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星座

せいざ

恒星の配置をさまざまな生物や器具に見立てたもの。天球の区分としても使われる。星占いの黄道十二星座は有名。
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星座をモチーフにしたイラストに付けられるタグ。

概要

恒星の配置を、さまざまな事物に見立てて天球を区分したものの名称。
さそり座が日本やニュージーランドで大きな釣り針、オリオン座がリボンや鼓、北斗七星(おおぐま座)がひしゃくや鍋、大きな馬車など様々に例えられたように、地域や文化、時代によって解釈は異なる。
現在は国際天文学連合が1922年の会議で定めた88の星座が用いられ、これが世界共通の認識となる。
 
なお現代に伝わる星座のうち、北半球で見られるもの大半は古代ギリシャ(2世紀)の天文学者・プトレマイオスが制定したもの……と言いたいところだが、元をたどっていくと結構前任者がいる。
 
まず紀元前4世紀頃に数学者・天文学者のエウドクソス天動説を唱えた人)が自身の学説をまとめた本を書き、それを元に前3世紀の詩人アラトスが詩を作り、前2世紀頃の天文学者ヒッパルコスが星図に起こし、これをプトレマイオスが星座として制定したのだ。
ちなみにアラトスは詩人なので天文学の専門的知識はなかったものの、「星座の神話を伝えた」「トレミーの48星座のほとんど(44個)を形作った」という形で後の世に貢献。
そしてこのエウドクソスとアラトスの学説の間違っていた箇所をヒッパルコスが正してちょっとずつ星座が増え、それをプトレマイオスが改めて48星座ができた。
 
ともあれ、こうして誕生した48の星座たちはプトレマイオスに敬意を表して「トレミーの48星座」と呼ばれた(トレミーはプトレマイオスの英語読み)。
アルゴ船座だけは解体されてしまったが、一応原型が残っている事をカウントすれば、すべて現在の星座に含まれている。
いわゆる黄道十二宮もこの時点で存在しており、さそり座から独立したてんびん座もすでにあった。
 
ギリシャからは見えない南天=南半球には(古代ギリシャ発祥の)星座は存在せず、大航海時代になって新しく造られた星座が充てられているので神話が存在しない。
なかには「アルゴー船座のあたりに流星、と言われても広すぎてわからんぞ!」という理由で4分割された帆座・竜骨座・羅針盤座・船尾座や、ノアの箱舟由来の鳩座(後付け設定でアルゴー船関係にもなった)等の神話持ちの新星座も存在する。

黄道12星座

最もなじみ深いのはやはり黄道12星座であろう。
西洋占星術に用いられており、誕生日によって星座が振り分けられている。
一応へびつかい座も黄道が通っているため、これを含んだ13星座の方式をとるものもある。
それぞれ星座記号が存在するが、形状には若干のばらつきがある。

星座名英語12宮Unicode
牡羊座 / おひつじ座Aries白羊宮
牡牛座 / おうし座Taurus金牛宮
双子座 / ふたご座Gemini双児宮
蟹座 / かに座Cancer巨蟹宮
獅子座 / しし座Leo獅子宮
乙女座 / おとめ座Virgo処女宮
天秤座 / てんびん座Libra天秤宮
蠍座 / さそり座Scorpio天蝎宮
射手座 / いて座Sagittarius人馬宮
山羊座 / やぎ座Capricorn磨羯宮
水瓶座 / みずがめ座Aquarius宝瓶宮
魚座 / うお座Pisces双魚宮
 
なおへびつかい座のマークは「⛎」。

誕生星座の元々の意味は、太陽が天球上におけるどの星座の位置にあるかということ。
占星術においてはや他の惑星の位置も考慮されるが、それを知るためには誕生年月日の他に誕生時間も知っていなければならない場合が多い。
それが解れば、後は無料で調べられるサイトが幾つかある。月の誕生星座くらいは抑えておくといいかもしれない。

ただ、実際には太陽の一年と星座の一年が厳密には一致しない都合で、いわゆる誕生星座と本来の誕生星座とが、現代では30°ほどズレてしまっている。これに対し、太陽と星座の位置の関係を固定させて捉える方法もあり、インド占星術の場合はこちらが多いらしい。
また、通常の誕生星座の場合は天球を空間的に十二等分する方法が用いられている様子だが、地球の公転軌道が真円ではないため、天球上を移動する太陽の早さも一年を通して実は結構変わっている。なので一年を時間的に十二等分する方法もある。

以上から見ても、誕生星座を決める方法は二×二で四通りとなる。
同様に十二のキャラクターの当てられているもので十二支十二生肖)があるが、関係は定かではないらしい。

88星座一覧

※12星座は太字
※2.季節の後ろに(南天)とある星座は日本で見える時期を指す。南半球では3ヶ月程度早いものが多いため基本的に季節がひとつズレる(みずへび座など季節が一致するものもある)

