概要
秘密警察「GOD機関」が有する改造人間達の一部の総称。旧来のショッカー・ゲルショッカー・デストロンの怪人との差別化をするためにギリシアの神々や怪物、英雄等をモチーフとしている。
アポロガイストの死後はGOD悪人軍団にとって代わられるが、再生怪人としてしばしば登場している。
怪人
神話怪人第一号。ポセイドンをモチーフとした筋骨隆々の巨漢で、トライデントを武器に使う。
牧畜と音楽の神パーン(山羊座の元ネタ)をモチーフにした怪人。パンフルートを吹いて催眠音波を放ち、人々を殺人鬼へと変える。
通称「怪力無双」。ギリシャ最強の英雄ヘラクレスを模した怪人。
見たモノを石に変える怪物メデューサがモチーフだけあり、額にある第三の目から石化光線を放つ。さりげなく翼で飛ぶこともちゃんと押さえてあるのがポイント。人の血を吸うことでパワーアップする。
子ども達をトンネルの中で誘拐、日本中の子を持つ親達を恐慌状態にして社会を混乱に陥れることを使命とする。
元ネタはゼウスに雷を与えた巨人サイクロプスで、雷は出さないが代わりに目から強力な「一つ目レーザー」を放つ。
当然ミノタウロスがモチーフ。
日本に潜伏するゲリラに武器を密輸させて内乱を起こそうとした。
モチーフは蜜蝋で固めた翼を付けて牢獄から脱出した「勇気一つを友にして」で有名なイカロス。
前半最強の怪人で、天を支える巨神アトラスがモチーフ。
その名の通り最速の脚を持つ神話怪人のスピードスター。トロイア戦争の英雄アキレスがモチーフで、ターボエンジン付きのローラースケートを履くことで音速も出せるらしい。弱点のアキレス腱まで再現されている。
人間に「火」を与えた巨人プロメテウスがモチーフ。人々に「火=破壊する力=兵器」を作らせた。
『仮面ライダーSPIRITS』を手掛けた村枝賢一氏のお気に入りで、“紅蓮のイニシエーター"の二つ名を添えて怪人戯画を描いている。
九つの首の大蛇ヒドラがモチーフの怪人。しかし、どちらかというと蜥蜴に似ており、作戦にも蜥蜴を使役する。それ以外は猛毒ガスを吹き出す、再生能力を持つなどそこそこ神話に忠実。ただし刎ねられた首は新しく生えるのではなく、元通りにくっつく。
口から1万度の炎を吐くキマイラの神話怪人。超能力を使う少女を誘拐しようとした。
アキレスとは好敵手だった、叙事詩『オデュッセイア』の主人公オデュッセウスをモチーフにした怪人。ゴッドラダムスという予言者に化けて、東京全滅を予言した。神話でのオデュッセウス同様、弓の名手である。
おそらく名前の由来は農耕神クロノス。しかし死神という設定自体はタナトスの方が近い。
三つ首の地獄の番犬ケルベロスがモチーフの怪人。
「アルセイデス」とは森や樹木を司るニンフの複数形であるが、なぜか男の怪人になっている。
猫の怪人だが、神話モチーフではない。特殊なウイルスで猫人間を増やそうとした。
「幽霊」という概念そのものをモチーフにした怪人。
立体映像や死体を操る能力で幽霊騒ぎを起こした。念力で敵を金縛りにする「超能力オカルトス」が得意技。
火の精霊サラマンダーをモチーフにした神話怪人。でも火を吐いたりはせず、指先から噴射する泡で敵を石化させる。自分の鏡像を見ると怯む。
関連項目
オルフェノク:平成ライダー4番目の敵で、1話目はネプチューンとパニック、3話目はミノタウロスがモチーフであり、ギリシャ・ローマ風の鎧を身にまとっている。
ファントム:何体かモチーフが被っている者がいる。
ミュートスサイボーグ:同じく神話モチーフのサイボーグ。いくつかモチーフが同じキャラクターが登場している。
HACHI:同じくギリシア神話を題材にした怪物が登場する。
サーヴァント:英雄や偉人がモチーフのため、一部が神話怪人と一致する。⇒仮面ライダーFate