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キン肉スグル

きんにくすぐる

キン肉スグルとは、ゆでたまごの漫画『キン肉マン』及び『キン肉マンⅡ世』の登場人物である。
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へのつっぱりはいらんですよ!!」

「人間も超人も顔なんかじゃない!中身だ!!」

「自分が苦しむのは何ともないね…私が辛いのは仲間達を傷つけられる事だけだ!!」

「許すことなどなにもない…」

概要編集

属性正義超人
出身地キン肉星
身長185cm
体重90kg
超人強度95万パワー(通常)、7000万パワー(火事場のクソ力発動時)
主な必殺技キン肉バスター、風林火山、キン肉ドライバー、マッスルスパーク
CV神谷明(旧アニメ版ほか)、古川登志夫(アニメ版『Ⅱ世』及び一部ゲーム作品)、宮野真守(完璧超人始祖編)

漫画『キン肉マン』の主人公であり、「キン肉マン」の通称で知られる超人。

(名刺には「芸名 キン肉マン 本名 江川スグル 改め 猪木カンジ」と記載)

本名こそスグルだが、その名前で呼ぶのはほんの一部の人物(両親や兄・アタル、妻・ビビンバ)のみである。

名前の由来は元読売巨人軍所属の野球選手・江川卓から。


宇宙一のヒーローを輩出してきた大キン肉星雲・キン肉星王家の嫡男として生を受ける。

しかし幼少の頃、宇宙船に紛れ込んだブタ(後のキング・トーン)と間違えられて外に放り出されてしまい、地球に漂着。その後は地球で苦労しながらも逞しく成長した。


見てくれこそ筋骨隆々とした体格の持ち主だが、ドジで間抜けな性格のため周囲からは「アホ」「ブタ」などと評され、怪獣たちも名前を聞いただけでやる気をなくして帰ってしまうほど評価が低かった。


しかし、超人オリンピックでイギリスの強豪ロビンマスクを破り優勝を遂げ、その後ハワイで出会ったプリンス・カメハメに師事したことで秘められた素質が開花。

以降も数多の仲間やライバルとの対決を通じて立派な超人へと成長し、地球を狙う強大な悪との闘いに身を投じていく。


どんなに強い敵を前にしても決して諦めず、どれだけ危機的状況に陥ってもそこから一気に勝利を掴み取るその闘いぶりは、いつしか人々から奇跡の逆転ファイターと呼ばれるようになっていった。


キン肉星王位争奪編では、長年の功績がついに認められ、ロビンマスクと並んで名実ともに正義超人のリーダーとなったが、その王位継承を邪悪五神に邪魔され、切り札である火事場のクソ力を封印されてしまう。

が、仲間たちや兄・アタルの援護を受け、火事場のクソ力に頼らずに自らの力だけで王位争奪サバイバルマッチを闘い抜き、最強最大の敵・キン肉マンスーパーフェニックスとの死闘にも打ち勝つ。

そして両親や超人の神、大勢の友が見守る中で第58代キン肉大王を襲名したのであった。


王位継承後はミートに正義超人軍の重臣の任を託してキン肉星に帰還していたが、宇宙超人タッグ・トーナメントで撃退した完璧超人の本隊である完璧・無量大数軍が三属性不可侵条約の撤回と正義超人殲滅を狙って蜂起したのを受け、再び地球へ帰還。闘いに倒れたテリーマンを介抱し、無量大数軍に立ち向かう。


彼の成長ぶりはアニメのオープニングでも見てとれる。最初のOP「キン肉マンGo Fight!」では走って滑って見事に転ぶダメ超人そのものだったのが、2期OP「炎のキン肉マン」では敵に痛めつけられてから逆転の末にキン肉バスターを決め、3期OP「キン肉マン旋風(センセーション)」ではコメディ調に描かれてはいるがきちんと敵超人の技を返し、王位争奪編OP「ズダダン!キン肉マン」では大歓声とリボンが舞う中を駆け抜けリングインする姿が描かれ、完璧超人始祖編OP「LOVE&JUSTICE」でも大張正巳作画で最初から最後までバッチリキメている。


