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剣崎一真

けんざきかずま

『仮面ライダー剣』の主人公。仮面ライダーブレイドに変身する青年。
目次 [非表示]

「人を愛しているから俺は戦っているんだ!」


「戦えない…全ての人の為に…俺が戦う!!」


「誰に命じられたわけでもない。俺は、全ての人を守りたい…そう願った!!」


「俺は『運命』と闘う…そして勝ってみせる!」


演:椿隆之

クライマックスヒーローズ ガンバライド ライダージェネレーション

のCV:河本啓佑


変身する仮面ライダー

仮面ライダーブレイド


概要

仮面ライダー剣』の主人公。人類基盤史研究所、通称「BOARD」のライダーシステムの一つ、仮面ライダーブレイドに変身する青年。年齢22歳。まだBOARDに来て間もない新人であり、先輩の橘朔也を慕っている。

Kamen Rider Blade(反)


人物

明朗快活で裏表のない性格だが、不器用かつ純粋すぎる性格もあって友人は少なめ。他人を信じやすい故、過去に何度も他人に裏切られた経験があるらしい。その度に人はもう信用しないと心に誓っても、いつの間にかまた信じてしまっているようだ。


11歳の頃に火事で両親を亡くしており、2人を救えなかったトラウマから「すべての人を守りたい」という想いが強い。ライダーに選ばれた際にそれを受け入れたのも、そういった過去と想いを持っていたからである。

その意志はトライアルEに蜂の巣にされようと変わることはなかった。その強い意志と人を愛する心が、傷ついた少女の心を救ったこともあった。


公式設定では頭脳明晰という設定だが、「鬼に金棒」ということわざを知らなかったりと知力に偏りがありそうな場面がある。それでもBOARDに就職している事からそこそこの学力はあるのだろう。

両親が亡くなっているため、元々の家庭環境が裕福でない限り大卒の可能性は低いが(そもそもBOARDが採用対象としていた最終学歴も不明)、ライダー以前及び孤児となってからはどんな私生活を送っていたのか、まったく描かれていない。ある意味で謎な人物である。

余談だが平成ライダー主人公で大卒を明言されている人物は五代雄介城戸真司宝生永夢と非常に少なく、後日談を含めると如月弦太朗が教師に就任しているので彼も大学を卒業したと推測できる(そのうち弦太朗は剣崎同様、幼少期に両親を亡くしているが、親戚などに面倒を見てもらっていた模様)。


後輩ほどではないが微妙に不幸体質。特に懐事情は厳しいようで、第1話では二ヶ月家賃を滞納したことでアパートを追い出されており、終盤でBOARDから給料が振り込まれなくなったときは残高が27円しか残っていなかった。

他にも、オロナミンC万引きの罪を着せられたり、劇場版ではライダーとしての経験を生かせない低賃金な清掃員の仕事をやっていたり、売れっ子作家となった虎太郎の家から金目の物をパクろうとする(だが失敗する)など、なかなか金運には恵まれない模様。


劇中ではそのオロナミンCを飲むシーンが多い。


本編内での活躍

バットアンデッド戦を経て2か月間の訓練期間を終え、BOARDの寮を引き払って自宅のアパートに戻るも、上記の通りアパートを追い出されてしまう。

直後にBOARD施設が壊滅したこともあり、仮面ライダー狙いのルポライター且つ後に22年間で初めての友人となる白井虎太郎の家に居候するようになる。

序盤はBOARDの壊滅や先輩である橘の裏切りにより、余裕の無い行動が多く、苦戦する場面や感情的になって他人と衝突することも多かった。それでも、自分を支えてくれる仲間の存在と「人を愛している」と言う想いを糧に、不死生物アンデッドから人々を守る為戦い続ける。


物語開始時点では戦闘経験が浅かったため単独では下級アンデッド相手にも劣勢だったが、剣崎自身のアンデッドとの融合係数及び仮面ライダーとしての素質はかなり高かったため、戦いを重ねるに連れて次第に一人前の仮面ライダーとして成長していく。

また、とある事情で怪我をしていた相川始仮面ライダーカリスを助けたことがきっかけで、彼との間に友情が生まれる。その後、正体がアンデッドのイレギュラーでありながら人であろうとし、人を守ろうとする彼を救うため、剣崎は奔走することになった。


34話では苦戦したもののなんと、強化フォーム及びラウズカード無しで最強クラスの上級アンデッドであるキング/コーカサスビートルアンデッドを撃破するという快挙を成し遂げた。

