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仮面ライダー龍騎

かめんらいだーりゅうき

仮面ライダー龍騎とは、2002年から放送された、『平成仮面ライダーシリーズ』第3作目である。全50話。
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戦わなければ生き残れない!

概要

メインライターを小林靖子、東映のメインプロデューサーを白倉伸一郎が担当。このコンビは後に『仮面ライダー電王』、『仮面ライダーアマゾンズ』でも組むことになる。

鏡の世界・ミラーワールドを舞台に多数の仮面ライダーが登場し戦い合うのが最大の特徴。
本作に登場する「仮面ライダー」達のほとんどはエゴイズムを満たすためだけにその力を用い、中には悪徳弁護士連続殺人犯といったヒーローとは程遠い、むしろ「悪役・怪人」に近いような人間も存在する。
分かりやすく言ってしまえば仮面ライダー版バトルロワイアルである。

製作陣によると、2001年に起きた9・11に触発され、「混沌且つ複雑な価値観の中から落とし所を付ける」という方針の元に作風が決まったとのこと(特撮作品ではないがガンダムSEEDも同様)。「企画段階ではそもそも仮面ライダーシリーズとして作る予定ではなかった」という情報も聞かれる(テレビマガジン特別編集「仮面ライダー龍騎」より)。

登場人物

仮面ライダー(13ライダー)

【龍騎】ひとつでも真似したことある人挙手【変身ポーズ】
龍騎13ライダー!


変身者ライダー契約モンスター
城戸真司榊原耕一仮面ライダー龍騎ドラグレッダー
秋山蓮仮面ライダーナイトダークウイング
須藤雅史仮面ライダーシザースボルキャンサー
北岡秀一由良吾郎仮面ライダーゾルダマグナギガ
手塚海之仮面ライダーライアエビルダイバー
芝浦淳仮面ライダーガイメタルゲラス
浅倉威仮面ライダー王蛇ベノスネーカー
東條悟仮面ライダータイガデストワイルダー
佐野満仮面ライダーインペラーギガゼール
霧島美穂仮面ライダーファムブランウイング
鏡像の城戸真司仮面ライダーリュウガドラグブラッカー
高見沢逸郎仮面ライダーベルデバイオグリーザ
不明仮面ライダーオーディンゴルトフェニックス

擬似ライダー

初登場変身者ライダー契約モンスター
第37話仲村創オルタナティブサイコローグ
第39話香川英行オルタナティブ・ゼロサイコローグ


OREジャーナル社員

大久保大介
桃井令子
島田奈々子
浅野めぐみ(第30話以降)

神崎兄妹

神崎優衣
神崎士郎

その他

神崎沙奈子
江島均

ミラーモンスター

本作の仮面ライダーが戦うミラーワールドにはミラーモンスターと呼ばれる、これまでのシリーズにおける「怪人」に相当する存在がおり、鏡面を通り現実世界を行き来する。
詳細は該当記事を参照。

アイテム・ツール

変身ベルト・Vバックル

鏡のように自分の姿が移る鏡面にデッキをかざし、現れたVバックルにデッキを挿入して変身する。

アドベントカード

本作の仮面ライダーは、デッキに入ったアドベントカードというカードを「バイザー」と呼ばれるスキャン装置で読み取り(ベントイン)、技・攻撃を行う。
バイザーに付属する武器以外は、これを使って繰り出す。
詳細は該当記事を参照。

総合的な評価

「仮面ライダーは正義の味方」という法則を破り、私利私欲のために戦う本格的な悪のライダーが登場し、そもそも「悪・人類の敵に立ち向かう」ことが話の本筋になっていないことについては、当時、従来のファンや保護者層から批判的な意見が殺到していた。「ライダーに近い存在の」や「一時的なライダーバトル」などの要素は以前のシリーズにも見られるのだが、本作の内容である殺し合いにおいてはライダー達の最期がことごとく悲劇的であり、視聴者に強烈なトラウマを残した者も。
同時期に放映されていたウルトラマンコスモス「宇宙規模の博愛と一つの信念を通す」という対照的なテーマを扱っていたことも批判を呼んだ要因として考えられる。
このため、懐古主義的なライダーファンや平成ライダーシリーズのアンチから後述の要因もあって「仮面ライダーシリーズの伝統をぶち壊した問題作」と評され、目の敵にされる事態も度々起こっている(もっと言えば平成ライダーは好きだけど『龍騎』だけはダメ、という人もいるにはいる)。