人物像編集

容姿編集

その名の通り、筋肉質な逞しい逆三角体型が特徴。

パンツ、リストバンド、ブーツという如何にもレスラーといった出で立ちだが、想い人の二階堂マリと会う際には(妙に派手な生地の)スーツを着用し、試合前の入場には毎回ド派手な衣装で登場するなど、本人なりにお洒落には気を遣っている模様。

ちなみに王族の血統であることを表す「黄金のKINマーク」は左の尻にある。


その顔はウルトラセブン風のトサカ付きの頭部をベースに、額に書かれた「肉」の一字、眉毛のない目元・ブタ鼻・タラコ唇というかなり個性的な顔立ちで、周囲からも「ブサイク」「ブタ」と散々な評価を受けている。

ただし、この顔は実は覆面であり、キン肉王族の風習として生まれた直後から覆面をつけている。

そのマスクの下は歴代の王族と共通して端正な顔立ちの美形であるらしいが、素顔を見られた場合は自害しなければならないという鉄の掟が存在する(以下、覆面の詳細については後述)。


素顔はまず第21回超人オリンピック決勝・ウォーズマン戦で黒髪であることが判明。

王位争奪編では「フェイスフラッシュ」の登場により、顔の一部がチラッと映された。

単行本36巻表紙でも素顔の下半分が描かれているが、本人の言う通り、覆面とは似ても似つかない美男子である。


原作では上記の嫌がらせを受けていたため、不細工なマスクに嫌気が差し、お忍びでキン肉星に行った際、マスク屋で新しいマスクを買おうとしていた。

一方でアニメでは逆にマスクの顔でも美形だと思っており、カッコつけたりすると一瞬イケメン顔になったり、顔に傷つくと言われた際、「この美しい顔が」と焦るなど多少ナルシスト気味になっている。


性格編集

やや卑屈でビビり屋。相手が怖い、または強いと判断するとすぐ逃げ腰になり、ひどい時にはウンコ小便をチビって命乞いすらしてしまう

またお調子者でもあり、空気を読まずにふざけたり、カッコつけて見栄を張って自滅しかけたり、慢心から仲間に対して軽口を叩いて不和を招いたり、相手のおだてに乗せられてウッカリ厄介事を引き受けてしまうことも。特にアニメ版ではその傾向が顕著であり、この部分を息子の万太郎も受け継いでしまった。

アニメ版では女好きな部分も強調されており、劇場版ではビビンバやマロン姫、さらに江戸時代のマリ姫に乗り換えようとしたこともある。


冷遇された時期が長かったからか、疑り深い一面もあり、実際に例を挙げると

  • 『七人の悪魔超人編』対ディアボロス戦
    • バラバラにされてしまったミートくんのパーツを60分以内に取り返すためバッファローマンスプリングマンを倒さなければいけない状況下、助けに来たモンゴルマンとの共闘を頑なに拒んだ。試合中もモンゴルマンが不自然に見える動きをする度に勘ぐり、その理由がミートくんのパーツを庇うためだと気づいたことでようやくタッグを組む。
  • 『夢の超人タッグ編』対ヘル・ミッショネルズ
    • 自らのパートナー・キン肉マングレートの正体がミッショネルズによって暴かれた時、諸事情によりグレートの「中の人」がある人物に入れ替わっていたことが判明。キン肉マンは彼に騙されていたと考え、タッグとして戦うことを拒否するも、初代グレート=カメハメの魂から説得を受け、頭では拒絶しても魂では共に闘いたがっていると気づき、和解する。
  • 『キン肉星王位争奪編』対知性チーム
    • 知性チームとの対決が佳境に入る中、突如助太刀に入った謎のマスクマン「ザ・サムライ」ことネプチューンマンとタッグを結成。スーパーフェニックス&オメガマンとのタッグ戦に挑むが、「お前がもっと早く名乗り出ていればジェロニモがオメガマンに殺されることはなかったんじゃないのか」と言い放ち、ネプチューンマンを受け入れようとしなかった。その後、ビビンバの助言やネプチューンマンの覚悟を受け、彼と「巌流島コンビ」を組む。
  • 『究極の超人タッグ編』
    • 未来からやってきた万太郎たちを終始悪行超人と勘繰り、終盤までなかなか信用しなかった。

