「これまでだなライダー‼」
CV/阪脩 人間態(マタギの老人)/依田英助 スーツアクター/佐野房信
概要
『仮面ライダー』第46話「対決!雪山怪人ベアーコンガー」に登場するショッカーの熊の能力を持つ改造人間。
身長170㎝、体重65㎏。熊の怪人にしてはスリムだ。鳴き声は「ベアー!」
死神博士の指揮のもと、草津高原の雪を全て溶かし、大洪水を起こす『スノー作戦』の実行の指揮を任されている。
また、その作戦に必要不可欠である2000度の高熱を保つエネルギー爆弾の製造を物理学者の美川博士にエネルギー爆弾を完成させるように脅迫し、彼が外部にその秘密を漏らさぬように監視する役目も担っており、マタギの老人風の人間態の姿で彼の一人息子の正に計画が悟られぬように監視していた。
能力
熊の改造人間だけあり荒々しい戦い方を好み、人間の頭部を簡単にかち割ることの出来る怪力を有している。また雪原での戦闘に長けており、左手の鋭い爪を使った接近戦を得意としている。
そのほか、スノーモービルを乗りこなし、ライダーと激しい戦いを繰り広げた。
略歴
当初の計画通りに美川博士を脅して『スノー作戦』に必要なエネルギー爆弾を作成させていた(この時に捕まえていた人間を見せしめに処刑している)が、彼の息子である正に秘密を知られた為、正の抹殺に向かうが運悪く立花レーシングクラブのメンバーがスキー旅行に訪れていた為、一文字隼人と滝和也に目撃されてしまい交戦。
左腕の爪で一文字の左腕を負傷させるが倒すまでには至らず、正の抹殺も出来ないまま一時撤退する。
その後、立花レーシングクラブのメンバーを攫い、人質にして一文字たちを誘き寄せて引きつけて置き、その間に『スノー作戦』を実行するが、仮面ライダー2号によって藤兵衛らを救出されてしまい、爆弾を発見されてしまう。
作戦を邪魔されまいとスノーモービルに乗ってライダーを引きずり回すが、滝が爆弾を解除した事で作戦は種敗に終わってしまい、自身も無事に縄を解いて脱出したライダーにスノーモービルから引きずり降ろされ最後の対決へと突入。
激しい攻防戦の末、最後は『ライダーキック』の直撃を受けて爆死した。
というかこの爆風で雪崩や洪水が起きかねない気がするのだが…。
余談
後年阪脩氏は、GOD総司令や真の支配者も声を当てているが、唯一演じた怪人であったりする。
この回は製作順では、劇場版のあととなっておりショッカーのアジトの形が地獄大使編(新1号編)のセットになっている。
また、スノーモービルでのアクションを提案したのは岡田勝氏でこのときは自分がやることになるとは思わなかったと語っている。
派生作品
『新仮面ライダーSPIRITS』ではショッカー東京湾海底基地の怪人として登場。基地内部に強制ワープさせられた1号と戦うが、ライダー稲妻キックを受けてプラノドン、ギルガラス共々枕を並べて爆死した。
関連項目
熊仲間や、泣けるで!
昭和ライダー
平成一期
ポーラーベアアンデッド 凍鬼 キンタロス 仮面ライダー電王アックスフォーム グリズリーファンガイア ポーラベアーファンガイア