名称漢字表記英名主に見える季節目立つ天体・備考など
アンドロメダ座Andromedaアンドロメダ銀河
いっかくじゅう座一角獣座Monocerosおおいぬ座とこいぬ座の間(天の川の中)にあり、「薔薇星雲」はオリオン座の東側。薔薇のような姿はカメラで撮影すると見られるが、かなり暗いため肉眼ではほとんど見えず、暗いところで望遠鏡を使ってようやくボンヤリとした光が見える程度。
いて座射手座Sagittarius南斗六星は矢を引く手元。西洋でスプーンとかティーポットと例えられたこの星々は、東洋において「死を司る北斗七星、生を司る南斗六星」とされていた。
いるか座海豚座Delphinusもっとも明るい星(β星ロタネブ)でも四等星という地味な星座だが、そのロタネブとα星スアロキンは連星。特にスアロキンはなんと六重連星というかなり珍しい星。
インディアン座Indus秋(南天)インドネシア諸島~カリブ海(西インド諸島辺り)の先住民がモデル。でもα星の名前は「ペルシアン(ペルシャの人)」。このペルシアンという星は17世紀にイエズス会が作った星図で「よし、この星座(インディアン座)のエリアを"ペルシャ"と名付けよう!」となったのが由来なのだが、実は今のところ非公式な名称なので一般には「インディアン座α星」と呼ばれている。
うお座魚座Pisces
うさぎ座兎座Lepusオリオン座の足下にいる。荒くれ者のオリオンに優しさを身につけさせようと遣わされたが、真意など見抜けるはずもないオリオンにあっさり狩られてしまい、これを悲しんだ神によって星座にされたという。
うしかい座牛飼座Bootes一等星アークトゥルスとネクタイのような形が目印。牛飼いを名乗るのにピッタリそうなおうし座からは遠く、棍棒持って犬連れて熊追う猟師という妙に矛盾したビジュアルの星座。ちなみにアークトゥルスは「熊を追いたてるもの」という意味。やっぱり狩人?
うみへび座海蛇座Hydra全天最大のそのサイズが何よりの特徴。くじら座と同じで心臓にあたる位置に最輝星(2等星アルファルド)がある。意味は「ぼっち」。
エリダヌス座Eridanus一等星のアケルナルは九州以南でないと見えないが、これ以外特に目立つ星はない。近くにあるオリオン座の足元(リゲル)の付近から流れ出ているのでこれを参考にしよう。ちなみに「ザウラク」ことエリダヌス座ガンマ星はスバルのずっと下辺りにある。かつてほうおう座の二等星アンカの別名だったが、紛らわしいので近年の会議で正式に仕分けされた。
おうし座牡牛座Taurus一等星アルデバラン、ヒアデス星団、プレアデス星団(スバル)他
おおいぬ座大犬座Canis Major全天最明の一等星シリウス
おおかみ座狼座Lupus長らくケンタウルス座とワンセットだったが、13世紀頃にようやく独立。かつては「野獣座」といった。
おおぐま座大熊座Ursa Majorご存知、北斗七星を擁する星座。後ろから数えて2つめの位置にある「ミザール」はすぐ近くにアルコルという星があり、アラビアにて兵士の視力検査に活用された。ちなみに尻尾が長いのは尻尾をつかまれて吹っ飛ばされた結果びろーんと伸びたからで、年中見える(=地平線に沈まない)のは女神ヘラが「あいつ嫌なヤツだからずっとあの辺歩かせといて」と海の神々に命じたからだとか。
おとめ座乙女座Virgo一等星スピカが目印で、うみへび座に次いで大きな星座。春になると上ってくるので、豊穣の神デメテル、あるいは里帰りした娘のペルセフォーネになぞらえられる事が多い。スピカは「麦まき星」として作物の種まき時期の目印でもあった。
おひつじ座牡羊座Aries金ピカな羊なのにイマイチ地味だが、頭に二等星ハマルという目印があるだけ恵まれてる方である。
オリオン座Orion全天で一番見つけやすいであろう星座。ベテルギウスは老いた低温の星(3500度)だがリゲルは若く高温(1万1000度ほど)。だから赤と青のコントラストなのだ。
がか座画架座Pictor冬(南天)キャンバスの事。絵描きの「がか(画家)」ではない。
カシオペア座Cassiopeia年中見られる星座のひとつ。北極星を発見するのに役立つ
かじき座旗魚座Dorado冬(南天)タランチュラ星雲
かに座蟹座Cancerプレセペ星団
かみのけ座髪の毛座Coma Berenices星座自体が星団という唯一の星座は16世紀になって誕生。このかみのけ座の神話に語られるエジプト王妃ベレニケの夫王の名前は「プトレマイオス3世」という。
カメレオン座Chamaeleon春(南天)日本からは全く見えない星座のひとつ。
からす座烏座Corvus元々は太陽の神アポロンの使いで、銀色のしゃべれる鳥だった。だがある時このカラスのついたウソがきっかけでアポロンは恋人を失った。激怒したアポロンはカラスを真っ黒に染めてカーカーとしか鳴けないようにし、「そのまま永遠に反省していろ!!」とおしおきとして星座にしたという。
かんむり座冠座Corona Borealis酒の神デュオニソス(バッカス)がアリアドネ王女に贈ったとされる冠。このアリアドネ、クレタ島でミノタウロスの生け贄にされそうになったところをテセウスという王子に救助されたのだが……彼は「あの女の近くにいるとお前は不幸に見舞われる。すぐに離れるべきだ」という神託に沿って彼女を置き去りにし去っていった。その後たまたま島に立ち寄ったデュオニソスは事の経緯を聞き、「ならば私は決して君を悲しませないと誓おう」と求婚。アリアドネは喜んでこれを受け、この時に冠を授けられたという。
きょしちょう座巨嘴烏座Tucana秋(南天)大きなくちばしを持つ鳥「オオハシ(南アメリカに生息するキツツキの仲間)」をかたどった星座。足下には小マゼラン雲が、近くにはエリダヌス座の河口「アケルナル」があるのでこれらを目印にして探そう。
ぎょしゃ座馭者座Auriga五角形の形と一等星カペラが目印。馭者(御者)とは馬車の乗り手として馬を操る人を指し、神話の時代に馬車式戦車を発明したとされる王様「エリクトニオス」がこの星座のモデル。しかしカペラが「メスの子ヤギ」を意味するからか、子ヤギを抱えたおじいさんという姿で描かれる。ちなみにこのヤギは「アマルティア」といい、赤ん坊時代のゼウスはアマルティアの山羊乳で育った。
きりん座麒麟座Camelopardalis北極星に近いので年中見られる星座のひとつ。元々ラクダ座(Camelus)になるはずだったが、誰かが綴りを間違えてそのままキリンになった。
くじゃく座孔雀座Pavo秋(南天)頭のてっぺんにあたる二等星ピーコックが目印。ピーコックは英語でオスの孔雀を意味するが、Pavoはスペイン語で「七面鳥」。
