コーカサスビートルアンデッド
こーかさすびーとるあんでっど
身長 | 230cm |
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体重 | 139kg |
カテゴリー | カテゴリーK |
スート | スペード |
特色/力 | 人間への化身、破壊剣オールオーバー、強固なソリッドシールド |
CV | 上條誠 |
登場話 | 第33話「狙われた剣崎」第34話「カテゴリーK(キング)」 第41話「強くなりたい」 |
(出典:『仮面ライダー剣 超全集』p.16、東映公式『仮面ライダー図鑑』より。)
スート・スペードのカテゴリーKに属する、劇中におけるコーカサスオオカブトムシの祖たる上級アンデッド。
普段はキングを名乗る少年の姿をした人間態になっている。
厳つい見た目とは裏腹に幼稚かつ残忍な性格で、仲間を繁栄させるという自らの使命には興味が無く、世の中の全てを滅茶苦茶にする事が願望(詳しくは上記のキングの項目を参照)。
ビートルアンデッドをベースに、ギラファアンデッドと同様の純金のような体色が特徴。
この派手さは後のキングフォームへも受け継がれている(ただし、実際のコーカサスオオカブトムシは光沢はあるものの金色ではない)。
派手なカラーリングはその重厚なデザインとの相性も良く、人気の高いアンデッドでもある。
右手にはあらゆるものを両断できる巨大な剣オールオーバーを、左手には150tの衝撃にも耐え切れる頑丈な盾ソリッドシールドをそれぞれ装備している。
怪人態時は怪力が自慢だが、キングの姿でも強力な念動力やソリッドシールドが使用できる。
ソリッドシールドは何も無い空間から展開することが可能であり、キング本体を守る強力な防御壁である。
その戦闘スタイルは『ソリッドシールドで攻撃を防ぎオールオーバーで反撃する』という、シンプルだがそれゆえに強力なもの。
第33話にてキングの正体として登場。ブレイド・ジャックフォームを上記の戦闘スタイルで一方的に攻撃し、「ライトニングスラッシュ」をオールオーバーの一撃で弾き返すなど、圧倒的な実力を披露した。ライトニングスラッシュを破られた剣崎が吹っ飛んだ際には、「やられポーズを写メで撮りそこなった」とぼやいていた。
第34話では、始のラウズカードを睦月に渡し、ジョーカーと戦うよう嗾けるなど、更なる混乱を呼ぼうとしていたが、「悪人に襲われていた私を助けてくれたヒーロー」と称してネットにキングの似顔絵を拡散させるという栞の一計により、情報を見た何人もの一般市民に囲まれることで居場所を突き止められてしまう。
戦闘ではオールオーバーの一振りでブレイドの所有するカードをチェンジビートルを除いて全て奪い、
「君の力じゃ僕を封印することなんかできない」
「君はアンデッドの力を借りていただけ、今は無力だ」
と勝ち誇るも、それでもただひたすらソリッドシールドに拳を叩きつけるブレイドに徐々に押されていく。
勝負を焦ったのか攻撃に転じてブレイドを倒そうとするも、顔面への一撃で怯んだ隙に自身の武器であるオールオーバーを奪われ攻撃を受け、さらにその一撃でソリッドシールドまでも破壊されてしまう。
自身の最強の剣と盾を失い丸腰で呆然となった後、ブレイドにブレイラウザーとオールーオーバーによる二刀流の猛攻を受け、怯んだ隙にブレイラウザーによる渾身の唐竹割りを食らってしまう。そのダメージによりアンデッドバックルが開き、棒立ちでそれを受け入れる形で封印されてしまった。
戦いが終わってみれば基本フォームにひたすら通常攻撃を受け倒されるという、字面だけ見ればとても最強アンデッドの一角とは思えないような最期である。しかしこの最終決戦はブレイドと剣崎一真の成長、さらに今際の際の言葉(冒頭セリフ下段)はその先の可能性までも内包したものと言える。
第41話における城光/タイガーアンデッドの一万年前のバトルファイトの回想にも登場。センチピードアンデッドやスカラベアンデッドと戦っていた。更に別のカットではサーペントアンデッドとカプリコーンアンデッドをオールオーバーでぶった斬っていた。
MISSING ACE
劇場版では既に封印されており、ラウズカードのみの登場となった。
仮面ライダーディケイド
『仮面ライダーディケイド』第1話「ライダー大戦」では第1話で人間達を襲うアンデッド軍団の一員として登場した。
仮面ライダー剣 20th Anniversary STAGE
声:不明
