「GOD総司令より新たな指令を伝える」
CV/阪脩
概要
GOD機関を支配する謎の怪人物。その正体は謎に包まれており、自身は決して姿を見せることはなく、アポロン神殿と呼ばれる巨大秘密基地の地下深くから、自身の声を吹き込んだテープを地蔵や工事現場のコーン、挙句の果てはニワトリ型のロボットなどのあらゆる物体に仕込み、配下の怪人達に指令を発していた。テープは指令を伝え終えると爆破するのがお約束。
なお、GOD秘密警察第一室・室長のアポロガイストは彼に会ったことがあるらしく、(おそらく室長クラスは)彼のみ指令との連絡のやり取りは専用の通信機で会話をしているシーンがいくつかある。
また、罠と知りつつアポロン神殿へと乗り込み、GODに屈せず、あくまでも彼らと戦うという決意をもったXライダー事、神敬介を気に入りスカウトしようとする等、国際的な秘密組織を任されている人物だけに、大物の風格を持ち合わせている部分もある。
アポロガイストの死後、新たな大幹部キングダークが登場してからは、彼に全権を任せたのか、その後一切その姿を現す事はなくなってしまう。
そのため、その正体は様々な説があるが公式ではある人物が彼の正体とされている。
デーモンゼウス
講談社出版の『仮面ライダー1971-1984 秘蔵写真と初公開資料で蘇る昭和ライダー10人』や双葉社出版の『仮面ライダーX』にその名が認められるGOD総司令その人と思われる人物。
詳細は不明だが、ギリシャ神話の最高神・ゼウスの名を冠している事から、番組の路線変更さえなけらば彼こそがラスボスとして登場していた可能性は高い。
まぁ、公式のGOD総司令となっている人物が名乗っていた偽名と考えれば説明は付かんことも無いが…。
ちなみに企画書(DVD付録のブックレットより)ではGOD機関もショッカー、ゲルショッカーに近い組織とされていたらしいので、少なくとも大首領とは何らかの繋がりが有ったものと推測される。
関連項目
ゼウス・ドーパント:同じくゼウスをモチーフとしたライダー怪人。