くじら座鯨座Cetus変光星ミラが目印。明るいと2等星だが暗いときは10等星とべらぼうに暗い。ほぼ11ヶ月周期で明るさが変わる。
ケフェウス座Cepheusへびつかい座やぎょしゃ座と同じ「五角形のオジサマ」シリーズ。左腕にあたる「ガーネットスター」ことエラキスは変光星で、730日(つまり2年)かけて4等星から5等星程度に推移する。なおこの星は遠くにあるから暗く見えるだけで、本来は太陽の1500倍、半月並みの明るさ。オリオン座のベテルギウスやさそり座のアンタレスと同じで「年老いて大きく膨れた星」なのだ。
ケンタウルス座Centaurus一等星アルファケンタウリ&リギル、オメガ星団
けんびきょう座顕微鏡座Microscopiumやぎ座の下、みなみのうお座のとなりにある。一番明るくて5等星と指折りで暗い星座なのでよほど視力がよくないとマトモに見えない(肉眼では6等星程度が限界)。
こいぬ座小犬座Canis Minor一等星プロキオン
こうま座小馬座Equuleus南十字星に次いで小さな星座で、ペガスス座の顔の先に顔だけ出ている星座。モデルはペガサスの弟にあたる名馬ケレリスだと言われている。
こぎつね座小狐座Vulpecula鳥(ガチョウ)をくわえているのは元々「ガチョウをくわえたきつね座」と呼ばれていた名残。一時期はそのガチョウも星座だった。
こぐま座小熊座Ursa Minor北極星ポラリスが目印。元はりりしい青年だったが、クマに変えられた妖精カリスト(おおぐま座)の息子なので星座になるとき一緒にクマに変わったそうな。
こじし座小獅子座Leo Minor結構地味だが、しし座の上にいるのでそれがわかれば割と簡単。
コップ座Crater我々の感覚では優勝カップに見えるが一応コップ。古代ギリシャで使われていた「クラーテル」という杯がモデル&学名になったのだ。
こと座琴座Lyra一等星ベガ(織姫)
コンパス座Circinus春(南天)製図用のコンパスをかたどった星座でケンタウルス座の足下にある。この星座自体は目立たないが、あつらえ向きにケンタウルス座の足下の「アルファケンタウリ」と「リギルケンタウリ」がよく目立つので見当をつけやすい。
さいだん座祭壇座Ara南中高度(一番高く上がる高さ)が0度前後なので、それがマイナスになる最初の星座。大半の地域では一部しか見えず、沖縄辺りでようやく全体が見える。古代ギリシャ時代からあった由緒正しい星座で、航海の安全祈願に用いられたという。
さそり座蠍座Scorpius釣り針のような形と一等星アンタレスが目印で、さいだん座はこの星座の下にある。へびつかい座に踏まれているのは暴れださないように押さえつけられているから。
さんかく座三角座Triangulum「三角形に並ぶ星」だから見たまんまの星座になった。由緒ある星座だが神話や伝承はなにもない。
しし座獅子座Leo心臓に1等星レグルス、尻尾に2等星デネボラ、「?」をひっくり返したような「獅子の大鎌」と色々特徴的な星座。レグルスは「小さな王様」、デネボラは「尻尾」という意味(はくちょう座のデネブと同じ)。
じょうぎ座定規座Norma夏(南天)直訳するとラテン語の「基準になるもの」という意味。ちなみに「仕事などの達成基準」で用いられる「ノルマ」はロシア語。
たて座楯座Scutum
ちょうこくぐ座彫刻具座Caelum冬(南天)彫刻に使うノミと彫刻刀をかたどった星座。「カエルム」はラテン語で「天空」とか「天国」とかいう意味。
ちょうこくしつ座彫刻室座Sculptor冬(南天)別名「アトリエ座」。でもスクラプターは英語で「彫刻家」。
つる座鶴座Grus秋(南天)はくちょう座に似た形の星座で、青白い「アルナイル」と赤い「グライド」というダブル2等星のコントラストが綺麗な星座。アルナイルは「かがやく尻尾」という意味だが、位置的には尾羽ではなく左翼にあたる(グライドはお腹辺り)。この他頭の辺りに3等星アルダナブがある。
テーブルさん座テーブル山Mensa冬(南天)南アフリカのケープタウンにある山。てっぺんがテーブルのように平らなのでこう呼ばれるが星座の形はへの字型。88星座ではもっとも暗く、日本では全く見えない星座のひとつ。
てんびん座天秤座Libra
とかげ座蜥蜴座Lacerta元々「イモリ座」になるはずだったらしいが結局とかげ座で落ち着いた。というわけで両生類の星座はひとつもない。
とけい座時計座Horologium冬(南天)ホロロギウムは時計(置時計)という意味で、18世紀当時最も正確とされた振り子時計をかたどった星座。日本の大部分ではエリダヌス座下流とちょうこくぐ座の間にある振り子部分しか見えないが、その振り子にあたる4等星が一番明るい。
とびうお座飛魚座Volans春(南天)Volans(ヴォランス)は「飛ぶもの」という意味。魚のトビウオは「Cypselurus(シプセルルス)という。
とも座船尾座Puppis一応「ナオス」という青白い2等星がある。近くにはかつて「そくていさく座」という船尾から垂らして使うロープ系器具の星座があった。
はえ座蠅座Musca春(南天)みなみじゅうじ座の下にあるため見当はつけやすい。ムスカはラテン語でそのまま「ハエ」という意味。
はくちょう座白鳥座Cygnus別名ノーザンクロス。尻尾にあたる一等星デネブは夏の大三角の一つで、くちばしの二連星アルビレオはもっとも綺麗な連星と評される「夜空の宝石」。首のつけ根の「X-1」はブラックホールであろうと見られている。
はちぶんぎ座八分儀座Octans秋(南天)最も天の南極に近い星座。当然日本からは見えない。
はと座鳩座Columba日本全土から見える鳥の星座では2番目に小さいが、ふうちょう座よりは大きいので3番目になる(一番小さいのはからす座)。逆に一番大きいのははくちょう座。
ふうちょう座風鳥座Apus夏(南天)日本からは全く見えない星座のひとつ。ただし沖ノ鳥島まで行くとギリギリこの星座の一番上の星が見えるらしい。
ふたご座双子座Gemini各々の頭にあたるカストル&ポルックスはそのままこの兄弟の名前。異父兄弟だがとても仲がよく、「世の兄弟(姉妹)たちの手本となるように」星座になったと神話に語られている。
ペガスス座Pegasusペガススの四辺形が目印。星座の名前は「ペガサス」や「ペガソス」ではなく「ペガスス」なので注意
へび座蛇座Serpens前後2つに分けられている唯一の星座。古代の人々はヘビが脱皮して成長するその姿を"死と再生"になぞらえ、後に健康のシンボルとしても信奉していた。ちなみに名医アスクレピオスはヘビの毒液さえも薬とするほどの腕前を持っていたとされ、それでへびつかい座とセットになっているのだとか。