しかし、そうした短所を補って余りあるほどの優しさの持ち主でもあり、困っている人を決して見捨てず、仲間が傷つけられれば発奮し、どんなに強大な敵であろうと果敢に挑むなど、その内面は熱情を帯びている。

臆病ではあるが、退いてはならない場面で逃げ出したことは一度も無い、真の勇気の持ち主である。


自分自身、弱っちくて情けない存在であったことからナチグロンのような弱い存在にも寄り添っていくことができた。

ただ、キン肉マンの優しさはそれだけに留まらず、自身よりも強い存在に対しても発揮される。

地球に来たばかりの頃は人々から駄目超人と馬鹿にされ続けていたが、それでも悪事に手を染める真似はせず地球の平和のために奮闘していた(ドジで人に迷惑をかける事は多々あったが)。

超人レスラーとして活躍しだしても直前まで殺し合いをしていた相手どころか現在進行系で殺し合いをしている相手であっても全力で共感し、相手のことを思いやれる、大いなる慈悲の心こそがキン肉マンの最大の特徴である。

この慈悲の心により高慢だったテリーマンやロビンマスクは心を改め、残虐だったラーメンマン・ウォーズマンの心を溶かし、悪魔超人であったバッファローマンアシュラマン悪魔将軍らの信念をも動かすに至っている。


裏を返すと、キン肉マンの臆病さは謙虚さの現れでもあり、お調子者でありながら自らの力を誇示したり相手を見下したりすることも(シリアスパートでは)無い。

どれだけ強くなろうとも臆病なお調子者で居続けられるというのはある意味スゴイことであり、それこそがキン肉マンのブレない一本軸なのである。


ファンブック『キン肉マン 77の謎』でのビビンバの台詞によると「シャイ」なんだそうである。


嗜好編集

キン肉マン

大好物は牛丼(つゆ切りが好み。これは作者の好みを反映させたもの)で「全日本牛丼愛好会会長」を自負する。

好きな飲み物はココア。好きなお菓子はポテロング。苦手な飲み物は牛乳

自炊も一応出来るが料理自体はヘタクソ。


定期的にニンニクを摂取しないと弱体化する設定だったが、いつの間にか克服していた(牛乳が苦手なのもニンニクの臭いが拡散してしまうから。アニメでは弱点が「ラッキョウでニンニクエネルギーが打ち消される」と設定変更)。


また、ベートーヴェンの『エリーゼのために』が好きで聴くと体が勝手に踊り出してしまう体質。モーツァルトは名前も知らなかったようなのでクラシック音楽全般が好きなわけではない模様。


タイトル暦編集

●宇宙超人ヘビー級

●超人オリンピック優勝('79、'80)

●ハワイ超人ヘビー級

●キン肉星王位争奪サバイバル・マッチ優勝

●ディスコヘビー級

★全米超人タッグ選手権

★宇宙超人タッグトーナメント優勝('83)



主な人間関係編集

スグルの実父。この人がスグルをブタと間違えて地球に捨てたのが全ての始まり。スグルが良い行いをすれば当然ながら褒め称えるがヘタレな部分を見せるとキツく当たるなど息子と同じ調子のいい部分があり、その際、妻からは「本当に誰に似たのかしらね」と皮肉られる。