コーカサスビートルアンデッドにカードを全て奪われ、勝てる訳が無いと言われながらも、

「たとえカードが一枚もなくても、お前を封印できるはずだ!俺に…ライダーの資格があるなら!戦えない、全ての人のために!俺が戦う!!」と言い放った。


共に戦い続けていた始が、何度かアンデッドの本能に飲まれそうになっても彼の心を信じ続け、時には仲間である橘とも衝突しながらもその強い意志を貫く。そして始を信じぬき、助け合い、次第に友情を深めていった。


本編終盤の活躍

世界を守る事よりも相川始を信じる選択を選んだ仲間金居を封印した事により、バトルファイトの勝利者となってしまい、世界の崩壊が始まってしまう・・・。

世界の破滅を止めるには彼を封印するしかないという状況に置いて、友も世界も救いたかった彼はアンデッドとの融合係数が高すぎることを逆用してあえてキングフォームを多用。


その結果、始との戦いを終えた剣崎の体からは、アンデッドと同じ緑色の血が流れていた。


それを見た始は、驚愕に満ちた言葉を発した。


始「剣崎・・・、お前・・・、お前は・・・!?」

始「アンデッドになってしまったというのか・・・」

始「最初から、そのつもりで・・・」


相川の言葉に頷く剣崎。

そんな最中、2人の仲を裂くかの如く、統制者のモノリスがバトルファイトを再開するよう、求め出した。


「俺は…戦わない!」


しかし、剣崎はこれを拒否。モノリスを殴り壊した(剣の後期OPにあるブレイドが何かを壊す場面はこの伏線にあたる)。


自らが53体目のアンデッドになることによって、相川と世界を救い、永遠に死の訪れない存在になった剣崎は、その運命と戦い続ける決意と共に、仲間達の前から一人姿を消し、別れの言葉を残した。

「お前は…人間達の中で生き続けろ…」

「俺たちは二度々会うこともない・・・。触れ合うこともない・・・。それでいいんだ・・・」

「永遠の切札」


劇場版『MISSING ACE

テレビ本編とは異なり、運命を受け入れて始を自らの手で封印することでバトルファイトに終止符を打った。

その4年後は清掃員として働いていたが、自分が始を封印したことが原因で天音が心を閉ざしてしまったことに複雑な思いを抱き、心の底では仮面ライダーとして戦っていた頃が一番充実した時間だったと述懐する。

成金と化した虎太郎に対しては、「イヤなやつになったなぁ…」と視聴者の思っていたことを口にした。しかし、虎太郎も今の自分の生活に満足していなかった。

自分達が封印したはずのアンデッドが復活したことで睦月と共に再び仮面ライダーとして戦う決意を固めるが、ブレイドへの変身に必要なスペードカテゴリーAのアンデッド・ビートルアンデッドも解放されてしまったため、睦月がビートルアンデッドを封印するまでは変身不能という状況だった。


志村純一を始めとする新世代の仮面ライダー達とは折り合いが悪く、顔を合わせるたびに諍いを起こしていた(だが殆どは新世代ライダー達の失礼な態度が原因であり、志村が剣崎達の実力を認めて今までのことを謝罪した際には水に流し、共にアンデッドと戦うことを勧めていた)。


ちなみに一時的に虎太郎の高級マンションをアジトにした際、睦月と共にさりげなく虎太郎のマンションの金目の物を盗もうとしていたが、アンデッドサーチャーがアンデッドの出現を探知した際に誤って服の中から落としてしまい、アンデッドの封印に向かうことでなんとか誤魔化した。


その他の出演

剣崎のその後は、『月刊ホビージャパン』2007年2月号から5月号に掲載された「HERO SAGA-DAY AFTER TOMORROW-」、小学館発行「仮面ライダー剣超全集」、講談社キャラクター文庫『小説 仮面ライダーブレイド』に書かれている。


小説『たそがれ

人とも獣ともつかぬ姿になりながらも、戦災孤児を救う活動を行っているとのこと。この小説は會川昇氏(後半のメインライター)の手で描かれており、ファンからは実質的なテレビ本編のエピローグとして扱われている。


小説 仮面ライダーブレイド

記憶を失った状態で登場。戸惑いながらも子供たちを守るためブレイドとなって戦う姿が描かれている。ちなみにジャックフォームの活躍が多い。


MASKED RIDER DEN-O 『ロスト・トレイン』

 剣崎一真が変身したと思わしきブレイドが登場。ただし、口調が本編と同じだったりそうでなかったりと一定しない。劇中の描写から過去にジョーカーを封印し、巨大邪神14を葬ったことが判明した。