へびつかい座蛇遣い座Ophiuchusハゲだのケチだの罵られているような通称でおなじみ(?)の「ラス・アルハゲ」と「ラス・アルケチ(アルゲティ)」。そのうちハゲはこっち。蛇使いの頭という意味だが、へびつかい座は医者なので「医者はハゲ」とでも覚えよう。
ヘルクレス座Hercules人物名は「ヘラクレス」でも通じるが、星座の名前として正式なのは「ヘルクレス」。頭のてっぺんにある「ラス・アルケチ」はひざまずく者の頭という意味で、かつてはこの星座がそう呼ばれていたらしい。ちなみにラスアルケチは3~4等星の間で明るさが変わる。
ペルセウス座Perseus変光星アルゴールが目印。別名「悪魔の星」と呼ばれ、絵を肉付けするとメドゥーサの額の辺りにある。
ほ座帆座Vela
ぼうえんきょう座望遠鏡座Telescopium秋(南天)みなみのかんむり座とさいだん座の間にある星座。いて座の南斗六星のずっと下辺りを探してみよう。
ほうおう座鳳凰座Phoenix秋~冬(南天)つる座と同じで左翼にあたる部分に最輝星(二等星アンカ/ザウラク)があり、位置的にはみなみのうお座のずっと左下(つる座の東側)。ちなみにアンカとザウラクはどちらもアラビア語で、それぞれ「フェニックス」、「船(ボート)」という意味。近年「アンカ」が正式名になった。
ポンプ座Antlia春(南天)絵で見るとポンプというよりランプのような見た目だが、容器内の空気を抜くのに用いられる「真空ポンプ」を表す星座。おひつじ座やテーブルさん座のようなへの字型の星座のひとつ。
みずがめ座水瓶座Aquarius大きい割に暗いので、この星座の真ん中辺りにある目印「三ツ矢」も目立たず地味。なおこの星座にも「アンカ」という星があるが、こっちはラテン語で「腰」という意味。みずがめ座流星群は晩春から夏にかけて2回起きる。
みずへび座水蛇座Hydrus冬(南天)うみへび座をメス、こちらをオスとして作られた。なおミズヘビは実在する生物で、ヘビでありながら水中で暮らす変わった生態を持つ。
みなみじゅうじ座南十字座南十字星Crux春(南天)ご存知南十字星。明るい上に形が整っているので大変わかりやすく、十字の左(ミモザ/ベクルクス)と真下にあたるアクルックスは一等星。てっぺんのガクルクスは二等星で、右側の星は三等星とやや暗い。近くには「コールサック(石炭袋)」という暗黒星雲があり、星の素になるガスやチリなどがたくさん集まったものが周囲の星で照らされて黒い穴のように見えているのだ。
みなみのうお座南の魚座Piscis Austrinus口にあたる一等星フォーマルハウトが目印。みずがめ座のツボから飛び出した魚だとか、アフロディテ(ヴィーナス)と仲の悪かったデルセトという女神のなれの果てとか言われている。アフロディテに呪われた彼女はとある男性と結婚し息子を得たが、魔法の呪いが解けると人間と家庭を築いた事実に発狂。家を飛び出した勢いで湖に飛び込み、魚の姿に変わったのだという(ギリシャ神話の神々は基本的に人間との結婚を恥と考えて忌避していた)。
みなみのかんむり座南の冠座Corona Australis夏(南天)いて座の近くにある星座で、形はわかりやすいが暗くて見えにくい。これについては「ケイローンが草花で編んだ素朴なリース」だからという理由付けがされているらしい。
みなみのさんかく座南の三角座Triangulum Australe夏(南天)二等星アトリアが目印。ただしそのアトリア星は一番下、それも沖縄からですら水平線以下という位置なので日本からは見えない。ちなみに三角というが星は4つある。
や座矢座Sagitta愛の神エロスが放った金の矢を表すとされる星座。エロスの金の矢は神々さえも燃え上がるように激しい恋心を抱き、鉛の矢はどんな愛情でも拒む超朴念仁と化すのだ。
やぎ座山羊座Capricornus
やまねこ座山猫座Lynx形に特徴がない上に暗いのでわかりづらい。この星座を作ったヨハネス・ヘヴェリウスは「山猫のような目力がないと見つけられないだろう」とコメントしたそうな。
らしんばん座羅針盤座Pyxis羅針盤が航海用具になったのは9世紀の中国。大昔から存在してはいたものの、ヨーロッパなど各地域に広まったのは13世紀くらいの事だった。
りゅう座竜座Dracoこの竜は名前を「ラドン」といい、眠らなくても平気という能力を活かして「神々の若さを保つリンゴ」の見張り番をしていた。…が、よほど疲れていたのかうっかり居眠りしている間にアトラスによってリンゴをひとつ奪われてしまう。しかし神々はラドンを責める事なく「よく頑張った、これからはゆっくり休むといい」と労い星座にしたという。
りゅうこつ座竜骨座Carina大きな船の前半分をかたどった星座で、竜骨とは船底にあって船全体を支える梁のこと。一等星のカノープスはシリウスに次いで明るく、中国や日本では長寿のシンボル「寿星(南極老人星)」として親しまれた(南極老人とは福禄寿の事)。しかし南の空低くしか上らないので北関東以北ではほとんど見えず、一般には福島県や新潟県の中部あたりが限界。ちなみにカノープスはアルゴ船に乗っていた水夫の名前。
りょうけん座猟犬座Canes Venatici2頭の犬は上が「アステリオン」、下は「カーラ」といい、17世紀ドイツの天文学者ヘヴェリウスが名付け親。コルカロリは「チャールズ王の心臓」という意味だが実はこの星座とは関係なかったりする(17世紀のイギリス国王・チャールズ2世が即位したときの記念)。大小2つの銀河がくっついているような「子持ち銀河」M51が印象的だ。
レチクル座Reticulum冬(南天)望遠鏡のファインダーのこと。別名「小網座」。
ろ座炉座Fornaxフランスの天文学者、ニコラ・ルイ・ド・ラカイユが作った星座の一つで、たくさんの銀河を擁する事と北半球ではまっ逆さまなので有名。ラカイユが作った(その上で残った)星座は14あるが、大半が「暗い」「象った物に対して並びがわかりづらい」という変な共通点を持つ(元々「空いたスペースの埋め合わせ」で作られたため)。
ろくぶんぎ座六分儀座Sextansしし座とうみへび座の間にあり、からす座、コップ座と共にうみへび座に乗っているように見える星座のひとつ。かつては天の女神ウラニアの名を冠し「ウラニアのろくぶんぎ座」といった。
わし座鷲座Aquila彦星こと一等星アルタイルが目印。おうし座(はくちょう座)のようにゼウスがみずから変身した姿を記念写真のごとく星座にしたとされるが、彼が自身の使いとして従える大鷲を表すとも言われている。古い星図だとこの鳥の下に謎の少年が描かれていたりするが、彼はガニメデス王子ではなくアンティノウスというまったくの別人なので覚えておこう。