何者かにより封印が解放され、バトルファイト再開のために暗躍する。
コーカサス自身はTV本編同様バトルファイトには興味がないが「剣崎と始によるバトルファイトの停戦を滅茶苦茶にしたい」という理由からジョーカーを封印し、マンティスアンデッド・タイガーアンデッド・トータスアンデッドを解放する。
残るジョーカーである剣崎を探していたが、タイガーアンデッドを再度封印しキングフォームとなったレンゲルに敗北。レンゲルがキングフォームのパワーに耐えられず怯んだところを攻撃するが、ブレイドにタイムスカラベで攻撃を防がれ、ライトニングソニックを受け再度封印された。
封印されたラウズカードはスペードのK「エボリューションコーカサス」。EP4600。
「アブゾーブカプリコーン」を装填したラウズアブゾーバーにラウズすることで、ブレイド・キングフォームへの変身が可能である。
またブレイラウザーにラウズすることでラウズカード使用限界量を示すAP(アタックポイント)を4600P回復出来るのだが、劇中未使用。
第34話「カテゴリーK」のエンドカードに選ばれている。
ブレイドがキングフォームに変身するとギルドラウズカードに変化する。
同じくギルドラウズカードとなった「タイムスカラベ」「フュージョンイーグル」「アブゾーブカプリコーン」「チェンジビートル」と共にキングラウザーにラウズすることで必殺技「ロイヤルストレートフラッシュ」を発動する。
その他、劇中では「サンダーディアー」「トルネードホーク」「ファイアフライ」「ブリザードポーラー」と共にラウズされ「フォーカード」を発動し、ティターンを撃破した。
- スーツは劇場版に登場したビートルアンデッドをリペイントしたもの(また、ベルトのアンデッドの紋章が上級アンデッド特有の「骨のウロボロス」へと変更されている)。
- ラウズカードの制作プロデュースを行ったバンダイの畠山健司氏は好きなラウズカード・思い入れのあるラウズカードとしてこのカードと「エボリューションパラドキサ」を挙げている。ブレイドとカリスの最強形態にも意匠が取り入れられるとあって、気合を入れて深夜までアイデアを出し合っていたとか。
- ラウズカードの回復量について、4600というのはカテゴリーKの中でも最大の数値である。
- 後に彼のスーツは『仮面ライダーディケイド』第22話の怪人・ボスローチにリペイントされた。
- そして東映ヒーローワールドというかつて存在した施設では元に戻されたスーツが展示されており、何処かのタイミングでまたリペイントされた模様。
- なお、バックルもダークローチと同様のものからアンデッドバックルに戻っているが、ソリッドシールドの紋章のみ戻し忘れたようで、此方はボスローチ時代のままになっている。
- PS2の仮面ライダー剣にもゲーム出演しており、ブレイドルートのボスキャラを務めている。
- カテゴリーKということで、かなり派手で重装甲にデザインされており、当時は「ムシキング」全盛期だったため近所の子供達に写真をあれこれ見せてもらい、金色の虫が多く見られたことが体色の参考になったようだ。オールオーバーの由来は、「重装甲」というカブトムシの名前からとられた。左腕にはカブトムシの角を生やしたドクロマークが入れられており、韮沢イズムを感じさせる(『UNDEAD GREEN BLOOD』pp.62-63)。
仮面ライダー剣 アンデッド(仮面ライダー剣) 上級アンデッド カテゴリーK スート・スペード キング(仮面ライダー剣)
仮面ライダーブレイド キングフォーム ビートルアンデッド ボスローチ
ゴ・ガドル・バ:カブトムシがモチーフの幹部怪人。人間体を持つ、剣型武器を使用する、主役ライダーの中間形態を打ち負かした、倒された事で物語に大きな変化を呼び起こした共通点がある。
ドラゴンオルフェノク:前作の幼稚で残忍な性格の敵幹部、主役ライダーの中間形態を初めて打ち負かした点も共通する。
仮面ライダーコーカサス:コーカサスオオカブトがモチーフの金の強敵、最強形態になる為のキーキャラ、自分が最も強い存在だと自負する、人間と怪人の運命には興味を一切持たない、時間を操る力を主役ライダーに奪われる、最終的には主役ライダーに敗北するといった点が共通。
バットファンガイア:人間体での名前が「キング」。ただし、彼は暴君とはいえ種族を率いる王者としての強い威厳や責任感や誇りを持っていた。
カプリコーンアンデッド(Q) → コーカサスビートルアンデッド(K)