映像媒体での客演

『ディケイド』での出演を皮切りに、多くの作品に客演している。

オリジナルキャストである椿氏が顔出しで出演したり声を充てることも、主役ライダーとしては比較的多い。

ここでは、椿氏が顔出し出演しているもののみを挙げる(他の客演は仮面ライダーブレイドを参照)。


仮面ライダーディケイド』第30・31話

紅渡の仲間として門矢士の前に現れ、士=ディケイドを「ライダー大戦の世界」から排除しようとする。

詳しくは剣崎一真(仮面ライダーディケイド)を参照。


仮面戦隊ゴライダー

(ドラマ公開時点で)既に命を落としているライダー達と共に謎の遊園地へと呼び寄せられ、閉鎖空間の謎を解くために奔走する姿が描かれる。

見るからに怪しい宝生永夢を目の当たりにしながらも、彼の人柄を信用し積極的に協力する姿が描かれたが、一方で「人間をやめた俺も死んだようなもの」「(自分達)死人には希望を持つということ自体、共感しにくいものなのかもしれない」と発言するなど、本来の彼にはあるまじき言動も見られている。

それもそのはず、死人ではないのに呼び寄せられた、この世界の剣崎の正体は永夢と貴利矢がよく知る人物だったからである。


死人ではないのに呼び出された(と思われていた)ため、情報解禁当初は視聴者間で物議を醸していたが、真相判明後は盛大な掌返しが発生した。


仮面ライダージオウ

EP29・30で、相川、天音と共に登場。

当初は『仮面ライダーディケイド』のレジェンドである海東大樹仮面ライダーディエンドのみが出演をアナウンスされ、ブレイド編の存在自体が伏せられていたため、予告にて視聴者を大変驚かせた。

本作でも引き続きジョーカーの状態で登場した。


『仮面ライダージオウ』での動向

EP29『ブレイド・ジョーカー!?2019』

最終回後からずっと1人で世界中を旅し続けていた(着ている服がボロボロになっていることからもそれが窺える)ようだが、始がカリスに変身した直後、カリスが使用したラウズカードに込められたアンデッドの力に引き寄せられて彼の前に出現。


「始・・・!力を使ったな!?俺は、お前のために自分の力を封印したつもりだったのに・・・お前が封印を破った!どうしてだ!?始!」


と上記の台詞を投げかけて相川を糾弾すると、どこからか自動で飛んで来たブレイバックルを装着してブレイドに変身、カリスに襲い掛かる。


EP30『2019:トリニティはじめました!』

ライトニングソニックアナザーブレイドもろともカリスを撃破するが、変身を解除されたアナザーブレイドの正体が天音であることを知り驚愕、その間にカリスが姿を消す。

その後は一度クジゴジ堂に招かれ、黒ウォズを通じてソウゴ達に事情を説明したものの、「これは俺たちの問題だ」と言い切り、クジゴジ堂を後にしてしまった。


そして終盤、白ウォズの未来ノートの力によって相川のいた隠れ家へ現れると、再び変身してカリスと戦闘を再開。途中で天音の呼びかけを聞いて一度は躊躇いを見せたが、そこへ白ウォズが現れると再び彼女をアナザーブレイドへと強制的に変身させる。

ブレイドとカリスはアナザーブレイドと交戦するも追い込まれ、アナザーブレイドにジョーカーの力を始共々奪われてしまう


これにより、ジョーカーが地上に1人というバトルファイト終了の条件が揃ってしまい、統制者が出現。世界の滅亡が始まってしまう


その後、最終的にアナザーブレイドがジオウトリニティに倒されたことで世界の滅亡は辛くも回避された。

それと同時に剣崎は、ジョーカーの力を失ったことで人間に戻り、仮面ライダーへの変身能力も失ってしまうことになったが(2人の力はライドウォッチに変化し、ソウゴに託された)、「俺もようやく未来へと進める」と、晴れやかな表情を見せた。


ちなみに、ジオウトリニティを目撃した際は始共々一瞬だけ奇異なものを見る様な反応をしていた(どこか間が抜けた様なリアクションだが、上記の何の前触れもなく、戦闘が始まるシーンも含め、ある意味「剣」らしいと言えるのかもしれない)。


  • こちらも賛否両論分かれるが、剣崎と始の両方が救われた初のエンディングである。

  • 託した際に剣崎自身が「ジョーカーの力を封印できたのかもな」と語ったように、「未来の技術によって当時では対処不可能だった事態が解決できるようになった」といった技術の進歩を感じさせる様な見方もできる。
    • 別の世界線では橘が剣崎を元に戻そうと自分の体を実験台にまでしたが、数十年経過しても尚成功していない話を考えると感慨深いものでもある。