現在使われていない星座

88星座が定義される以前に、天文学者が好き勝手に作った星座達。
昔の星図に今の星図に見当たらない星座があれば、それが現在使われていない星座である事が多い。
ジョージのこと座とかチャールズのかしのき座、フリードリヒの栄誉座、ポニアトフスキーのおうし座、かんししゃメシエ座など人名の付いた事物の星座は時の権力者(あるいは学者など)の功績を讃えて作られた物である事が多いが、当然こんな忖度のような星座が認められるはずもなく、多くの星座は他の星座に統合されて姿を消していった。他にも、これらの星座を形作る星が非常に暗い、別の星座と星が被っている、そもそも馴染みが無さすぎて広まらなかったなどの理由があった。
 
ちなみにたて座は元々上記のような王の功績を讃える為に作られた星座のひとつであり、そういったカテゴリーの中で唯一生き残ったという何気に凄い星座。
史実だけではなく神話由来のもの(カイネウス座やケルベルス座、セイレーン座など)もあるにはあるが、残らなかった理由は先述の通り。

なお諸君も一度は耳にしたことがあるであろうしぶんぎ座流星群。これはいまのりゅう座やうしかい座の間らへんにあった「しぶんぎ座」の名残で、現在のうしかい座りゅう座の領域に当たる。
だがバカ正直に「うしかい座とりゅう座の間の流星群」では呼びづらいので、しぶんぎ座流星群という名前で残ったのだ。
 
このしぶんぎ(四分儀)とは天体の位置や高度を測る器具で、はちぶんぎ座やろくぶんぎ座のそれと同系統のアイテム。
360度を8分割(=45度)したのがはちぶんぎ、6分割で60度なのがろくぶんぎ、90度がしぶんぎで、名前についている数字が小さいほど新しい時代のもの。
 
ボツになったので大半の星座の本などには名前も出てこないし、これらの星座がかつて存在した事自体知らなかったという人もいる事だろう。
逆に「今はない星座」という部分にロマンを感じてか一部ではカルト的な人気があるようで、星座をモチーフにしたフィクション作品では結構登場することもあるという。一応神話に由来のあるケルベルス座の採用率が高いようだ。

