「1万年前の約束、今こそ果たそう!」
データ
身長 | 222cm |
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体重 | 121kg |
カテゴリー | カテゴリーJ |
スート | スペード |
特色/力 | 人間への化身、優れた動体視力、420kmでの高速飛行、羽手裏剣、大きな鉤爪 |
CV | 林泰文(はやしやすふみ) |
登場話 | 第22話「闇からの脱出」第23話「お前は誰だ?」 第41話「強くなりたい」 |
(出典:『仮面ライダー剣 超全集』p.16、東映公式『仮面ライダー図鑑』より。)
概要
スート・スペードのカテゴリーJに属する、劇中における鷲の祖たる上級アンデッド。普段は高原という名前の眼鏡をかけスーツを着用した知的な雰囲気を持つ青年に変身している。
アンデッドでは珍しく穏やかな性格で、無益な殺生は行わず人間よりも格下となった他の生物を心配するなど意外な一面を見せていた(ただし非戦派ではない)。それに対して人間には嫌悪感を抱いている節があり、「憎むべき人間」と発言していた。
動物についての蘊蓄が豊富で、やたらと他人に自慢したがる癖がある。
カリスことマンティスアンデッドとは友にしてライバルであり、1万年前のバトルファイトでもお互い最後まで生き残ってから戦う約束をしていた。
外見
両肩から骨状の翼が生えている。上級アンデッド共通の特徴でバックルは金色。
ショッカー怪人・ギルガラスを裏モチーフとして使用しているためか、鷲よりはカラスの怪人に見える。左二の腕にはショッカーのマークがついた腕輪を付けている。
なお、彼の能力を封じた仮面ライダーブレイド・ジャックフォームの腹部エンブレムもショッカーマークにそっくりである。
能力
人間の8倍もの動体視力を誇り、時速420㎞もの高速で空中を飛翔し、両腕の鋭い鉤爪で敵を切り裂く。離れた敵にも羽手裏剣を無数に生成して攻撃可能。高原の姿でも飛行能力と羽手裏剣を使える。
活躍
第22話にて初登場。
神丘玲のアシスタントとして東武動物公園で相川始と接触。人間とチンパンジーの塩基配列の蘊蓄と、何故人間が地球の覇者となり他の動物は檻に入れられているのかというバトルファイトについて知っているかのような問いかけをした上で去っていった。
その後オーキッドアンデッドと仮面ライダーカリスの戦いに割り込み、オーキッドアンデッドの攻撃を退いた上に彼女を攻撃してカリスを守り、オーキッドは撤退する。
カリスに「一万年前の約束を今こそ果たそう」と催促する。近くで傍観していた剣崎一真が近寄って来ると、戦いに水をさされたと判断したのか「約束だカリス!」と言い、飛び去っていった。
ビルの屋上のような場所で吉永みゆき(オーキッドアンデッド)と会い、「仮面ライダーカリスはマンティスアンデッドではないかもしれない」「封印したアンデッドの力を借りるアンデッドがいるという噂を聞いたことがある」と言われ、確かめるべく行動を開始。
ペットショップにて子犬を撮影していた神丘玲を気絶させ、拉致。
海に面した岩礁のような場所に神丘玲を確保した上で相川始を誘き寄せる。
何故このようなことをするのかと問いかける始に君の正体を探る邪魔者であるから殺せと言い放つ。
が、一向に応じない彼に困惑。ラウズカードを取り出し変身しようとした所を羽手裏剣でカードを弾く。
そのカードを拾うとなんとそこにはカリス(マンティスアンデッド)が封印されており、驚愕する。
今のカリスはマンティスアンデッドではなく、別のアンデッドであることを知る。
カリスの姿と力を使っていた罰を受けろと始を攻撃する。
すると始はハートの4を使いドラゴンフライアンデッドに変身、応戦する。更にそこに仮面ライダーブレイドも乱入し、カリスも取り戻した上2対1となり不利と判断したのか逃亡。
バイクで追ってきた剣崎一真と始に奇襲をかけるが、「ドラゴンフライフロート」の力で飛行能力を得たブレイドに地面に叩き落とされた上にカリスのカードを奪い返される。
そのカードで変身した仮面ライダーカリスとブレイドのコンビネーション攻撃を喰らい、カリスの姿を見て偽者と分かっていながらも彼にマンティスアンデッドの姿を見て油断した所に「ライトニングソニック」を受け爆発。
カリスとの一万年前に交わした約束についてと、剣崎と始もいずれは戦う運命であり、内心それを望んでいるのだと予言したのを最後に倒れる。アンデッドバックルが開き、ブレイドに封印された。
人間とアンデッド…今は手を取り合っていても、いつかは戦う運命…。
あなた達も、内心それを望んでいるんです……!