  • アナザーブレイドが誕生したにもかかわらず、仮面ライダー(およびアンデッド)の力を失わずに変身することができた。アナザーブレイドの体には『剣』が放送されていた年である2004ではなく、2019の文字が刻印されている。その真相は…。

  • その後、『ジオウ』最終話ではオーマジオウとなったソウゴによって全ての歴史が創り直されたため、剣崎と始も再びジョーカーに戻ってしまったのではないかという推測する声もある。
  • しかし、新たに創り直された歴史では、死亡した人物が設定を変更されて生存し続けている事例があることや、ジョーカーの力を継いだブレイドライドウォッチはソウゴが持っているなどの点もあるため、厳密なものではない可能性もある。したがって、剣崎と始も新しい世界で人間のままの生活を送り続けている可能性も高い。


余談

  • 名前の由来はスペードの由来である「剣」と、エースに繋がる「1」から。
    • ちなみに「剣崎」という名字は、現実では8世帯程度しか存在しない珍しい名字である。
    • なお、東京湾南西部の三浦半島の南部にある神奈川県三浦市には「剣崎(つるぎざき)」とよばれる岬および地域が実在している。この地名はかつて「けんざき」という読みをしていて、現在でも三浦市立剣崎(けんざき)小学校をはじめとして学校名などにその痕跡が残っている。

  • 劇中でもファンからも「剣崎」と名字で呼ばれるのが専らであり、「一真」と名前の方で呼ばれることは皆無に近い(回想シーンで家族が呼ぶくらい)。これはライダー主人公としてはかなり珍しく、あとは五代雄介天道総司ぐらいである。
    • これは、家族を含めた剣崎のプライベートな(ライダーになる前からの)知り合いがまったく登場せず、劇中人物のほとんどが剣崎に対して「同僚」もしくは「(仮面ライダーという)職業人」として接していることに起因する。

  • テレビ本編の剣崎の結末は未だにファンの間では賛否両論であり、「なんであんな優しい男が自分を犠牲にしなきゃならなかったんだ」というファンもいる。しかし、剣崎を演じた椿隆之氏本人は「あれは、剣崎なりのハッピーエンドなんです」と語っている。

  • ブレイドへの変身に使っていたベルトとラウズカードはある1枚を除き、剣崎と始の決着後に烏丸所長によって他のライダーたちのカード共々回収され、厳重に保管されることになったのだが、それにも拘わらず上記の後日談等では剣崎や始が保持している状態になっており、矛盾が生じている。もしかしたら、所長の目を盗んで持ち出したのかもしれない。

  • 平成ライダーシリーズの節目になる作品である『ディケイド』『ジオウ』のどちらにもオリジナルキャストである椿氏が「剣崎一真」として出演し、ストーリー上でも重要な役割を与えられた存在として描かれており、平成ライダーシリーズの主役としては作品終了後も度々オリジナルキャストでの『その後』が描かれた「乾巧」や「門矢士」と同等な扱いを受けている稀有な存在である。
    • そして、平成最後の作品である『ジオウ』では剣崎なりのハッピーエンドを成し遂げたご褒美が待っていた。

  • ネットの一部では「オンドゥル王子」「ケンジャキ」の愛称で親しまれている。

  • 主役ライダーには珍しくライダーに選ばれた経緯および初変身について全く描かれていない。経緯については序盤で「橘だけでは戦力的に少ないからブレイドを開発し、一般人から剣崎が選ばれた」と言われているだけである。
    • 初変身については第1話のバットアンデッド戦では変身した状態で登場しており、これが初めての変身(戦闘)なのか、それともこれ以前に変身したことがあるのかも語られていない。
    • 似たような状態の主役ライダーと言えば次作『響鬼』のヒビキや『キバ』の紅渡などがいるが、彼らは剣崎よりも長期間戦っているベテランライダーであるか、特異な出自を持つ生まれながらのライダー(怪人)であることがほとんどであり、訓練開始から2か月しか経っていないほぼ普通の人でありながら経緯も初変身も描かれなかった剣崎は、かなり珍しい主人公であると言える。

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関連タグ

仮面ライダー剣 仮面ライダーブレイド 剣崎ジョーカー ジョーカーアンデッド

ブレイバックル ブルースペイダー ラウズカード

橘朔也 相川始 上城睦月 広瀬栞 白井虎太郎

主人公


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平成ライダー主人公

乾巧剣崎一真ヒビキ


外部リンク

剣崎一真 | 仮面ライダー図鑑 | 東映

剣崎一真(ZI-O) | 仮面ライダー図鑑 | 東映

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