レイドラグーン
れいどらぐーん
CV:柴本浩行、宗矢樹頼、千田義正、塩野勝美(『EPISODE FINAL』のみ)
登場話:映画『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』、第47話「戦いの決断」~第49話「叶えたい願い」など
シアゴーストから進化したトンボの特性を備えたミラーモンスター。シアゴースト共々初出は劇場版『EPISODE_FINAL』。特殊なミラーモンスターで、現実世界でも長時間の活動が可能である。
両手足首に備わった鎌のような鋭い鉤爪を武器に使う。また、槍のような武器を持った個体も存在する。
頭部に生えた四枚の翼で自在に宙を舞い、素早い動きと鉤爪で敵を翻弄する。ホバリング状態でじっくりを獲物を見決め、急接近して捕らえ上空に連れ去ってしまう。
TV版及び劇場版の物語終盤でミラーワールドの終焉を察知し、現実世界への侵略を決意。飛行能力を得た上、現実世界にも出現しパニックを起こした。
第49話では変身前の城戸真司の背中を切り裂き、その怪我が元で真司は命を落としてしまう。いわば仮面ライダー史上初の主人公を殺した怪人でもある(メ・ギノガ・デが主人公を追いやったのは仮死状態。また、漫画版も含めるならショッカーライダーが最初だが)。
現実世界に出現した個体は龍騎とナイトのファイナルベントであらかた片付けられ、トドメにサバイブのファイナルベントを食らって残りも爆散した。ファイナルベントの直撃を免れた個体も余波で爆死している。幸いにもハイドラグーンに変態することは無かった。
名前の由来はおそらく蜻蛉(せいれい)+竜騎兵(dragoon)からと思われる。
奇しくも龍騎のラスボス怪人(厳密なラスボスは仮面ライダーオーディンなのだが。)が仮面ライダーのように進化する青い『竜騎兵』の名を冠する怪人なのはなんとも皮肉なものである。
北米向けリメイク作『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』にも登場。ゼイビアックス将軍配下の戦闘員であるレッド・ミニオン(ゲルニュート)が進化したホワイト・ミニオン(シアゴースト)が脱皮することで変態する「ブルー・ミニオン」として登場した。
『仮面ライダーバトルラッシュ』では龍騎出典ではあるが名前がレイドラグーン(ブルー・ミニオン)となっている。
『仮面ライダーディケイド』第20話「ネガ世界の闇ライダー」、第21話「歩く完全ライダー図鑑」では「ネガの世界」の怪人として登場。
『オールライダー対大ショッカー』では大ショッカーの怪人として登場した。こちらでは槍を武器としている。
ネガの世界におけるお見合いシーン(お見合い相手はレイドラグーンが擬態したものだった)はトンボの怪人という事もあって『仮面ライダーカブト』のあのシーンを髣髴とさせる。
『仮面ライダージオウ』ではEP47「2019:きえるウォッチ」より登場。
龍騎ライドウォッチが壊れた事で龍騎の歴史が解放され、他のミラーモンスター達と共に無数に出現し、人々に襲い掛かる。
群体で登場し、合体融合して巨大CGモンスターになるというオーダーから、「龍vs龍を見せるのが良いと考え、ドラゴンフライ=トンボがモチーフとなった。
シアゴーストからハイドラグーンまでにもう一段階踏まえたいという提案を受け、人間大のトンボとしてレイドラグーンが追加された(『完全超悪』p141より)。
『仮面ライダー龍騎超全集 最終巻』p59では、崩壊するミラーワールドから現実世界に唯一適合できたのが急繁殖したトンボ型モンスターで、変態を経るごとに少しずつ現実世界に適応する体を作っていったと思われる他、神崎優衣の粒子化が始まった時期と急繁殖時期も一致している、と語られている。
メガニューラ:こちらもトンボモチーフ、成長した姿。
ヤンヤンマ:こちらもトンボをモチーフとしている。
仮面ライダーV3、仮面ライダードレイク、ガッチャードグレイトサソーリーワイルド:トンボをモチーフとしたライダー。