ほとんどが中世欧州で作られたものだが、中には紀元前で作られたものもある。


星座名称漢字表記英名位置備考星図
アルゴ座Argo今のほ/らしんばん/りゅうこつ/とも座。
アンティノウス座Antinousわし座の南2世紀頃に実在した人物で、当時のローマ帝国皇帝・ハドリアヌスが愛した少年。18歳の若さで世を去った彼を悼んだハドリアヌスは自身の権限で彼を神格化し、当時植民地だったエジプト北部(現ファイユーム市)に彼を土地の守り神とする神殿と「アンティノポリス」という都市を作った。なおアンティノウスはナイル川を訪れた際事故で命を落としたが、一説にはハドリアヌスの命を永らえさせるために神託を受けて自ら入水したとも言われている。星図
いんさつしつ座印刷室座Officina Typographicaおおいぬ座の東クーデンベルク活版印刷をかたどった星座星図
ヴェロニカのヴェール座Sudarium Veronicaeキリスト教の聖人ヴェロニカをたたえた星座。ゴルゴダの丘に連行されるキリストに対し、「汗を拭うのにこれをお使いください」と自身の持っていたベールを手渡した心優しい女性である。
おうしゃく座王笏座Sceptrumアンドロメダ座の近く別名「おうしゃくとせいぎのて(王笏と正義の手)座」。フランス国王ルイ14世をたたえた星座。星図
おおぐも座大雲座Nubecula Major大マゼラン星雲の事。すぐ近くにタランチュラ星雲があるが、「大蜘蛛」ではなく「大雲」。
おんどり座雄鳥座Gallusおおいぬ座の西作られたはいいが徐々に忘れられていき自然消滅した星座のひとつ。神話があるでもなく、孔雀や風鳥のように物珍しいわけでもないただのニワトリなのがいけなかったのだろうか。星図
カイネウス座Ceneusおおかみ座の北ギリシャ神話に登場する人物カイネウスがモデル。元々女性だったがポセイドンに願って男性になった。星図
かんししゃメシエ座監視者メシエ座Custos Messiumケフェウス座の近く生涯で44個の彗星を発見し、ルイ15世が「彗星の狩人」と称したフランスの天文学者、シャルル・メシエにちなんだもの。そのメシエが「彗星と紛らわしい」とした星雲や星団などを記録したものが「メシエ天体」と呼ばれ、現在110種類ある。星図
きたばえ座北蠅座Musca Borealis牡羊座の北かつてはみつばち座(Apes)⇨すずめばち座 (Vespa)という星座だった。ちなみに現在のハエ座も当初みつばち座とされていたが、後に「カメレオンの好物と言えばハエだろう」という理由でハエ座と改められたという。星図
けいききゅう座軽気球座Globus Aerostaticus山羊座の南18世紀後半にモンゴルフィエ兄弟が作った世界発の気球をかたどった星座で、フランスの天文学者ジェローム・ラランドが作った星座のひとつ(ねこ座やしぶんぎ座を作ったのもこの人)。多大な功績を残し、近代天文学の発展に大いに貢献したラランドだが、彼の作った星座はことごとく忘れ去られて消えていった。星図
ケルベルス座Cerberusヘルクレス座の西星図では三つ首の犬ではなく3匹のヘビの姿で描かれており、ヘラクレス(ヘルクレス)が持っている木の枝のようなものがそれ。ちなみに彼は赤ちゃん時代に義母のヘラにヘビをけしかけられたり、いわゆる12の難題をこなす冒険の中で大蛇(ヒドラ→うみへび座)を倒したり、ケルベロスを連れてこいと命じられたりしたこともあったため、ヘビもケルベロスもそれなりに縁がある。星図
こがに座子蟹座Cancer Minor蟹座の西星図
こぐも座小雲座Nubecula Minor小マゼラン星雲の事
しぶんぎ座四分儀座Quadrans Muralisりゅう座の近くろくぶんぎ座やはちぶんぎ座が残ってしぶんぎ座だけが消えたのは、「甥と一緒に天体観測した記念」というあまりに個人的な理由だったから。ろくぶんぎ座はポーランドのヘヴェリウスが、はちぶんぎ座はラランドと同じフランスのラカーユ(ラカイユ)が作ったが、前者は自宅が火事に遭った際一緒に焼失した六分儀を惜しんで星座にしたという事情に同情が集まったのか存続。はちぶんぎ座の方は特にエピソードはないようだ。星図
しょうさんかく座小三角座Triangulum Minus三角座の近く星図
ジョージのこと座ジョージの琴座Harpa Georgii牡牛座の近く17世紀のイギリス国王ジョージ3世をたたえた星座。こと座が「Lyra」なのにこっちが「Harpa」なのは、こと座が古代ギリシャの竪琴、こっちがジョージ3世の愛用していたハープ(プサルタリー)を表しているから。星図
セイレーン座Sirenケンタウルス座の北ケンタウルスの足の下、南十字のすぐ近く。普通は美しい女性の顔を持つ鳥という姿で描かれるセイレーンがなぜ人魚なのかは不明だが、共通するのはきれいな声で歌う、半獣、海の魔物という事。星図
そくていさく座測定索座Lochium Funisらしんばん座の近く船の速力や航行距離を測る道具。等間隔で結び目のあるヒモの先に重りのついた扇形の板がついていて、船尾からヒモを垂らし、一定時間の間にいくつ結び目が出たかを数えることで速度や距離を測定するのだ。なお測程索とはそのヒモの事で、道具そのものの名前は「そくていぎ(測程儀)」という。星図
チグリス座Tigrisペガサス座の近く中東・メソポタミア地方の大河ティグリス川がモデルだが、同じく川の星座であるエリダヌス座もそれぞれの地域の大河(中東ではティグリス川/ユーフラテス川、イタリアではポー川、アフリカではナイル川など)の名前で呼ばれていた。それで十分だと思われたのだろうか……?星図
チャールズのかしのき座チャールズの樫の木座Robur Carolinumりゅうこつ座の近く17世紀後半のイギリス国王・チャールズ2世をたたえて天文学者(当時学生)のエドモント・ハレーが作った星座。ウスターの戦い(1651年)に敗れて亡命するチャールズ2世が樫の木の陰にいたおかげで無事に逃げ延びたというエピソードにちなんだもので、これをきっかけにハレーは出世したらしい。ちなみに星図ではアルゴ船座に折られている。星図
つぐみ座鶫座Turdus Solitarius天秤座の近く実際のところはツグミではなくドードー鳥をモデルにした星座らしい。しかし星図ではどう見ても普通の小鳥。星図