しかし、「何が正しいのか?本当の正義とは何なのか?」「正義とは所詮、立場や時代によって容易に変わりうる相対的な概念でしかない」など、正義の真の定義を問われるようなストーリーとヒューマンドラマ、そしてそれでも人類のために戦う主人公の生き様は高い評価を得ており、今なお傑作として語り継がれている。
問題視されているとはいえ、ライダーの多さや設定面での斬新さから児童層の人気も当時から高く、放送から15年以上経った現在では、幼少時にリアルタイムで番組を観ていた視聴者が大人になって改めて完成度の高さに驚いたという話も聞かれる。

また、「カードを使って戦う仮面ライダー」の先駆けでもある。これは当時、遊戯王などのトレーディングカードゲームが流行っていた世相を反映した結果である。もっと言えば、後々の平成ライダーではお馴染みとなったギミックを重視した変身アイテム、電子音声も本作から本格的に導入されたものである。
その他、従来のシリーズとは明確にパラレルワールドであることを示した点や、組織ではない敵キャラクター、前作『仮面ライダーアギト』以上に随所に組み込まれたコミカルな描写、そして何より勧善懲悪を廃し「悪のライダー」「ライダーバトル」といった要素をストーリーに絡めたことなども後続の作品に影響を与えている。

これらの点から、初代作『仮面ライダークウガ』とは別の意味で平成ライダーの礎にして転換点となった作品であると言えよう。

補足

以下の記述については、真偽不明・出どころ不明の噂も入っているため、他人に話したりSNSに書き込むときはその旨留意してください。

昭和ライダー俳優からの反応

初代仮面ライダーであり、平成ライダーシリーズにも何度か出演している藤岡弘、氏もこの設定には難色を示したという。
しかし、『初代ライダー』の設定、そして萬画版『仮面ライダー』において、敵キャラクター・ショッカーライダー12人のうち1人が仮面ライダー2号となった事を考慮すると、あながち原点の構成を無視してはいないといえよう。
なお、石ノ森章太郎の萬画版『仮面ライダー』では、ショッカーライダーを含む13人の仮面ライダーは一文字隼人以外全員、つまり本郷猛も脳髄を残して死亡した扱いとなっている。

劇中における「仮面ライダー」という呼称の扱い

『クウガ』と『アギト』では「仮面ライダー」という呼称自体が作中で使用されなかったが、今作で復活することとなった。
仮面ライダーへの変身に関しても、特定のアイテム(今作ではカードデッキ)を使えば誰でも仮面ライダーになれる、いわゆる強化服のような扱いとなっている。
厳密には仮面ライダーG3が元祖と言えるのだが、本作以降、アイテムによる変身方式・強化服扱いのライダースーツは平成ライダーの主流となっている。

仮面ライダーの人数

仮面ライダーの数は企画段階では50人を予定していて、毎話、所謂「怪人」の代わりに違うライダーが登場して主人公の龍騎らに戦いを挑むという予定だったらしい。しかしさすがにライダーの価値が薄くなり過ぎると判断され、人数が絞り込まれ、最終的に13人となった。

  • この「50人のライダー」という初期案は、TVSPの予告編で蓮がネタにしていた。
  • なお、登場シーンや変身前を演じる役者の規定が無くとも、ライダーとして設定が存在するもの全てを数える場合は、『仮面ライダー響鬼』、『仮面ライダー鎧武』も多い。
  • 最終的な人数については『シスタープリンセス』の影響を受けている(人数の発案者曰く「今日姉妹が12人もいるんだからライダーが13人いてもおかしくないよね」)らしいが、この話の出どころは定かではない。ネットで検索してもPixiv百科事典の記事(と、それを基にした掲示板・SNSの書き込み)しか出てこない

