概要
相手の背後から両足を内側から引っ掛け、両手をチキンウイングで絞り上げる関節技。
漫画『キン肉マン』に登場するロボ超人ウォーズマンの必殺技として広く知られ、当時は子供たちが真似する危険を考慮して「友達にパロスペシャルをかけるの禁止」という呼びかけをしていた学校もあったとか。
(キン肉マンに登場する技の中では難易度が低めで、関節技であるため非力な子供が使っても結構痛い)
相手の顔面をマットに叩きつける「パロスペシャル ジ・エンド」、師であるロビンマスクのタワーブリッジとのツープラトン「タワー・オブ・バベル(ゲーム:キン肉マンジェネレーションズ)」という派生技もある。
旧作品ではロビンマスクがウォーズマンをスカウトするきっかけとなった技とされていたが、「キン肉マンⅡ世」以降はロビンマスクが開発した技をウォーズマンに伝授したと言う設定になった。
というのも、もともとパロ・スペシャルはロビンが考え出したクラッチなのだが、ルーキー時代のウォーズマンが所属していたスパイ組織「SKGB」がウォーズマンのコンピューターを利用して「西側超人の最強技」として映し出したのを天井裏に潜んで見ていたロビンが「まさか東側にコレを完成できる超人がいるとは…」と驚き、更にSKGBを脱走したウォーズマンが追っ手相手にコレを仕掛け一発成功したのを見て確信した、というのが事実らしい。
ウォーズマンがキン肉マンとの戦いで披露した際は技を外そうとするキン肉マンのパワーを吸収し、自分のパワーに変えて更なるダメージに反映させていた。
しかし、いつの間にかこの設定は忘れられバッファローマンやネプチューンマンにはいとも簡単に力づくで外されていた。
連載再開後のポーラマン戦で「使い手の精神が万全なら、相手のパワーが強ければ強いほどその力を吸収・反射してより強力な技になる」、逆に言えばパワーの吸収・反射が可能なのは使い手の精神状態が万全な時だけという設定が後付けで追加される(実際にバッファローマン戦では相手との実力差で心が折れかけ、ネプチューンマン戦では片手を失っていた事に加えてタッグパートナーのロビンマスクの暴走に振り回されていた等、力づくで外された時はいずれも精神状態に深刻な問題を抱えていた)。この時のウォーズマンはロビンマスクから後事を託されていた事もあって精神状態が万全どころか限界突破した状態で戦ったため、バッファローマンやネプチューンマンより超人強度が高い(と思われる)ポーラマンが力づくで技を外そうとした際に、パワーを吸収して技のダメージに反映させていた。
実際の所
パロ・スペシャルは実在のプロレス技で、プロレスラージャッキー・パロが考案した。本来のパロ・スペシャルの形はキン肉マンに登場するものとは掛け手の前後が逆であり、実は『キン肉マンⅡ世』に登場するロビンの息子・ケビンマスクが使う「OLAP」が正しいパロ・スペシャルの形。
ウォーズマンのものは本来は「リバース・パロ・スペシャル」という技。現在では正調のパロ・スペシャルと区別する為、「ウォーズマン式パロ・スペシャル」と呼ばれることもある。
pixivでは、ウォーズマンや技そのものをかけているイラストはもちろん、パロ・スペシャルに似た体勢の画像にもこのタグが付けられることがある。
R-18のものも結構あったりする。
関連動画
YouTube 女子プロレスラー藤本つかさ公式チャンネル より