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「3人、ずっと一緒だよ」


演:岡本望来(第1話~第44章)、横田真悠(スーパーヒーロー戦記、第44章以降)


概要編集

神山飛羽真の記憶に現れる少女。

15年前、幼い飛羽真や賢人と「ずっと一緒」と約束を交わす。

しかし、メギドの襲撃により、次元の裂け目に吸い込まれ生死不明になっている。


その正体は、世界の結び目が解ける時代に現れるという「二つの世界をつなぐ存在」。

ワンダーワールドの力を現実世界に引き出して扱うのに絶対不可欠な存在であり、2000年前に「始まりの5人」を導いた巫女と同じ存在である。


ただしルナ本人はこの能力に全く自覚がなく、自分がどういう存在かも知らない。

一方で本人以外に事情に通じているタッセルイザクはその重要性を理解しており、片や保護、片や利用と、それぞれの意図から身柄の捕捉・確保に躍起になっていた。


各話での動向(ネタバレ注意)編集

  • 第1話「はじめに、炎の剣士あり。」

新たなアルターライドブックを作り出す為に活動を開始したゴーレムメギドがブランクのワンダーライドブックを使用し、現実世界の一部をワンダーワールドと繋げ巻き込まれそうになっていた須藤芽依の手を掴んだ瞬間、飛羽真は記憶に現れる少女が吸い込まれる同じ光景を見るのだった。


  • 第12章「約束の、あの場所で。」

15年間の思いに決着をつける賢人の言葉を聞いていた倫太郎から彼女の名前を告げられると、飛羽真は15年前の無くした記憶を全て思い出した。


  • 第13章「俺は、俺の、思いを貫く。」

賢人が飛羽真を信じる思いと、飛羽真が賢人や街を救いたい思いに反応したときにドラゴニックナイトワンダーライドブックが完成する。そこにはルナの「飛羽真には、その力がある!」と飛羽真と賢人には聞こえた。


  • 第15章「覚悟を超えた、その先に。」

異次元の目次録での戦いの中、上條大地は飛羽真に15年前の真実や自身の裏切りの理由について語り、富加宮隼人は世界を救うべく、ルナを利用して大いなる本=目次録の真理に至ろうとしたことが判明する。


  • 第25章「煙をまといし、真紅の刺客。」

プリミティブドラゴンの暴走の影響で昏倒した飛羽真の夢に現れ、助けを求めていた。


  • 第27章「哀しみを、笑顔に変えて。」

プリミティブドラゴンの暴走を克服した飛羽真はタッセルと初対面する。そこでタッセルから「彼女に早く会わないといけない」と忠告されるのだった。その言葉とは一体…。


  • 第33章「それでも、未来は変えられる。」/第34章「目を覚ます、不死の剣士。」

マスターロゴスと交戦している飛羽真たちに次元の裂け目に囚われている所を目撃される。

聖剣同士の力がぶつかり合った時に次元の裂け目が現れる事に着目した飛羽真たちがユーリと協力して同じ状況を再現しようと試みるが、バハトが乱入し、それどころではなくなる。この戦いの影響で次元の裂け目を出現させる事には成功するものの、あと少しという所で次元の裂け目が閉じてしまった。


その後、ファルシオンに敗れた倫太郎を助けに現れたセイバーとなし崩し的に共闘する事になったカリバーがファルシオンが激闘を繰り広げた影響で次元の裂け目から抜け出す事に成功。本当の意味で飛羽真らと再会を果たす。


  • 第35章「そして私は、神になる。」

飛羽真たちとの再会を喜ぶのも束の間、マスターロゴスによって誘拐されてしまう。

マスターロゴスによって全知全能の書の力を手に入れるための触媒にされるが、光の道を作り出して飛羽真に助けを求め、決死の思いで立ち上がった飛羽真に救出される。

最後まで約束を守ろうとしてくれた飛羽真を称えるが、儀式の影響で力を使い果たしてしまっており、いつの日か再会する事を約束して眠りについた。


  • 第39話「剣士よ、信じる道を行け。」

ワンダーワールドの何処かに姿を現し、それを察知したタッセルが捜索に乗り出した。

更にクロスセイバーに敗れたマスターロゴスもまた、彼女を探し出すと口にし…。


  • 第40章「輝く友情、三剣士。」

ソロモンのソロモンゾーンに襲われるところ最光によって助けられる。その後タッセルに飛羽真に会う前に自分を知る必要があると伝えられ、その際ルナはワンダーワールドそのものであることが判明する。


  • 第41章「二千年、綴られた願い。」

冒頭にてタッセルに保護されワンダーワールドにある彼の家の中にて待っているように言われた。

終盤タッセルが迎えに行くが何故か家の中に居らず。代わりに居たのは…


  • 第42章「はじまる、美しい終わり。」

公園の砂場で芽依と再会する。


  • 第44章「開く、最後のページ。」

約束の場所に訪れた飛羽真と賢人の前に現れる。暗い雰囲気のルナを笑わせようと寸劇を始める2人の前で、なんと大人の姿に変貌する(役者は、『スーパーヒーロー戦記』同様横田真悠氏)。

ルナは2人に、世界を救うためには飛羽真を犠牲にしなければならない不安を吐露するが、2人はルナを励ます。

ルナもまた、15年前にルナを救えなかったことを悔やむ飛羽真を慰める。

そしてストリウスが行動を開始するとともに、肉体が消失しかけたため、2人は出発し、ルナはそれを見送った。

  • 会話の中で「私が飛羽真に会うと飛羽真が消えちゃう。」と話しており、それを避けるため第40章から点々と移動していた彼女だが、実際に2人が会っても何も起こらなかったので「2人が揃う」以外にも「何らかの条件」があった様である(そもそもタッセルは『ワンダーワールドの全て手にする代わりに、飛羽真は賢人や仲間たち現実世界と別れる事になる』という説明しかしておらず『ルナと飛羽真が対面するだけでそうなる』とは口にしていない。「自分と飛羽真が会ったら飛羽真が(現実世界から)いなくなる」というのはルナの解釈である)。