ていこくほうじゅ座帝国宝珠座Pōmum Imperiāleアンティノウス座の近く十字架の載った宝珠をかたどった星座。神聖ローマ帝国の皇帝の証。星図
でんききかい座電気機械座Machina Electricaくじら座の南静電気を蓄えて利用しようと発明された「手回し式静電気発生機」(後のエレキテル)と、コンデンサの原型「ライデン瓶」をかたどった星座。ライデン瓶は内部と外側の両方にスズがメッキされたガラス瓶で、上下それぞれに真鍮の棒と鎖のついた皿のようなふたを乗せ、鎖がスズに触れた状態で静電気を帯びたものを近づけ放電させるとその電気を蓄えられる仕組み。なおライデン瓶という名前はオランダの地名からで、断じて「雷電」ではない。星図
となかい座馴鹿座Reeneかんししゃメシエ座の近く18世紀中盤に行われた測量調査で北極圏まで行った記念に作られた星座。この当時は「地球は縦長だ!」という説と「いいや横長だね」という説が対立していて、決め手となる子午線弧(経線1度の長さ)が北極付近と赤道のそれぞれでどのくらいかを調べるために調査隊が派遣された。2つのチームがそれぞれフランスからスウェーデン(北極圏)とエクアドル(赤道直下)まで遠征し、子午線弧を測量したのだ。星図
ねこ座猫座Felisうみへび座の近く設定者のラランドは筋金入りの猫好きだったが、この星座が自身の飼い猫をモデルにしていたため人々には受け入れられず、忘れられる形で消えていった。星図
ハーシェルのぼうえんきょう座ハーシェルの望遠鏡座Telescopium Herscheliiぎょしゃ座やオリオン座の近く天王星を発見した天文学者、ウィリアム・ハーシェルが作った新型望遠鏡をかたどった星座。そのハーシェルを援助してくれたスポンサーは国王のジョージ3世で、それにちなんでケフェウス座のエラキス(ガーネットスター)に「ジョージスター」というあだ名をつけていたとか(観測記録ではガーネットと例えている)。ちなみに「ジョージのこと座」とこの星座はハンガリーの天文学者マクシミリアン・ヘルが作った。星図
パエトーン座Phaethon太陽の神アポロン(ヘリオス)の息子。ある時燃え盛る「太陽の馬車」に乗って大空へ駆け出したが制御に失敗して暴走、地上に大火事をもたらしてしまう。これはまずいとゼウスが雷を放って馬車を撃ち落とし、友人キグナスが白鳥に姿を変えてエリダヌス川を探しまわったところ遺体が発見された。パエトーンの姉妹はこれを悲しんでポプラの木に変わり、キグナスははくちょう座として夜空に上げられ、アフリカや中東にある砂漠はこの時の大火で焼け野原になった名残だといわれている。なお白鳥やはくちょう座の学名はこのキグナスに由来している。不明
ばら座薔薇座Rosa猟犬座と乙女座の近く星図
ひどけい座日時計座Solarium時計座の近く19世紀前半に作られたがほとんど広まらなかったらしくボツになった。現在のレチクル座の辺りにあった。星図
ふくろう座梟座Noctuaうみへび座の近くおとめ座を知恵の神ミネルヴァに見立て、その使いとして作られたという。だからフクロウは知恵のシンボルなのだ。星図
ブランデンブルクのおうしゃく座ブランデンブルクの王笏座Sceptrum Brandenburgicum現在のエリダヌス座の近く王様の杖(笏)をかたどった星座で、ブランデンブルクとは現在のドイツ北東部にあった「ブランデンブルク=プロイセン」という国家連合のこと。国家連合は同じ君主を擁する国が「互いに独立は保ったまま」同盟しているようなもので、いくつかの国が集まってひとつの国として成り立っている連邦国家とは違う。星図
フリードリヒのえいよ座フリードリヒの栄誉座Honores Fridericiアンドロメダ座の近くプロイセン(現西ドイツ)の国王・フリードリヒ1世の没後まもなく制定された星座。月桂樹の枝と王冠、杖をかたどっている。星図
ポニアトフスキーのおうし座ポニアトフスキーの牡牛座Taurus Poniatoviiへびつかい座の近くポニアトフスキーは18世紀後半のポーランド国王で、ビリニュス(リトアニアの首都)にあった王立天文台の施設長「マルチン・ポツォブト=オドラニツキー」という天文学者(兼・神父)が彼を称えて作った。牛の星座なのはポニアトフスキー家の紋章だったからで、王様の紋章をかたどった星座には他にゆり座がある。星図
ボルタでんち座ボルタ電池座Battery of Voltaこうま座の南希硫酸に銅板と亜鉛板をいれると簡単な電池になるアレの原型。ボルタはこれを発明したイタリアの科学者で、電圧の単位「ボルト」の由来、コンデンサの生みの親&名付け親、その前にはライデン瓶の改良にも携わっていたというまさに電気工学の申し子。なお電気利用の先駆けである「静電気発生装置」は1663年に発明されたが、ライデン瓶やボルタ電池ができたのはそれぞれ1746年、1800年のこと。またアメリカのフランクリンが「雷に向かって凧を揚げた」実験や避雷針の発明はそれぞれ1752年と53年で、18世紀は電気に関する研究が大きく進展した時代であった。星図
ポロフィラックスPolophylaxきょしちょう座とつる座の間「極の守護者」という意味だが和名はない。不明
マエナルスさん座マエナルス山座Mons Maenalusうしかい座の南ギリシャにあるメナロ山の事だがマイナーすぎて広まらなかった。星図
みなみのや座南の矢座Sagitta Australis射手座の近く星図
モモンガ座Sciurus Volans今のきりん座の一部星図
ゆり座Lilium牡羊座の北部ユリはブルボン王朝(≒フランス王家)の紋章で、人名こそついていないが当時の王様(ルイ14世)を称えるために作られた忖度同然の星座のひとつ。星図
ヨルダン座Jordanusおおぐま座の近辺中東の大河ヨルダン川がモデル。エリダヌス座のような神話があるわけでもないのでだんだん忘れられ、やがて自然に消滅した。星図
ロバ座/飼い葉桶座Asselli/Praesepe現在のかに座の辺り現在かに座と呼ばれるそれを「桶に入った牧草を食べているロバの顔」と見立てたもので、「プレセペ」が「飼い葉桶」という意味なのとアセルス・ボレアリス(北のロバ)、アセルス・アウストラリス(南のロバ)という星があるのはその名残。星図