第41話の城光/タイガーアンデッドの回想にも登場している。スパイダーアンデッドやシェルアンデッドと戦っていた。
劇場版MISSING ACE
アルビノジョーカーによって再解放されており、他のアンデッド達と街中で人を襲っていたが、駆けつけた新世代ライダー達と戦闘の末に逃亡。
中盤で他アンデッド達やアルビローチと共に栗原天音を襲うが、そこにも新世代ライダー達が駆けつけ、ラルクに追い詰められたのを最後に退場した。
終盤でブレイドがキングフォームになっている為、恐らくそのままラルクに封印されたのだと推測される。
『仮面ライダーディケイド』
第25話「外道ライダー、参る!」にて登場。
「シンケンジャーの世界」でアヤカシ・チノマナコが変身した仮面ライダーディエンドがカイジンライドのカードで召喚し、ディケイド達やシンケンジャーと交戦した。
ちなみにカードから召喚されたコピーのためか、封印しなくても倒せる。
共に召喚されたムースファンガイアとペアを組んで戦ったが、最期はシンケンブルー、シンケンイエロー、小野寺クウガの連携攻撃で爆散した。
ラウズカード
封印されたラウズカードはスペードのJ「フュージョンイーグル」。
絵札はスペードの形に翼を広げた鷲。
「アブゾーブカプリコーン」が装填されたラウズアブゾーバーにラウズすることで、ブレイドはジャックフォームへの変身が可能となる。
またブレイラウザーにラウズすると、ラウズカード使用限界の数値であるAP(アタックポイント)が2400Pチャージ出来るのだが、こちらは劇中未使用。
自身が封印された第23話「お前は誰だ?」のエンドカードに選ばれている。
ブレイドがキングフォームに変身すると、ギルドラウズカードに変化する。
同じくギルドラウズカードとなった「タイムスカラベ」「アブゾーブカプリコーン」「エボリューションコーカサス」「チェンジビートル」と共にキングラウザーでラウズすることで、必殺技「ロイヤルストレートフラッシュ」を発動する。
余談
- 第23話「お前は誰だ?」のOP後のAパートはこのアンデッドの顔のズームから始まる。
- 上記のギルガラス以外に鷲つながりで「変身忍者嵐」のイメージも含まれており、デザイン画には「スイマセン。いよいよ嵐になってしまいました。」と書かれている。燕尾風テールに落ち着いた服デザインの上級アンデッドで、アンデッドらしく羽やクローは骨質になっており、身体の随所に鳥の頭骨のドクロがこれでもかとあしらわれている。
- デザインを担当した韮沢靖はショッカーのマークのように地球の模型の上に登場する演出(メイン画像)を希望していたが、ちょうど良い撮影場所が期限内に見つからず採用されなかった。
- 動体視力が人間の8倍の旨は『UGB』に書かれている(『UNDEAD GREEN BLOOD』pp.40-41)。
- 演者の林泰文氏は幼い頃から子役として活動しており、主要キャストが芸歴が浅い『仮面ライダー剣』の中ではベテラン俳優で、相川始役の森本亮治氏も「林氏とのシーンは演じやすかった」と述べている。
- イーグルアンデッドが登場した第22-23話では過去に『仮面ライダーアギト』で小沢澄子を演じた藤田瞳子氏が神丘令役で出演している。
- またハートの6であるホークアンデッドは鷹の祖たるアンデッドなのだが、実は鷹と鷲に明確な区別はない。
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダー剣 アンデッド(仮面ライダー剣) 上級アンデッド カテゴリーJ 高原(仮面ライダー剣)
マンティスアンデッド 仮面ライダーブレイド ジャックフォーム カイジンライド
スカラベアンデッド(10) → イーグルアンデッド(J) → カプリコーンアンデッド(Q)