、題材である役者の外見的特徴をとらえ明確にその人物と認識できるように描かれたものが似顔絵と呼ばれた。
それまでの役者絵では役者の特徴は無視されていて、何の役柄かは分かってもどの役者かの判別は絵からは全く出来ないのが普通だったそうである。
ナマモノとの違い
似顔絵も実在人物を扱った作品ということでナマモノと一括りにされがちだが、両者には大きな隔たりがある。
似顔絵は描き手の妄想があまり入り込まず、本人・関係者に見られても平気なもの(むしろ見てもらいたいもの)、ナマモノは描き手の妄想が入りまくったために、本人・関係者に見られたくないものという違いがある。