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時代を超えた(ビヨンド)、100年に一度の<変身>

未来、襲来。

概要

2021年12月17日より公開された作品。

仮面ライダーシリーズ50周年記念作品の一つで、『MOVIE大戦』シリーズの第12弾。『仮面ライダーリバイス』と『仮面ライダーセイバー』のコラボ作品である。

また、仮面ライダー単体の冬映画としては2年ぶり。

監督は『リバイス』および『セイバー』のパイロット監督である柴崎貴行、脚本は『スーパーヒーロー戦記』から引き続き毛利亘宏が担当した(『セイバー』にサブライターとして参加、後に『リバイス』本編にサブライターとして参加)。

主題歌は、Da-iCEの『Promise』。

物語の時系列的には、『リバイス』の時系列では仮面ライダージャンヌバリッドレックスバイスタンプが登場し、ギフスタンプがまだジョージ・狩崎の手元にあること、カメレオン・デッドマンが暗躍していることなどから、テレビ本編第13話から14話の間の出来事と思われる。『セイバー』の時系列では神山飛羽真が剣士を一時的に引退していたことや飛羽真たちが五十嵐一輝と面識があったことなどから、増刊号後の出来事だと思われる。

なお、撮影時期の都合からか仮面ライダージャンヌは登場するのにラブコフは登場しない上に、カゲロウ/仮面ライダーエビルも登場しない。

(おそらく、まだ設定が固まっていなかった制作初期の段階で脚本を書いたことが原因だと思われる。一応、未登場であったとしても違和感はほとんどないので問題はない。)

1971年・2021年・2071年の三つの時代を跨ぐ物語となっており、それを繋ぐ重要キャラクターとして2071年から謎の仮面ライダー・センチュリーが登場。

また1971年=50年前の本郷猛/仮面ライダー1号をなんと藤岡弘、の実の息子である藤岡真威人が担当する(父である弘、も当該シーンの監修として参加)。

作風

仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』同様、後継の作品である『リバイス』中心の物語となっている…どころかゲストである百瀬親子中心の物語となっている。制作側も当初からその気だったらしく、例年であれば、『セイバー』と『リバイス』をメインにするところではあるが、ライダー生誕50周年という部分をフィーチャーした内容にすることとなり、テレビではそういった内容はやらないつもりであったため、思い切り映画でやることとなった。ただ、同じく「50周年」をテーマとしていた前作との差別化を図るべく、「これまでの50年の歴史を統括するのではなく、観客にこれからの50年を見据えて踏み出す新たな第一歩を見てもらう。」という形となった。なお、当初はさらにセンチュリー推しの内容で、『仮面ライダーセンチュリー』というタイトルの新作映画を作るようなテンションで臨んでいたらしいが、紆余曲折を経て現在の形に落ち着いたらしい。

だが、その中にも「親子愛」というリバイス本編の展開に繋がるような要素や「約束」という前作キーとなっていた要素が要所要所で描写されている。

登場人物

レジェンドライダー

本作では老人が持つ謎のタブレット端末から呼び出される側、悪魔勢力から呼び出される側が存在する。

味方勢力(クローンライダー)

昭和ライダー
仮面ライダー1号
仮面ライダー2号
仮面ライダーV3
仮面ライダーX
仮面ライダースーパー1
仮面ライダーBLACK
仮面ライダーBLACK RX
仮面ライダーZO
平成ライダー
仮面ライダークウガ
仮面ライダーアギト
仮面ライダー龍騎
仮面ライダーナイト
仮面ライダーブレイド
仮面ライダーカブト
仮面ライダーディケイド
仮面ライダーダブル
仮面ライダーアクセル
仮面ライダーオーズ
仮面ライダーフォーゼ
仮面ライダーメテオ
仮面ライダーなでしこ
仮面ライダー鎧武
仮面ライダー龍玄
仮面ライダーゴースト
仮面ライダーエグゼイド アクションゲーマー レベル2
仮面ライダーポッピー
仮面ライダーエグゼイド ムテキゲーマー(アクションゲーマーとは別枠)
仮面ライダービルド
仮面ライダージオウ
仮面ライダーウォズ
令和ライダー
仮面ライダーゼロワン
仮面ライダーバルキリー

※はタブレットの写真でのみ登場。

余談(※ネタバレ含)

  • 上記のタブレット端末には歴代ライダーが映し出されているが、何故かエグゼイドのみ基本形態と別に最強フォームが存在していたり、ZOとなでしこは年代順とは関係無い場所に配置されている。
  • また、これまでのレジェンド作品の様に全ライダーの登場はしておらず、今回の選出がどの様な意図なのかは不明(一応、10~45周年記念やその他の記念のライダー、区切りの作品のライダーは高確率で選出されている)。
    • 更に、レジェンドライダーのクロスオーバー系では珍しく女性ライダーのレジェンドライダーも登場する。
    • 尚、初代ショッカーライダーが客演するのはこれが初。
    • 主題歌予告ではアクセルがセイバーのような決めポーズを決めていたり、リボルケインに驚くRX、ショットライザーを打って尻もちを付くバルキリーなど本来ならありえない姿が映し出されており...
  • 予告映像では(色に関しては)タロスズの様なバイスタンプらしき物が確認出来たが、これに関しては色だけがタロスズと同じだけで全く関係無い事が判明した。(なぜ同じような配色にしたのかは不明。)

※以下ネタバレ含む余談

本作では物語を進める重要な橋渡し役として、東海道新幹線が登場する。

JR東海全面協力のもと、撮影が進められていった(正し、一部シーンは他の鉄道会社敷地内で撮影が行われている)。これに先立ち、本作とのタイアップ企画として、2021年12月2日~2022年1月16日まで「仮面ライダー映画公開記念! 東海道新幹線デジタルスタンプラリー キャンペーン」が開催。「のぞみ号」の停車駅(東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪)、の改札内にある2次元バーコードを読み取り、デジタルスタンプを集めると、オリジナルグッズがもらえるという内容であった。

ちなみにJR東海は会社の経営方針から近年まで映画やドラマの撮影には消極的であり(例外として、ドラマには撮影協力した作品が存在する)、ハリウッド映画の撮影すら断ったという。国鉄からの民営化後、映画撮影に全面協力したのは今作が初めてと思われる。

また、ショッカーのアジトのセットは、当時の図面などの資料が残っていなかったため、美術スタッフが当時の映像を分析してアジトの壁の素材などを推定している。当時のフィルムで撮った際の効果を計算して使用された素材であり、ハイビジョンの時代で同様の素材を使うと違和感があることと、仮面ライダーの歴史においては重要な場面であることから、完全な再現のようでまったく同じではないことも考慮に入れ、安直な再現やパロディに見えるような撮り方ではない、現在の技術で出来る可能な限りの「再現」が試みられた。

関連動画

予告

主題歌

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