以下は和名が不詳のもの。
  • ドリルと旗弁を模した星座(Tarabellum and Vexillum)
  • ザクセン選帝侯領の紋章を模した星座(Gladii Electorales Saxonici)
  • コロンブスの胸像を模した星座(Marmor Sculptile)
  • ライン宮中伯を讃えて作られたライオンの星座(Leo Palatinus)
  • オオハシ科を模した星座(Lang)(きょしちょう座とは別)


ジョン・ヒルの星座

風刺作家で植物学者としても知られるジョン・ヒルが作成した15の星座。
全部で15個存在するが、あくまでも好き勝手に星座を作成し続ける天文学者達への風刺に作った星座だと言われている。しかし、かぶとむし座までの星座は星図が残っている他、星図のない星座でも位置が細かく設定されているなど、ジョークにしては本気度が高い。


星座名称漢字表記英名位置星図
みみず座蚯蚓座Lumbricus双子座の近く星図
ひきがえる座蟾蜍座Bufo天秤座の近く星図
かさがい座傘貝座patella水瓶座の近く星図不明
うなぎ座鰻座Anguilla山羊座の頭上星図不明
かぶとむし座甲虫座Scarabaeusさそり座と天秤座の近く星図
せんざんこう座鯪鯉座Manisとかげ座の近く星図
こだいのかき座古代の牡蠣座Gryphitesヘラクレス座の腕近く星図
かめ座亀座Testudo魚座の南星図
たつのおとしご座竜の落とし子座Hippocampus牡牛座の南星図
おこぜ座虎魚座Uranoscopus双子座の近く星図
いがい座貽貝座Pinna Marina射手座の頭上星図
つのがい座角貝座Dentalium水瓶座の肩近く星図
なめくじ座蛞蝓座Limaxエリダヌス座の南側/うさぎ座の近く星図
くも座蜘蛛座Aranea乙女座の南星図
ひる座蛭座Hirudoオリオン座の頭上星図





γ線天体からなる22星座

公式の88星座とは別にNASAが公表した星座で、γ線天体(文字通りγ線を放っている星)を結んで作られた。一応肉眼で観測できるとはいえ、肉眼では非常に視認しにくい。
なお、いくつかは近代の創作作品に由来している。

  • ゴジラ座:元ネタは怪獣王ゴジラ。日本の特撮作品どころか、日本の創作作品唯一の出典。宇宙に縁のあるあのヒーローは米国での知名度故か選ばれなかった。
  • シュレディンガーのねこ座:生きた状態と死んだ状態が同時に存在する状況というアレ
  • エンタープライズごう座:元ネタは空母ではなく、スタートレックに登場する宇宙船。
  • ふじさん座
  • しろ座:城座。元ネタはドイツのノイシュバンシュタイン城。
  • きんもんばし座:元ネタはアメリカのゴールデン・ゲート・ブリッジ
  • アインシュタイン座
  • ミョルニル座:元ネタは北欧神話に登場するハンマー「ミョルニル」。星座で北欧神話モチーフは珍しい。
  • 無線天文台座
  • くろごけぐも座
  • 大灯台座:元ネタはアレクサンドリアの大灯台。
  • ターディス座:元ネタはドクター・フーに登場した次元超越時空移動装置。
  • ちょうじんハルク座:元ネタは言わずもがなハルク。アメコミヒーロー唯一の人選。 蜘蛛男超男蝙蝠男アメリカの盾兵はこれを見て何を思うのだろう。
  • エッフェルとう座
  • コロッセオ座
  • ほしのおうじさま座
  • オベリスク座:細長い記念碑。元々は古代エジプト発祥という由緒あるオブジェ。
  • サターンV座:NASAの所有していたアポロ計画で打ち上げられたロケットが元ネタ。
  • ヴァーサせん座:現存する世界最古の船が元ネタ。


余談

元は別の名前の星座だったが、改名されて現在に至る例も存在する。

  • きんぎょ座(ここではシイラを指す)⇨かじき座
  • フラミンゴ座またはさぎ座⇨つる座
  • インドのみつばち座またはインドのとり座⇨ふうちょう座
  • みつばち座⇨はえ座
  • らくだ座⇨きりん座
  • ソビエスキーのたて座⇨たて座

改名前が奇妙な名前の星座が多く見られるが、88星座に纏められる前は割とこんな感じだったのである。改名された理由に関しては誤訳や誤植が多かったからだと考えられている。



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星座 に関するイラスト。

十二星座【第一弾】



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占星術星占い/星座占い) 星座カースト制度 星座板
12星座 十二星座 黄道12星座 黄道十二星座 黄道十二宮
ホロスコープ 黄道十二天使 冬の大三角 夏の大三角
擬人化 星座擬人化
北斗七星 南斗六星 南十字星 オリオン座
星座記号
元素  十二支 十二生肖 七夕
台風・・・日本が付ける台風の名前は、星座の名前を使う。
별자리

関連行事・伝承

七夕 ギリシャ神話

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