  • 第45章「十剣士、世界を賭けて。」

剣士たちが滅びの塔を攻略する中、約束の場所で待っていたが、グリモワールワンダーライドブックを通してメギドになる前のレジエルズオスの幻をストリウスに見せた後、意を決して塔の中の、ストリウスがいる間へ瞬間移動する(恐らく精神や魂だけを飛ばした模様)。

そこでの二人の会話で、ルナが「全知全能の書」の一部であることが明かされた。

全ての事柄が全知全能の書に記された物語であることを知り、その物語に殉じようとしたストリウスを、ルナは「可哀想な人」と評し、ストリウスの怒りに触れて塔から退去させられる。

地上に戻ったルナは行き倒れ、街を歩いていた芽依に発見される。

大人になったルナを初めて見た芽依は「誰?」と、彼女がルナであることに気づかなかった。


ストリウスはルナに対し、「全知全能の書の一部なら(今の事態が、書に記されたことであると)知っているはず」と言ったが、ルナは「飛羽真は(書の一部である)自分ですら知らない物語を生み出した。そんな飛羽真なら未来を変えられる」と反論した。

だが、ルナが自分で何者であるか、今の事態の本質が何かを把握していた描写はない。


  • 最終章「終わる世界、生まれる物語。」

プリミティブドラゴンの変身が解除され、絶体絶命の飛羽真の前に何とか現れる。

倫太郎と賢人が仮面ライダーストリウスの相手をしている間に、飛羽真と束の間に言葉を交わす。


「やっと、会えた・・・」


「飛羽真のお話が、聞きたいな……。新しい物語を…創って」


「ああ、創るよ…」


そんな言葉に反応するかのよう炎・水・雷・風・土・音の聖剣の力が集い、新たなる全知全能の書であるワンダーオールマイティワンダーライドブックが誕生。

剣士たちすべての思いが詰まったそのブックの力で飛羽真は仮面ライダーオールマイティセイバーに変身。倫太郎/ブレイズ、賢人/エスパーダと共に仮面ライダーストリウスを撃破する。


しかし「世界の崩壊」はストリウスの意思とは関係なく訪れる、全知全能の書に記載された事実。

それを証明するかの様に滅びの塔は崩れだし、「世界の崩壊」が始まってしまう――








1年後、世界は新たな全知全能の書「ワンダーオールマイティワンダーライドブック」と人々が紡いだ忘れられない物語によって生み出された「新しいワンダーワールド」が誕生したことで元の姿を取り戻していた。

そしてノーザンベースではワンダーライドブックが光り輝き現実世界で行方不明だった人々やユーリが帰還する。

それは新たなる新しいワンダーワールドで、飛羽真が新たな物語を書き上げたからだった。

やがて現実世界に帰還した飛羽真は賢人たちと再会。

その様子をバハト、タッセル(ビクトール)たち"始まりの5人"と共に、ルナはワンダーワールドから見守るのだった。


スーパーヒーロー戦記編集

『スーパーヒーロー戦記』では『セイバー』の物語がなかった世界の大人になったルナが登場。本編での登場よりも先に本作で登場していたため、本作が先行登場となる。


余談編集

  • 第1、2、9章のOPのクレジットでは「謎の少女」と表記されており、第10章より名前が判明した。

  • ルナを演じる岡本望来氏の好きなライダーは「金色でカッコイイからエスパーダが好き!」と語っている。

  • 第35章でマスターロゴスによって儀式の場に召喚された際にはなぜだか彼女の眠っていたベッドごと召喚というシュールな構図であった。おまけにマスターロゴスの玉座とワンダーライドブックを置くためのテーブルまで召喚されている為、一部の視聴者の笑いを誘い、マスターロゴスが「別の意味でやばいやつなのではないか」と戦慄させたようである(ベッドが粗末なものではなく、フリフリの清潔なベッドであった点がそれを加速させたとも言える)。そして、飛羽真ともかなり年齢差が出来てしまっている為、感動の再会シーンが「絵面的に危なく見える」とも言われたとか。

  • 東映公式によれば「世界をつなぐ存在」というのは人間側から見た評価であり、その真の役割は全知全能の書に記された物語の主人公となるべき存在を見出し、導く「物語の導き手」とのこと。

  • 大人になったルナを演じた横田氏は、同年に日本テレビ系列のバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ』にて「出川ガールズ」に就任していたため、かなり多忙の中撮影に臨んでおり、『イッテQ』のロケを途中で抜けることもあったようである。

関連タグ編集

仮面ライダーセイバー

神山飛羽真 富加宮賢人

ソフィア(仮面ライダーセイバー)


栗原天音劇場版キーアイテム一部を用いた儀式に使われたライダーヒロイン。

雷属性で剣を用いる1号ライダー変身者3号ライダー変身者との接点も多い。


始まりの女:主人公の身近にいた、世界を左右する立場にあるライダーヒロイン。

ただしこちらは後天的な理由によるもの。服装も白ベース。


ツクヨミ(仮面ライダージオウ):月を連想させる名前をしたライダーヒロイン。

こちらも別世界と強い関りのある存在である。同じく服装は白い。

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