「大切なものがあるなら!…どんな犠牲を払ってもそいつを守ればいい。それが人間じゃないのか?」
CV:松田悟志(蓮)、須賀貴匡(真司、13RIDERS)
スーツアクター:伊藤慎(メイン)、福沢博文(伊藤入院時の代役、OPも担当)、矢部敬三(一部)、岡元次郎(ベルデ擬態/テレビスペシャル)、高岩成二(トリックベント、13RIDERS)、押川善文(トリックベント)、水谷健(トリックベント)、藤榮史哉(トリックベント)、永瀬尚希(トリックベント)、岩上弘数(トリックベント)
概要
秋山蓮が変身する仮面ライダー。基本カラーは黒に近い紺色。仮面「ソリッドフェイスシールド」の奥には青い目「ブルーアイ」が存在している。
「騎士」を意味する名が示す通り、ダークバイザーを用いた剣術やウイングランサーを用いた槍術による白兵戦を主体とするが、分身や超音波などを使ったトリッキーな戦法も得意とする。
召喚機はダークバイザー。剣型の召喚機で、普段は左腰に提げている。
アドベントカードをベントインする際は、バイザーの柄部分にある翼を展開し、その中にカードを装填する。無論、通常武器としても使用可能。
後に手塚海之から託された疾風のサバイブカードを使い、ナイトサバイブへのパワーアップが可能になった。
スペック
身長 | 195cm |
---|---|
体重 | 95kg |
パンチ力 | 200AP(10t) |
キック力 | 300AP(15t) |
ジャンプ力 | ひと跳び40m |
走力 | 100mを4.5秒 (時速80km) |
総合スペックは龍騎に比べると一回り劣っているが、変身者である蓮がライダーバトルにおいてかなりのベテランであり、龍騎より戦闘経験が長い事(龍騎=城戸真司がライダーとの戦いを拒んでいる為でもあるが)から、劇中では龍騎や他のライダーを度々追い詰めている。
ちなみに設定上はパンチ一発で鉄板をぶち抜くほどの腕力がある(『仮面ライダーオフィシャルパーフェクトファイル』より)。
所持アドベントカード
- アドベント
ダークウイングを召喚。4000AP。
ダークウイングの尾を模した馬上槍型の大剣「ウイングランサー」を召喚。2000AP。「剣(ソード)じゃなくて槍(ランス)だろ」というツッコミは禁句。
劇中未登場(カードイラストは敵を連続で突き刺すウイングランサー)で、テレビマガジンデラックス『仮面ライダー龍騎ひみつ超百科』に掲載されているカードだが、アドベントカードアーカイブスやCSMに収録もされず、公式の仮面ライダー図鑑では存在しない扱いとなっている。
ダークウイングをマント「ウイングウォール」に変えて装着。3000GP。
体の一部を模した武装を与えるのではなく、契約モンスター自身がライダーの武装(この場合は防具が正確)になるという珍しいカード。
- トリックベント
スーツアクター:高岩成二、押川善文、岡元次郎、水谷健、藤榮史哉、永瀬尚希
分身技「シャドーイリュージョン」を発動。1000AP。
分身はそれぞれが実体を持ち、攻撃やアドベントカードの使用も可能。一方、ゾルダとの初戦では銃撃を受けても分身はのけぞらないという性質を利用され、本体を看破されてしまった。
- ナスティベント
必殺技「飛翔斬」を発動。5000AP。
上空でウイングランサーを構えたままウイングウォールで全身をドリル状に包み込み、敵目掛けて急降下突撃を仕掛ける。
契約モンスター
闇の翼 ダークウイング。コウモリ型のミラーモンスター。
ナイトと合体して飛行能力を与える他、ガードベントやファイナルベントではウイングウォールというマントになりナイトを守る。ソードベントでは己の尾部を模したウイングランサーを授け、ナスティベントでは超音波攻撃を行う。
蓮の恋人である小川恵里を狙う一方で、蓮とは忠義に近い関係を築いている複雑な間柄となっている。その信頼の厚さは、アドベントを使わずとも名前さえ呼べばすぐさま主の許へと駆けつけるほど。
仮面ライダーナイトサバイブ
ナイトの最終形態。該当項目参照。
龍騎以降での活躍
仮面ライダーディケイド
CV:北村栄基 スーツアクター:伊藤慎
「龍騎の世界」のジャーナリスト・羽黒レンが変身する。
スーパーヒーロー大戦
仮面ライダーG3や仮面ライダーガタック、仮面ライダーゾルダと共にゴーカイレッドに挑みかかるが、纏めて返り討ちにされ消滅した。
超スーパーヒーロー大戦
「チーム飛行」の青枠として参加している。
RIDER TIME 龍騎
『仮面ライダージオウ』のスピンオフ作品『RIDER TIME 龍騎』にも登場。変身者は本家と同じく秋山蓮。
仮面ライダージオウ
第29話で仮面ライダーディエンドによって仮面ライダーバロンと共に召喚され、仮面ライダーウォズ・フューチャーリングキカイと対決。ディエンドが逃走する際にウォズの足止めを担った。