スグルの実母。夫の真弓を尻に敷いている。息子のスグルに対しては溺愛しているところがあり、映画では牛丼を作ってあげていた。


スグルの実兄。王位争奪編では運命の5王子の一人・キン肉マンソルジャーに扮し、彼の闘いを見守っていた。


スグルの祖父。作中ではすでに故人であるため直接の面識はないが、彼が興した正義の心と、防御法「肉のカーテン」は色濃く受け継がれている。


スグルの大叔父。タツノリの弟。完璧超人ネメシスとなり、強敵としてスグルの前に現れる。


スグルの一人息子。続編『キン肉マンⅡ世』の主人公。

晩年に生まれた子供なので甘やかしすぎて育てたため、悪いところばかり似てしまい、特にアニメ版のスグルと共通点が多い。


原作版『キン肉マン』のヒロインにして、スグルの婚約者。スグルの王位継承に伴って結婚し、息子・万太郎を授かる。アニメ版や映画版ではキン肉マン以外の超人と結ばれた。


スグルのお目付け役兼世話係。ツッコミ役、スパーリング相手、セコンドなど、様々な場面でスグルをサポートする名女房役。


スグル最大の親友で最初期からの付き合い。後にタッグチーム「ザ・マシンガンズ」を結成する。


師匠。キン肉バスターを始めとする「48の殺人技」「52の関節技」を伝授する。

後にキン肉マングレートとして、タッグチーム「マッスルブラザーズ」を結成する。


初恋の人。原作では早々に姿を消したが、アニメ版ではキン肉マンの一番の理解者であり続け、最終的にプロポーズを承諾した。


(一応)宿敵。


戦闘スタイル編集

パワーとテクニックを兼ね備え、王道的なレスリングスタイルで戦うバランスファイター。

師事したプリンス・カメハメの影響により、特に投げ技と関節技を得意とする。

必殺技はキン肉バスターキン肉ドライバー超人絞殺刑風林火山マッスルスパークなど。

ちなみに、ミートくんは彼の繰り出す必殺技では「地味な技だが決まった時に描かれる曲線が美しい」バックドロップが一番好きらしい。

また、反動で宙を舞うほどの強烈なオナラを放つことが可能であり、亜空間から放屁で脱出するなどの離れ業も見せている。


キン肉ビーム、キン肉フラッシュなどの光線技も使えるが、スグルの放つものは極めて威力が低く、怪獣にすらマッサージ程度の効果しか及ぼさないため、中盤以降はほとんど使わなくなった。

なお、キン肉フラッシュはキン肉族なら護身技として誰でも使えるポピュラーな技らしい。


初期のギャグ漫画をやってた頃はニンニクを食べることでウルトラマンと同レベルのサイズに巨大化できた。空も飛べるが、他の超人に比べてかなり遅い。


覆面について編集

前述通り、キン肉マンの例の顔は覆面であり、このデザインを選んだのは父である真弓。

曰く、真弓はこのとんでもなくブサイクな覆面を間違って選んでしまったらしく、あまりの気色悪さに幾度となく絞め殺されそうになったとすら発言しており、最終的にはブタと勘違いされて捨てられた生い立ちと合わせ、ある意味でキン肉マンの人生におけるターニングポイントともいえる。


デザインこそアレだが実は非常に高性能であり、額の肉マークはエネルギー残量を表し、エネルギーが減少すると肉の黒文字が上から消滅する仕様となっている(息子の万太郎の場合は、平時に文字がない代わりに火事場のクソ力を発動すると赤い肉マークが浮き出るという別仕様になっている)。

ウォーズマン戦で「素顔を曝け出してしまうと自害しなければならない」という掟が判明し、以降、キン肉マン最大のウィークポイントの一つとなる。

特別編『奇跡の超人伝説の巻』でマスクを盗まれる事件が起こった際には「24時間以内に素顔を見られずにマスクを取り戻さないと素顔を見られなくても自害しなければならない」という掟も判明したが、長年装着し続けたマスクはキン肉マン本人と自然に引き合うようになっており、すぐに所在地を突き止めることができた。


