ピクシブ百科事典

ナマモノ

なまもの

【曖昧さ回避あり】実在の人物を題材にした同人ジャンルのこと。
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曖昧さ回避

  1. 加熱塩蔵などの加工をしていない食品。特に魚介類について言う。
  2. 陳腐化が早くすぐに価値の下がる工業製品に対する俗称生鮮食品(なまもの)が早く売らないと価値が下がってしまう、または売り物にならなくなることとかけた俗語。
  3. 柴田亜美漫画南国少年パプワくん」および「PAPUWA」に登場するパプワ島の生き物の総称。そこから転じて、得体の知れない珍妙な生き物を指して言う言葉。
  4. メルティブラッドシリーズにおけるネタカオスの権化の事。最近では別次元にも増えた。
  5. 実在の人物を題材にした同人ジャンルや、同人誌などを指す隠語



ここではについて記述する。

概要

「実在の人物」を題材にした二次創作のこと。
そのようなネタ、および同人ジャンル、同人誌などを総称した隠語である。
生モノnmmnとも表記され、海外ではRPS、RPFなどの略称がある。

タレントスポーツ選手俳優声優芸人など題材は様々。
最近では歌い手踊り手生放送主実況者動画投稿者(YouTuber等)、アマチュア声優バーチャル系動画投稿者も題材にすることがある。

その人物単体を萌え・同人的な観点や視点で扱った作品のことも指すが、ナマモノ活動の中心となるのは、男女カップル表現(NL)を含む、恋愛系のネタである。
特に、有名人同士を妄想恋人設定などにして楽しむ同性愛ネタ(腐向け/BL)表現が大半を占める。日本ではBL表現に比べると比較的主流ではないがGL表現も人気である。

対象となる人物は本尊と呼ばれることもある。
日本においてもその歴史は古く、最古のナマモノは源氏物語とも言われ、江戸時代には歌舞伎役者を扱った浮世絵が存在し、同人シーンにおいては1980年代の同人バブル期には、既にジャニーズスポーツ選手などを扱ったナマモノ同人誌が即売会に並んでいた。
また同時期に流行した、「魔界転生(原題:おぼろ忍法帳)」や「帝都物語」などの歴史人物を題材にした伝記ジャンル作品が後述する作品に影響を与えた影響も大きい。

2000年代からは、萌え美少女化(美青年化)ジャンルが台頭するようになり第二次大戦時のエースパイロット達を美少女化したストライクウィッチーズ、歴史上の偉人が英霊となって召喚されたサーヴァントとそれを従えるマスター達の聖杯を巡る戦いを描いたFateシリーズ、実在の文豪の名を持つ人物が登場する文豪ストレイドッグス文豪とアルケミスト、果てには競走馬を題材にしたウマ娘プリティーダービーのような一風変わった物(?)から、公式がナマモノと化したジャンルも登場するようになった。

DMM.R18ではAV女優を題材とした実写ソーシャルゲームがいくつかサービスされており、作品によっては学園ものだったりバトルをしていたり……と言うケースも存在する。ある意味で公式がナマモノ作品を作っているという典型例と言えるだろう。
(この事例に関しては肖像権関係をクリアしているので、公式二次創作と言う位置づけかもしれない)

問題点

実在の人物を題材にするという特性上、批判も存在する。
また、題材にする人物が未成年だった場合など、表現内容次第では論争になりうる可能性をはらんでいる。
2017年の時点では、今のところ目立った問題の発生や判例はないものの、題材にされた本人ないしその所属団体などから名誉毀損等の訴訟も十分ありうる話である。

エゴサーチをしている芸能人も多いため、ふとした所からナマモノの話題が目に入るケースは多々ある。自分を題材にした腐向けイラストなどを、自身の公式Twitterアカウントにあげたような例もある(※某ハリウッドのスターである)
日本歌手のように「自分をネタにした薄い本がほしい」とかジョークやシャレにする人もいるが、このようにネタにして笑い飛ばす人間も存在する(というか、このインターネット社会で把握していないわけがない)。

人物には当たらないが、競走馬という直近まで存在したor現存する上に背後に存命の多数の関係者が関わる為、事実上のナマモノジャンルの様相となっているウマ娘プリティーダービーにおいては、Cygamesよりウマ娘の二次創作に関して注意喚起を呼びかける告知がされている。

禁止例

このような事情もあり、(許諾外の二次創作の投稿を禁止している)小説家になろうでも第二次世界大戦を一区切りにして存命の著名人を題材にした作品の投稿を禁止している。これに関しては(仮に)一次創作であっても例外ではないので注意。
(参考リンク:二次創作の投稿に関して(小説家になろう)

カクヨムに関してはナマモノの投稿禁止を明言しているような規約はないが、ジャンル的な事情(二次創作)もあって投稿は推奨されない。最初から許諾対象外の二次創作は禁止している為、仮にユーザーから通報された場合は即削除となる。
(その為、削除対応はなろうよりは対応が遅い傾向がある)

