「憎しみ、いがみ合って、地獄に堕ちていけ‼」
「デッドマンガスを浴びた人間は殺しあって死ぬ!名付けて、人類皆殺し作戦!」
登場作品『仮面ライダー』
第52話「おれの名は怪鳥人ギルガラスだ!」
CV/上田耕一(TV本編)、梶哲也(劇場版)、田中亮一(正義の系譜)
スーツアクター/滑川広志
概要
ショッカー科学陣が新たに開発した人間を狂暴化させ、殺人鬼へと変貌させる毒ガス『デッドマンガス』を使った『人類皆殺し作戦』とダブルライダーの抹殺を使命としている。鳴き声は「アーアーアーッ」。
上記にある通り嘴から『デッドマンガス』を吐き出す能力のほか、普通のカラスに擬態できる能力を持っており、喋る珍しいカラスとして人間に近づいてこのガスを浴びせて次々に犠牲者を増やしていった。なお、この『デッドマンガス』には改造人間の機能を麻痺させる効果も持っている。そのほか、戦闘時はこのガス以外にも、薙刀を武器として用いて襲いかかる。
旧2号編の最後の相手だけあって戦闘力はかなり高く、ライダー単独では圧倒出来る程の力を持つ。
一度は一文字を『デッドマンガス』を用いて捕えることに成功するが、既にガスの解毒剤を手に入れていた本郷の活躍により失敗してしまう。
死神博士の命令でボンベから『デッドマンガス』をばら撒こうとするが2号ライダーに邪魔され戦闘に入る。
2号単独との戦闘では圧倒するも1号が助っ人に来ると形勢逆転。
2号との戦闘で投げつけた薙刀の代わりに今度は電磁棒を振り回し猛攻撃を行うがダブルライダーの連続攻撃には手も足も出ず最後は『ライダーダブルキック』を受け爆死した。
この作戦や「人工重力装置GX」の強奪作戦、挙句には1号ライダーのパワーアップをさせてしまうという大失態を犯した死神博士は、南米支部へと左遷させられるという処罰を受ける事となり、それを追い掛ける事を決めた一文字は日本を本郷に託して日本を離れる事となった。
ちなみに「たのしい幼稚園新案カード」では「からすかいじん」名義であり、陸地では弱いが、空中から水爆よりも強い爆弾で爆撃する戦法が得意だと設定されていた。
その他の媒体での活躍
映画『仮面ライダー対ショッカー』にて再生怪人軍団の一員として登場。プラノドンと共に本郷達に人質となった死神博士の救出に一役買うが、最後は『ライダーハンマーキック』を受け絶命した。
同作は第52話の放映の1週間前に公開され、EB「仮面ライダー大図鑑」の閑話集に「それ以前に見た観客はサブの新怪人と見做した」と記されている。
仮面ライダー倶楽部においてはただの雑魚怪人扱いだが、2号ライダーを操作するエリアのザコ怪人では最強の実力者。
デッドマンガスを使わず何故かナイフを投げてくるが、戦闘においては2号ライダーの倍の速さで接近して強烈なアタックでボコボコ壁に叩きつけ容赦なく2号ライダーを始末するエリア屈指の難敵。
即死攻撃が無い分エリアボスよりはマシといえばマシだが、ラスト面以外では戦う必要がないボスと違い、こいつは通常エリアで定期的に出てくるのでよっぽど始末が悪く、ただでさえ難しいショッカータウンの難易度を更に上げている一因でもある。
更にPS2専用ゲーム『仮面ライダー 正義の系譜』において邪眼によって蘇生され、1974年で仮面ライダーV3の最初の敵として立ち塞がる事になる。
『新仮面ライダーSPIRITS』ではショッカー東京湾海底基地に転移させられた1号を迎え撃つ怪人軍団のうちの一人として登場。空中から果敢に挑みかかるが、ライダー稲妻キックでプラノドン、ベアーコンガーと共に三人まとめてあの世に送り返された。
関連項目
イーグルアンデッド(こいつがモチーフ)
カラス仲間
ガラオックス カイザーグロウ クロウロード クロウイマジン デネブ カラスアマゾン
ラットファンガイア(鳥モチーフ)