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藤岡弘、

ふじおかひろし

初代仮面ライダー・本郷猛の役で有名な日本の俳優。読点(、)も含めての芸名である。
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概要編集

日本俳優。初代『仮面ライダー』を演じたことで有名。武道の達人であり、心身ともに現代に生きる侍。

1946年2月19日生まれで、愛媛県出身。

仮面ライダー遊びの道に魂込めた一人の男が今日も行く


読点を付けている理由は後述。


人物編集

空手居合道初段、柔道三段、抜刀道・小刀護身道四段、刀道七段・教士。幼少の頃には父親から家伝の武術を叩き込まれた現代の

国民的ヒーロー『仮面ライダー』こと本郷猛の役で一躍有名人となり、他にも映画日本沈没』では主役を演じ、セガサターンのイメージキャラクター『せがた三四郎』でブレイクをかまし、『藤岡弘、探検隊』ではお茶の間を沸かせた。その人気は未だ衰えることを知らない。


ボランティア活動にも注力しており、民間ボランティア団体『グローバルレインボーシップ』の理事として、ボランティアに加え、宗教、政治といった分野でも国内外問わず幅広く救済活動を行い、青少年育成や防犯のための講演会活動も精力的に行っている他、武術武士道を通して世界平和を目指したいと提唱し、自身のホームページで侍道や祖国愛、日本の在り方や国防論について度々語っている。また、日本や日本人の防衛意識(国防意識)の低さを指摘した発言をよくしている。

奥尻島の地震津波災害では「映画撮影の際にお世話になったので」とボランティア用の水などを持てるだけ持って駆けつけ、2011年の東日本大震災の際にも被災地へ1トンの米を寄付している。


顔の濃さや資格の数々から厳格な人物と思われがちだが、意外とお茶目で天然ボケな面もあり、日本テレビのバラエティ番組『笑神様は突然に…』では、とある回にて開始早々登場前のため息自己紹介待ち合わせしていたローラとの会話で目印の木を「巨木」と表現したことにMCの内村光良が大ウケし、番組進行が一時停滞しかけた。それ以外でも何気なく鳥を撮影していただけで一番ウケをとったと評価されたこともある。


タピオカミルクティーには懐疑的(食わず嫌いだったらしい)であれはショッカーの飲み物だ!!という迷言を発している。ショッカーもさぞビックリだったことだろう。


ちなみに本当に嫌いなのはホワイトアスパラガスで、「新・食わず嫌い王決定戦」における若槻千夏との対戦で明らかになった(両者正解で引き分け)。

嫌いな理由は「ホワイトアスパラガスの缶詰を開けたときの臭いとヘタヘタした食感が苦手」だとのこと。


『仮面ライダー』エピソード編集

藤岡本人の大出世作である『仮面ライダー』については数々のエピソードがある。


バイク事故による負傷交代編集

アクションの得意な藤岡は変身後の仮面ライダーのスーツアクターも兼ねており(後に仮面ライダーマリカ役で佃井皆美も兼任したが、主役ライダーでは後にも先にも藤岡のみ)、派手な格闘やバイクアクションを披露していたのだが、運悪く撮影中にバイク事故で左大腿部を複雑骨折してしまった(このとき藤岡は反対側を向いている自分の脚を元の位置に戻してから気絶したそうである)。

このため、第一話の放送は病院のベッドで観るという状態になってしまった。


最初にかかった医師には「役者復帰はまず無理。また歩けるようになれれば御の字」とまで言われたが、あきらめずにいくつもの医者を行脚したところ、ベトナム戦争で開発された手術があると聞き、それを受けることにする。なお、この手術は藤岡が日本初の患者であった。


その後第40話で再登板したのだが、まだ脚に固定用のボルトが入ったままの状態で阿蘇山での撮影に臨み、見事復活を果たした。ちなみに撮影中は傷口からの出血で脚が血まみれであり、主治医からも「今ロケに行くなんてとんでもない。下手をすれば一生歩けなくなるかもしれない。」と釘を刺されていたらしい。その後、ボルトに異常がないことが確認され、第53話にて完全復帰を果たした。