特徴的なトサカは見た目通り取り外し可能なキン肉カッターで、リング外での戦闘では武器として用いることもあった。


顎の所にある赤いラインはいわゆるフェイスガードとなっており、上に伸びてせり上がるように変形し、鼻・頬・口元を保護する。装着時の顔は普段のブタ面が信じられないほど凛々しく、格好いい。

アニメでの赤ん坊の時の素顔は完全な豚であった。


その他、耳には任意で10万ホーンまでの音量を防音できる機能が付いている。


連載初期には緑色のマスクを被っていた事もある。これは緑肌の者が多いシュラスコ族用のマスクなのだが、なぜキン肉族のスグルがシュラスコ族のマスクを被っていたのかは不明。


『キン肉マンⅡ世』でのスグル編集

続編の『Ⅱ世』では54歳だが、現役時代の激戦の後遺症や大王としての激務から胃潰瘍・椎間板ヘルニアなどを患い、実年齢よりも遥かに年老いて見えるほどヨボヨボになってしまった(一応、腹の脂肪を寄せて上げることで当時の肉体を再現することは可能)。

そのため、息子・万太郎の活躍が定着するまで現役時代の「キン肉マン」の名で呼ばれることも少なくなり、他の同輩たちからも本名の「スグル」もしくは「スグル大王」と一時期呼ばれていた(息子との比較で「初代キン肉マン」と呼ばれる時もあった)が、万太郎の活躍が知れ渡ると再び「キン肉マン」と呼ばれるようになっていった。

キン肉バスターなどの派手な必殺技は使えなくなったが、関節技の技術や火事場のクソ力は全く衰えていない。また、火事場のクソ力発動時など全身全霊で気合を入れれば、数分間程度ならば往年の肉体を取り戻すこともできる。


王位争奪サバイバルマッチの後、いつか生まれてくる子孫が自分の偉業のせいで周囲の過剰な期待に精神的に追いやられることなどを危惧し、自分の持っていたこれまでの記録をすべて抹消した(ただし、仲間の超人や地球のファンたちは、年月が過ぎても変わらず当時の記録を保存しており、逆にダメ超人時代のことを話す者は誰一人いなかったため、結果的に神格化してしまい、万太郎への非難に繋がってしまう)。

そういった経緯から息子である万太郎は、父の偉大さを実感として知らないまま平和な時代の中で生来のおバカな面ばかり見て育ち、他方本格的に格闘技を教えられなかったことも手伝い、彼を見くびった言動を各所で用いるようになる。

しかし、伝説超人を親族や師として知る新世代の超人たちや、キン肉マンの地球での闘いを見て育った親を持つ21世紀の若い世代の人間たちはそれぞれ彼の偉業を口伝として知っており、そうした人物や、かつての父の戦友たちからそれを伝えられて、幼少時に噂程度に聞かされていた父の活躍は全て間違いではなかったと確信。徐々にだが考えを改めるようになった。

万太郎自身も忘れていたが、実は簡単な組手やリング上での心得程度は万太郎も幼少期に時々仕込まれていたことが、後に明らかとなっていく。

それでもテルテルボーイの必殺技「トラウマボイス」を巡るやりとりを見るに畏怖の対象としては全く見られていないようだ(超人の父親は畏怖の対象として見られるのが一般的らしい)。


ヘラクレスファクトリーの卒業試験で万太郎と闘い、侮っていた万太郎を多彩な関節技で追い詰めるが、逆転のキン肉ドライバーを喰らって敗れ、彼を地球に送り出すことを決意し背中を押した。

それ以降は多少なり覇気も蘇ったようで、リハビリの効果もあって体調がだいぶ回復している様子。

一度は体力低下から使えなくなった落下技も再び使用できるまでになった。

超人オリンピック・ザ・レザレクション編や悪魔の種子(デーモンシード)編でも地球に降り立ち、息子の応援に駆け付けている。

外見も往年の現役時代には遠く及ばないながらも、ヨボヨボだった体格に多少筋肉が復活していた。


ちなみにモデルは晩年期のジャイアント馬場とのこと。


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