「行け!仮面ライダー!」
概要
『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』に登場する2071年のジョージ・狩崎が長年にわたって開発したシステム。
使用者は神山飛羽真、新堂倫太郎、ユーリ、バイス、五十嵐大二、五十嵐さくらの6名。
歴代の仮面ライダーたちの能力を模倣したアーマー群であり、非使用時はカプセルの中で培養されている。
サイクロトロンドライバーの機能を用いて精神体となり、2021年から71年へとタイムスリップして来た神山飛羽真一行。しかし、生身のまま来たバイスとユーリ以外は各自の変身アイテムを持ち込めなかった(一輝がアイテムを所持していたため、バイスも持ってきていない)。
そこで、狩崎がクローンライダーを提供。飛羽真達は狩崎が選んだアーマーと融合し、無防備な百瀬龍之介の肉体を守る為にディアブロが生み出したデビルライダー軍団と戦った。
しかし、時間がなかった故に大した説明も無いまま即興で使用した事、狩崎が独断で宛がったアーマーと変身者の戦闘スタイルの不一致等もあって、各自の能力を十全に引き出す事が出来ず、デビルライダー軍団を相手に何とか時間稼ぎをするのが精一杯だった。
自分が使うシステムに歴代ライダーの力を組み込む従来のレジェンドライダー形態のように、自分が使いやすい様に調整しなければ他のライダーの力を使いこなすのは難しいのかもしれない。
一覧
飛羽真が変身したライダー
最初に変身したライダー。「ビジュアルが類似している」という理由で選ばれた。アクセルはエンジンブレードを使う剣士スタイルだったため、飛羽真とは相性が良い。
同じく炎属性だからか、クローンライダーの中で唯一必殺技を使用した(一応、必殺技では無いがさくらのバルキリーも必殺技に近い大技を使用している)。
2番目に変身したライダー。「周年作品のライダーを並べたかった」という理由で選ばれた。
武器を持たない格闘スタイルは飛羽真に合わず、苦戦していた。
3番目に変身したライダー。「全ての時代の一号ライダーを並べたかった」という理由で選ばれた。1号は徒手空拳スタイルのため剣を使う飛羽真とは合わなかったが、鉄パイプを武器として利用したことで問題点を克服した。
倫太郎が変身したライダー
全て主役のライダーから選抜された。
最初に変身したライダー。「ビジュアルが類似している」という理由で選ばれた。ブレイラウザーを武器とする剣士スタイルだったため、倫太郎とは相性が良い。名前もそっくりで、前期OPでは「知らないという罪と、知りすぎる罠」、後期OPでも「心に剣、輝く勇気」と倫太郎にピッタリな歌詞が謡われている。
2番目に変身したライダー。「周年作品のライダーを並べたかった」という理由で選ばれた。常に剣を使って戦う倫太郎と格闘スタイルのZOは合わず、苦戦していた。
3番目に変身したライダー。「全ての時代の一号ライダーを並べたかった」という理由で選ばれた。素手で戦うマイティフォームと剣士の倫太郎は相性が悪い。
ユーリが変身したライダー
同じく全て主役のライダーから選抜。全体的に黄色・金色のライダーが多い。
最初に変身したライダー。「ビジュアルが類似している」という理由で選ばれた。しかしいくら強いライダーであろうが、格闘戦を主戦法とするムテキゲーマーと剣士であるユーリは合わず、苦戦していた。ガシャコンキースラッシャーは使わなかった。
また、無敵能力までは再現できなかった様で、敵の攻撃でダメージを受けている。
2番目に変身したライダー。「周年作品のライダーを並べたかった」という理由で選ばれた。色はともかく格闘スタイルのグランドフォームと剣士のユーリは相性が悪く、苦戦していた。
3番目に変身したライダー。「全ての時代の一号ライダーを並べたかった」という理由で選ばれた。
バイスが変身したライダー
最初に変身したライダー。「ビジュアルが類似している」という理由で選ばれた。
デビルライダー軍団の見た目がそっくりなバールクスとリボルケイン対決を行っており、バイス自身もリボルケインの使い心地は気に入った模様。
なお変身者の南光太郎は漫画版Blackでは「魔王」と呼ばれている。
またボンボンSD版ではバイスに比類するほどのお笑いキャラである。
2番目に変身したライダー。「周年作品のライダーを並べたかった」という理由で選ばれた。
3番目に変身したライダー。「メタキャラ」、「スーツアクターが同じ」という共通点がある。
大二が変身したライダー
全員「もう一人の主人公と呼べるほど重要なライダー」である。
最初に変身したライダー。エビル/ライブと同じコウモリモチーフの2号ライダーの共通点がある。ガードベントかは不明だが、途中からはウイングウォールを装備していた。
2番目に変身したライダー。「周年作品のライダーを並べたかった」という理由で選ばれた。
3番目に変身したライダー。「弟で銃ライダー」という共通点がある。
さくらが変身したライダー
全て女性ライダーから選抜された。
最初に変身したライダー。「ビジュアルが類似している」という理由で選ばれた。また、とても気が強い女性ライダーの共通点がある。
しかし、この形態での主戦法はエイムズショットライザーとスピードを活かした銃撃戦であり、ガチガチの格闘タイプであるさくらが使うにはパワーやテクニックが不足しており、何気に飛羽真のアクセル以外では唯一敵の撃破シーンがあるが、必殺級の銃撃を仮面ライダー王蛇にはギフジュニアで防がれている。
コブラ繋がりからかデビルライダーの王蛇と対決している。
こちらもジャンヌと王蛇が後に対峙することに。
2番目に変身したライダー。「周年作品のライダーを並べたかった」という理由で選ばれた。
3番目に変身したライダー。女性ライダーの共通点がある。
後にさくらもポッピー本人に出会い、ポッピーのスーツもジャンヌの強化形態に流用された。
余談
- クローンライダー祭りが3パターンで終わった事をパンフレットでもしっかり残念ながらと書いてある。
- 上記以外にもクローンライダーは存在している(少なくとも50体以上存在していた)。
- 『リバイス』本編のOPには「培養液に漬けられたレジェンドライダーの前に立つジョージ・狩崎」と言う意味深なシーンが存在したが、まさかの形での実現となった。
- 変身シーンではメットオフの過程があるが、その撮影では実際に変身前の俳優がライダーのスーツを着ている。その為、俳優の初めて着るスーツが自分の変身するライダーを差し置いて別のライダーのスーツになると言う珍事が発生した。このことはパンフレットで新堂倫太郎役の山口貴也が触れている。
- 狩崎のタブレットに表示されていたライダーの一覧にはいくつか欠けが生じており、ファイズやドライブなどの主役ライダーの一部が欠けている他、バロンやブレイブ、ゲイツ、バルカンなどは存在しないが、彼らを差し置いて3号以降のライダーたちが登場していたりする。法則性があるのかは不明。
関連タグ
ガンバライジング:これのリアル版とも言える。
イマジンズ:やっている事は劇場版や客演での彼らにも近い。但し彼らは自前の武器を使って自分の戦闘スタイルで戦う事が多い。
アーマータイム:同じく「ライダーアーマー」を装備するシステム。但しこちらは歴代ライダーをモチーフとした追加装甲をライダーが着込むと言った物であり、当記事の様にオリジナルの再現とは言い難いが使い熟せている点で異なる。
カメンライド、ゴーカイチェンジ、アバターチェンジ:こちらも歴代戦士の姿と能力を使える。但しこれと異なり基本的に使い熟している為、間接的に他の戦士の力を使い熟すにはセンスが必要とされる事を証明したとも言えるかもしれない。