対峙したウォズがジカンデスピア・ヤリ(槍)モードを使用していた事から、バロン共々同じ槍使いライダー繋がりで召喚されたものと思われる。
(また、バロンとは同じ2号ライダーにして騎士モチーフのライダーという共通点も存在する。)
仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ
悪魔に支配された2071年の未来で、老齢のジョージ・狩崎が長年に渡って開発したクローンライダーの1体として登場。
2021年から精神体の状態でタイムスリップしてきた五十嵐大二が装備し、無防備になっている百瀬龍之介の肉体を守る為、デビルライダー軍団と対峙した。
ウイングウォールを装備したが、即興な上に初めて変身するライダーなのもある事に加え、カゲロウであればまだしも大二の戦闘スタイルが銃撃メインである為、ナイトの能力を完全には使いこなせておらず、デビルライダー達の同時必殺技で他のクローンライダー共々変身解除してしまった。
映画のパンフレットによると、大二が本来変身するライブと同じ蝙蝠モチーフの繋がりでセレクトされたらしい。
『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』版
名称は仮面ライダーウイングナイト。
ベンタラ人のレンが変身する。
日本語吹き替えを担当したのは、原典で秋山蓮を演じた松田悟志氏御本人。
ゲーム作品
ガンバライジング
龍騎と共に2弾より参戦。
参戦以来低レア止まりであったが、バッチリカイガン2弾より待望の高レア化(しかもLR)を果たした。更に表技が『シャドーイリュージョン(トリックベント)』でバースト必殺技が『飛翔斬』と至れり尽くせりである。因みに肝心の主人公の方は同弾でもSR止まりなのを差し置いて、龍騎からは王蛇に続いてのLR化である。更にND5弾の『フルフルスロットルキャンペーンカード』は、剣アイコンに止めた時にAPとテクニカルゲージを同時に増強できる優秀な表アビリティを持つ。
ボトルマッチ2弾にてサバイブ形態も参戦し、それに伴い松田氏のボイスに差し替えられた。
バトライド・ウォーシリーズ
初代と『2』ではNPC、ボス、アシストキャラ。
『創生』よりプレイアブルとして参戦。
必殺技使用時に作中と同じくカードを使用するモーションがあるが、通常攻撃と絡めることで隙をキャンセルできる。複数のタイプを持つソードベントやダークウイングによる滑空能力を活かした連続技が強力。
超必殺技でサバイブへと変身する。
余談
アゴのデザインは仮面ライダー1号のクラッシャーがモチーフとなっている。
また、変身ポーズは仮面ライダー2号こと一文字隼人のオマージュ。平成ライダーにおいて2番手ポジションの仮面ライダーを2号ライダーと呼称する風潮が生まれたのは、この変身ポーズがきっかけだと思われる。
関連タグ
仮面ライダー龍騎 秋山蓮 2号ライダー コウモリ
13RIDERS RIDER_TIME_龍騎
ナイトサバイブ ダークウイング 飛翔斬 仮面ライダーウイングナイト
サブライダー 13ライダー
平成ライダーシリーズの仮面ライダー一覧
関連・類似キャラクター
- 仮面ライダーカリス:2作後のサブライダー、「黒のカラーリング」「風属性」「カードを使用する」「主役ライダーよりも前に活躍しており、当初は対立していた」「愛する人を守る為に戦っている」「必殺技が回転攻撃」「スーツアクターが同じ」といった共通点を持つ。
- 仮面ライダーキバ、仮面ライダーダークキバ、仮面ライダーキバーラ、仮面ライダーマッドローグ、仮面ライダーライブ、仮面ライダーエビル:同じくコウモリがモチーフの仮面ライダー達。ライブとエビルは「2号ライダーである」という共通点もあり、令和第3作目に登場する他、ライブの変身者は上述の劇場版でナイトに変身している。
- 仮面ライダーバロン、仮面ライダーブレイブ:多人数ライダー作品の主役ライダーと同じ変身ベルトを使用する騎士モチーフの2号ライダー。ブレイブとは「青のカラーリング」「ゲームマスターによって開発された」「キーアイテムと連動する剣型武器を使用する」「左腕に盾が付属する」「強化形態にはマントがある」「変身者に恋人がいる」「当初は主役ライダーと対立していたが、徐々に協力的になる」といった多くの共通点がある。
- 仮面ライダー剣斬:同じく風属性で変身者が「蓮」。分身能力を持つ点も一致。但し、性格や戦闘スタイルは殆ど正反対。
2号ライダー
G3 → ナイト → カイザ
0号ライダー
クウガ・プロトタイプ → ナイト → デルタ
○号ライダー
龍騎(1号) → ナイト(2号) → ゾルダ(3号)