この大怪我を機にアクション俳優としての在り方を自省。もしもこの大怪我が無かったらアクションもできる俳優として鼻にかけたイヤな人間になっていたかもしれないと、姿勢を改めている。また、撮影の度に派手なアクションに対して毎回恐怖を抱いていたという。


ちなみに、治癒後の左足は右足と比べてわずかに長くなってしまい、長年の腰痛の元になってしまったらしい。

現在もトレーニングを欠かしていないのは、鍛えるのを止めたらいつまた怪我の後遺症が出るかわからない恐怖心からだという。


数々の苦難と負傷から学んだ教訓から「仮面ライダーは僕の青春です」と振り返っている。


後年における姿勢編集

ハリウッドでの活動に注力していた際、仮面ライダーであった過去をあまり表に出さないようにしていた時代もあった。自身も番組終了後、変身してほしいと子供達からせがまれ、毎回理由を付けて断るのに苦心していたこともあったという。

しかしこの活動は必ずしも成功せず、ハリウッドでは大成はしなかった。このことから自身の考えを反省し、大恩有るプロデューサーの平山の元まで謝りにきて、反省の弁を述べたという逸話がある。


事実かどうかは定かではないが、あるときを境に仮面ライダー俳優であることを臆さず前面に出す姿勢に移り変わっており、以降は仮面ライダー絡みの仕事はオファーがあれば比較的前向きに受ける機会が増えており、これはこの時の挫折を受けてのことという話もある。


仮面ライダー時代の恩師に対しては非常に恩義を感じており、例えば生前に認知症の闘病をしていた平山亨を見舞いに、多忙な中で病院に足を運んだという。その時は目線を合わせて激励の言葉をかけ、平山が喜び勇んで許可を取らずに藤岡のサイン会を開いてしまっても不平不満を言うこともなく、さらに主治医の手を取って「先生をよろしくお願いします」と一礼して帰っていったという。平山が他界した際は葬儀に参列し、ブログでは「私の師」と称してその功績を並べて偉大さを伝え、追悼の意を綴った。


海外での人気編集

東南アジアのタイでは、もっとも有名な日本人としてタイの人々から讃えられており、タイでも大人気を博している『仮面ライダー』シリーズの中でも、彼が演じるライダー1号が一番人気となっている。

そのためか、映画『仮面ライダー1号』の冒頭はタイから始まり、本郷猛がそこに滞在していたという設定で登場するに至った。


仮面ライダー生誕50周年において編集


仮面ライダーの第一回の放送から50周年を迎える2021年4月3日、本人のコメント朗読動画がYouTubeにて公開された。



更に藤岡弘、ファミリーChannelにおいて、長女である天翔愛と親子で仮面ライダーを語る「仮面ライダー50th Special Talk」が前後編に分けて公開される。


「、」の意味編集

「藤岡弘、」と語尾に「、」を付けたきっかけは、1984年にアメリカ映画『SFソードキル』に出演した際、自身が演じる侍役と日本の侍のイメージの食い違いを目の当たりにし、侍文化の普及とイメージの是正に尽力。結果、パリ国際ファンタスティック&SF映画祭批評家賞を受賞し、日本人初の米国俳優協会の会員となる。そして周囲から「ヒロシさん」と敬意をもって扱われることとなった。


このときの経験から、「周囲に流されることなく、時に立ち止まって自分を見つめ直す」という覚悟と「我未だ完成せず」との戒めを込めて自身の名前に読点を付けるようになったという。

また「てんでダメなやつ」という自嘲も込めているらしい。

尚、過去に笑っていいともに出演した際、ゲームに負けて『ノニ(栄養満点だが大変不味い果物)ジュースを飲む』ペナルティを科されたのだが、事前のその味の酷さを誇張された形で聞かされた為か、チームメイトのさまぁ~ず大竹一樹に代わりに飲ませると言う、藤岡が未熟である事を示すエピソードが存在する。