バトルロイヤル

特別な能力を持った者同士がバトルロイヤルをするという設定は『Fate/staynight』や『未来日記』などをはじめ、様々な作品に影響を与えたと噂されている(前者の前日譚であるZeroには実際に本作に影響を受けたキャラクターが存在しており、後者では本作のキャラクターとポジションがよく似たキャラクターが数多く登場している)。
真偽こそ定かではないものの、似たような内容の作品にはそういう噂が流れてしまうほど、『龍騎』は異色かつ衝撃的な内容だったといえる。
しかし厳密には、龍騎よりも先に同じ能力者同士の、万能の力を賭けたバトルロイヤルを描いた作品や、子供向けジャンルに大人にとってもハードな内容を持ち込むやり口・キャラ設定等は過去にもいくつか存在したため、よってこれらは個々では別に龍騎が元祖というわけでもない。
あえて言うなら、その2つの要素を組み合わせ、コアなファンのみならず幅広い客層にヒットを飛ばし、良くも悪くもシリーズの方向性を決定付けたのが作品が『龍騎』であるといえよう。

スピンオフ・リメイク

海外で製作されたリメイク版ともいえる作品だが、日本にも「逆輸入」されている。
『DRAGON KNIGHT』では、ミラーワールドを支配する存在としてゼイビアックスなる異星人が登場するなど、全体的に原作よりもライトな作風となっている(それでも海外からは設定が複雑という声があった)。

仮面ライダージオウ』のスピンオフ作品の二作目。
本作では2019年の「ジオウ」の世界に出現したミラーワールドを舞台に「龍騎」に登場した仮面ライダーたちが、新たなバトルロイヤルを繰り広げるというオリジナルストーリーが展開される。
主演はもちろん城戸真司/仮面ライダー龍騎役の須賀貴匡氏。脚本は井上敏樹、監督は柴崎貴行が担当する。
2019年3月末よりauビデオパスにて配信。

主題歌・挿入歌

作詞:海老根祐子/作曲:和田耕平/編曲:和田耕平、本田嘉津也/歌:松本梨香
過去シリーズから脱却する意図で、仮面ライダーシリーズで初めて「仮面ライダー」という歌詞が一切含まれていない女性ボーカル主題歌である。

作詞:青山紳一郎/作曲:辻陽/編曲:坂下正俊/歌:きただにひろし

  • EDテーマ『果てしない炎の中へ』(18話)
作詞:寺田恵子、安藤芳彦/作曲:野村義男/編曲:RIDER-CHIPS/歌:RIDER-CHIPSfeat.寺田恵子
通称ゲルニュートのテーマ。使用されたのはたったの一回だけだった。

作詞:海老根祐子/作曲&編曲:酒井ミキオ/歌:きただにひろし

  • 秋山蓮キャラクターソング『Lonely Soldier』(38話)
作詞:海老根祐子/作曲:辻陽/編曲:近藤昭雄/歌:秋山蓮(演:松田悟志

  • 最終回ED『INORI』(最終話)
作詞:海老根祐子/作曲&編曲:辻陽/歌:神崎優衣(演:杉山彩乃

  • 北岡秀一キャラクターソング『消えない虹』
作詞:青山紳一郎/作曲:辻陽/歌:北岡秀一(演:涼平
劇中では挿入歌として使用されなかったが、放送終了後のヒーローショーではゾルダがゲスト出演した際に使用された。

作詞:すやまちえこ/作曲:辻陽/歌:北岡秀一(演:涼平)&由良吾郎(演:弓削智久)

  • 浅倉威キャラクターソング『Spinnin`around』
作詞:藤林聖子/作曲:亀山耕一郎/歌:浅倉威(演:萩野崇
劇中では挿入歌として使用されなかったが、放送終了後のヒーローショーでは王蛇がゲスト出演した際に使用された。

  • イメージソング『Final_edition_ドラグランザー・ダークレイダー』
作詞:藤林聖子/作曲:亀山耕一郎/歌:高尾直樹

  • イメージソング『Reborn』
作詞:すやまちえこ/作曲:和田耕平/歌:きただにひろし&松本梨香

  • イメージソング『最後の願い』
作詞:すやまちえこ/作曲:鈴木Daichi秀行/歌:伊藤たかゆき

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仮面ライダードラゴンナイト RIDER_TIME_龍騎
Alive_A_life

仮面ライダーカブト仮面ライダー鎧武仮面ライダーエグゼイド…同じく多数の仮面ライダーが登場し、時に戦い合う作品。

仮面ライダー剣仮面ライダーディケイド…同じくカードの力を行使し戦う仮面ライダーの作品。

ニチアサ同期
30分前忍風戦隊ハリケンジャー
30分後おジャ魔女どれみドッカ~ン!

仮面ライダーアギト⇒今作⇒仮面ライダー555

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