ハーメルン(小説投稿サイト)では、いかなる作品であってもナマモノに該当する作品は禁止されている。

pixiv内でも投稿には配慮が必要とされるジャンルだが、特に一次創作以外の投稿を禁止しているピクシブ文芸へ該当作品を投稿するのは避けるべきと考えられる。
(人気の二次創作の場合、小説デイリーランキング上位入りが容易、仮にランキング入りした際への対応が遅い、それが影響して二次創作小説が数日~1週間はランキング入りする為である。こちらに関しては、実際にランクインした事例も報告されている。)

該当ジャンルをどうしても……と言う場合は、ピクシブ文芸のチェックを入れないのがトラブル回避等の点からも有効だろう。

DLSiteでは(当人の合意を得ているか、萌化・声優ネタなど肖像権などを侵害しないものはともかく)存命中、または最近亡くなられた人物を題材にした創作物は禁止されている。

DMM(現FANZA)では、ナマモノに当たる創作物は禁止されている。

アリスブックスでは、現在存命中の実在の人物を扱った創作物は取り扱いがなされない。なお、アリスブックスはポケモンジャンルも禁止している(補足すると、ポケモン同人誌事件は背後に暴力団がいると思い込まれて捜査された経緯があるので特定のジャンルが危ないということとは無関係である。参考まとめアーカイブ)。

メロンブックスではナマモノ同人誌の取り扱いはなされないが、とらのあなでは禁止するジャンルはないとの事であるが、ジャンルもあり委託はあるにはあるが他のジャンルよりかは少ないようである。

対策

上記の問題を回避するため、本人や関係者、一般のファンなどの目に触れないようにするといったスタンスを取っている人が多く、そうした配慮を厳重にすることがナマモノ同人活動における一般的認識となっている。

具体的には以下の防衛手段がある。

  • サイトが検索エンジンに引っかかることがないよう検索避けをする。
  • サイト(ブログ)にパスワードを設定する
  • pixivで活動するならマイピク限定で公開する、Twitterなら鍵をかける。
  • ナマモノ同人誌等を題材にした本人に送りつける事など、言語道断である。

しかし、本人が自分を題材にした同人誌を送りつけられるケースは結構多い。
ナマモノ活動を嫌っているファンが、嫌がらせ目的でわざと送りつけるなどの例もあるからである。最も、公式も把握していない訳ではなく、そのような手は把握しているので同人誌を送り付けられてもスルーされる運命であるが。本人だけでなく、一般ファンの反感からの自衛のためにも、重ねた配慮をする人も少なくないジャンルなのである。

pixivに見る活動

pixivでは「ナマモノ」タグをつけているだけのイラストも散見されるが、本人達の名前CP名や「腐向け」タグを堂々とつけるのは本来、好ましいことではない。
漫画形式にしてサムネイル表示されないよう工夫をする等の手段もある。

ニコニコ動画における「実況」などの顔を出さないジャンルにおいても同様で、「から姿を想像して描く」以上の領域に踏み込むことにも注意が必要で、表現内容によっては本人に多大な嫌悪感を与えてしまう可能性がある。
pixivのアカウントを持っている実況主も少なからず居ることを忘れずに。
検索に引っかかるpixiv百科事典にCPの項目を作る行為などもなるべく避けるべきである。

扱っているのは、他の二次創作同様問題点もあるジャンルであることを忘れないようにしよう。
二次創作の問題点については二次創作の項目も参照のこと。


最後に

純粋に好きなものを自分の好みの表現を通じて形にしたい、好きなアーティストさんを自分なりの表現を通じて応援したい。それ自体はもちろん大いに結構なことであるが、ナマモノは大きな問題に発展する可能性を抱えたジャンルであることを忘れてはならない。

もちろん、問題に発展しかねないのはナマモノ限らず、他のどの二次創作ジャンルにも言えたことであるため、ナマモノだけをピックアップして腫れ物に触るかのように危険視する必要はない。
しかしながら、施すべき配慮が見受けられていない事例も多いのも事実であり、ユーザー個人個人のモラルが問われていることを意識する必要がある。

題材にされたご本人がそうした作品を目にした時、果たしてどう思うのか。自分の好きなことに没頭して熱中する前に、そのことをまず、相手の目線になって冷静に考えて頂きたい。題材にされたご本人、そしてナマモノについて知らない、もしくはナマモノという表現を好まないファンの人たちの気持ちを十分に汲んだうえで、要らぬ軋轢や事件などを巻き起こさないよう、厳に注意した上で創作活動をして頂きたいと切に願う。
それが納得いかないのであれば、自ら自分の人権の一部を放棄すれば良い。
あなたは自分自身がそういう扱いをされたら容認できますか?
行為を正当化する道そのものはあるが、それは同時に自分の身の破滅でもあるのだから。



表記ゆれ

生物 生モノ 生もの なまもの 

関連タグ

二次創作 同人 RPS 半生 三次元
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ウマ娘

ネットイナゴ・・・その行動から、見方を変えれば、人権肖像権人格権著作権を法治国家の国民として法律で保護される事を、ネットイナゴ達は自ら放棄しているとも言えなくはないので、ナマモノの最上級題材。

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