なお、この「、」は芸名に読点や句点(。)を用いた芸名の先駆けである。まれにモーニング娘。が先などと主張する人もいるが、年代的には藤岡弘、の方が早い。

ただ、藤岡本人があまり強く改名をアピールしなかったこともあって、テレビ番組や活字メディアで「藤岡弘」と旧名のまま書かれることがほとんどであった。かつては「トリビアの泉〜素晴らしきムダ知識〜」(2002年放送開始)で取り上げられた程であった。モーニング娘。の人気で、「芸名に句読点を付ける」というスタイルが認識され、その結果藤岡の改名が知られるようになったとは言える。


関連動画編集

せがた三四郎CM全部詰め


上記のタイでの人気ぶりがわかる動画


余談編集

  • 笑い方も非常に独特で、豪快なガハハ笑いではなく「ハッハッハッ…」という渋い響きが特徴の穏やかな笑い方である。この際の表情はメイン画像を想像して貰えるとわかりやすい。(仮面ライダーシリーズで藤岡弘、の代役を務める稲田徹はネット版仮面ライダーフォーゼでこの笑い方を見事に再現している)。
  • 実は幼少期の頃のトラウマのせいでが大の苦手らしく、彼の事務所裏には『マムシ注意』の立札が立てられている。
  • 幼少時から、警官であり武道家だった父と、華道の家元出身の母に厳しく育てられる。しかし、ある日を境に父が突如失踪、大黒柱を失ったことで極貧の少年時代を過ごす。これにより、後年失踪の理由を知るまで父をずっと憎んでいたと語っている。理由は不明だがこの国のために命を捧げたといった様子だったようである。
  • 鋭い勘の持ち主であり、東北地方沖地震の日には鳥一羽飛ばぬ様子に違和感を感じていたという。なお、藤岡の勘の良さは母親譲りのようで、彼女も妊娠中に同様の胸騒ぎを感じ、空襲を逃れたと言われている。
  • 私生活は隠していたが2019年12月4日の『徹子の部屋』で子供たちと出演した。
    • 一般女性と55歳の時に結婚したため遅かったが、1男3女(長男・長女・次女・三女)を授かっている。(徹子の部屋に出演したのは長女以外の三人。)
    • 長男・真威人は俳優として2020年にCMデビュー)、長女・愛里は同じく2020年に「天翔愛」の芸名で俳優デビュー、次女・天音は天翔天音の芸名でモデルとして、三女・舞衣もモデルとして活動している。
  • さんま御殿に長女の天翔愛が出演した際は会話の中で秘密にしていたので親のくるような学校行事は一切出ていなかったと語っている。更にレストランなどに行く際は父を「社長」と呼んでいた。
  • 上記にもある通り武芸の段位の他、調理師免許普通自動車免許、大型特殊自動車免許、大型自動二輪免許、小型船舶操縦士自家用操縦士免許(航空機の操縦)、スキューバダイビングアマチュア無線従事者免許、鉄砲の資格を持っている。
  • また宮内庁主催奉祝まつりに出席し、天皇陛下にお祝いメッセージを述べた。
  • ワールドメイト教祖深見東州と直接対面した時、似た者同士で仮面ライダー役者が揃った!?と話題になったエピソードがある。

主な出演作品編集

仮面ライダーシリーズ編集


大河ドラマ編集


その他編集


吹替編集

ブルース・リー(ドラゴン危機一髪)

シャン・ユー(ムーラン)

ブルース・ウィリス(ソフトバンクのCMのドラえもん)


関連タグ編集

俳優 アクション 武道

仮面ライダー 仮面ライダー1号

隊長

高橋文哉令和ライダー第1作主演。彼も調理師の免許を持つライダー俳優である

稲田徹:仮面ライダーシリーズで彼の代役を担当している。

外部リンク編集

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