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もしかして→パイレーツマン?

プロフィール

属性オメガ・ケンタウリの六鎗客
出身地オメガ・ケンタウルス星団
身長285cm
体重302kg
超人強度8000万パワー
主な必殺技セントエルモスファイヤー

概要

オメガ・ケンタウリの六鎗客の一員である超人。一人称は俺又は俺様…ではなく吾輩で、口癖は「ムマムマ」。

掠奪を生業とする海賊の血を引いており、これまでの試合で相手の「最も大事な宝」を奪ってきた。

完璧超人始祖編』に続く新シリーズで初登場。

人物

性格は冷静沈着ながらも豪胆、戦いにおいては海賊らしく苛烈に攻め立てる好戦的な気質の持ち主。

一方で力や覚悟を見せた相手には素直に認める度量もある。

六鎗客の中では、ザ・マン打倒よりオメガの民と星の救済を重視しており相手の立場を解し、言い分に耳を傾けられる穏健派。

そのため、六鎗客のリーダーオメガマン・アリステラの使命感に対する危うさに無自覚に気付いている。

ほかの六鎗客同様、アリステラには同志として希望を託しており、主目的が異なる立場でも彼を支えようとする姿勢に変わりはない。

親友としての互いの信頼からアリステラを支えるマリキータマンと異なり、その性格もあって一歩下がったところから支えるというキン肉マンでは意外と珍しいタイプの立ち位置にいると言えるか。

容姿

THE・海賊の紺色のコスチュームが特徴の巨漢超人。所々機械的になっているが比較的人間に近いデザインをしている。初登場時は瞳孔が描かれてない目に黒一色だったためある超人に似ている噂がたった(現在はトーンが張られているタイプになった)。

帽子は意外と硬い素材でできており、また帽子の上の金髪は飾りではないようだ。

戦闘スタイル

超人強度に優れるオメガ・ケンタウリ星団の中でも、オメガマン兄弟、マリキータマンに次ぐ8000万パワーの持ち主。

見た目通りのパワーファイターだが意外にも身のこなしは軽く、技巧にも長けている。着ているジャケットを閉じて相手の手足を挟む「ジャケットシャッター」、投げ技「トレジャーハントスープレックス」と、攻防いずれも隙がない。

一応マグネットパワーに似た力も使えるが、所詮真似事と言って戦闘での使用はしないと断言している。

その8000万パワーを誇る超人強度から繰り出されるパワーと技を最大の武器として決着寸前までキン肉マンを圧倒するなど六鎗客でもケタ違いの強さを誇る。

劇中での活躍

カナディアンマン戦

魔王サタンの指示で、前シリーズにて登場した“完璧超人始祖”の一人サイコマンの遺産を奪取すべく、自身を含む6人の超人(オメガ・ケンタウリの六鎗客)と共に、彼の研究室があるとされるスペインサグラダ・ファミリアに襲来。新たな危機に備えかの地を守衛していた正義超人たちと対峙し、特設Eリングでカナディアンマンと対戦する。

カナディアンマンには彼のパワーを認めつつも、それに頼り過ぎていると指摘し技量の差を見せつける。

その彼から「超人としての誇り」を奪おうと、ナックルパートの連打で彼のシンボルとも言える額の楓マークを歪ませた。それでも誇りを捨てようとせず、むしろ掴まれた部分を自ら手刀で切り捨てたカナディアンマンから新技「リビルト・カナディアンバックブリーカー」で身体を締め上げられるが、カナディアンマンに疲労が出始めたことで力が緩んだ隙を突いて脱出、投げ技「カリビアンストーム」を決めて優位に立つ。

そして海賊帽のΩマークを海賊旗マーク(ジョリー・ロジャー)へと変化させ、降伏勧告の儀式を行い、彼に誇りを差し出して自分たちの軍門に下れば命だけは助けると促すが、カナディアンマンはそれを一蹴。

其処で彼の身体を背面逆向きに持ち上げ、首を四の字固めで締めることで背骨を真っ二つにへし折る必殺技「セントエルモスファイヤー」で処刑。しかしカナディアンマンの今際の際に述べた謝罪が降伏勧告の拒否を後悔したからのものではなく、この場にいないスペシャルマンに向けてのものと知り、「誇りの在処を間違えていたようだ」と認識の間違いを自覚した。

キン肉マン戦

サグラダ・ファミリアでの5試合が終了後、突如現れた4人の「元・キン肉星王位継承者候補」と対峙し、第四戦・ソ連(劇中当時)のスワローズ・ネストにてキン肉マン(キン肉スグル)と対戦。

なお、巨漢のパワーファイターという繋がりからか

キン肉マンビッグボディと対戦するのでは?」と予想している人もいた。

本来はキン肉マンとアリステラの対決を所望していたようであり(火事場のクソ力をアリステラに習得させるため)、その代役を務めるつもりなのか、開始からキン肉マン打倒よりもクソ力を引き出すために追い詰めることを主眼に置いて戦う。

例によってビビりまくるスグルを持ち前のパワーを活かして崖側のロープ際へ追い詰め、序盤からクソ力を発動させることに成功。

だがまだ完全な発動ではなかったらしく、依然としてペースを握りながら責め立てるが、超人絞殺刑をかけられてしまう。

しかしそれすらもパワーで脱出せんと試み、外せば自身が絶壁から落ちてしまうにもかかわらず強引に脱出。頭から真っ逆さまとなるパイレートマンだったが、なんと両腕からマグネットパワーを発動させ、斥力によってリングへと帰還。

驚くスグル達に対し「自分の力はあくまで真似事であり、マグネットパワーと呼べるほどの代物ではない」と告げ、未完成であると明かす。オメガ一族の祖先が地球から追放された経歴、そして現在の目的を告げ、星の救済のために火事場のクソ力が必要なら、闘う必要は無く、それの習得するためなら幾らでも協力は惜しまないと言う、スグルの厚意に甘んじた場合、もう一つの目的である「ザ・マンを含めた全ての神の打倒」にスグルを協力させてしまうため、「裏切ることになる」からと断る等、誠実な人柄を見せクソ力の真価を見定めるため地力でスグルに猛攻を見せる。マグネットパワーを警戒していたスグルに試合では手品擬きのマグネットパワーは使わないと断言して、黙っていた方が有利に試合を運べると言うスグルに、この試合での自身の興味でもある、火事場のクソ力の真価でもあり、地球の民である"人の力"が自身らよりも真に優れているのか見定めるためには邪魔にしかならないと言い、怒涛の猛攻を仕掛ける。スグルのキン肉バスターにジャケットをパラシュートにして落下の勢いを落とす「パラシュートアンカー」から体をひっくり返し、「バイキングバスター」を決めるが、先の戦いで散った正義超人たちの友情パワーで立ち上がったスグルからカナディアンマンのリビルト・カナディアンバックブリーカーで身体を締め上げられ、新たな「52の関節技」を受けたことで全力でも簡単には振り解けないとクソ力への期待を寄せた。

しかしスグルのフライングパンチを受け止めたことでクソ力がオメガの星を救うには足らないものだと判断して失望を露わにし、スグルに熾烈な攻撃と罵詈雑言を浴びせ、ジョリー・ロジャーで死の二択を強要する。だが心の奥底が哀しみに包まれやり場のない怒りに向けているとスグルから察知され謝罪をかけられるも、納得行かないままリング外の絶壁に投げ飛ばす。それでもなお岸壁にしがみつきクソ力を発動させようとするスグルに業を煮やしセントエルモスファイヤーでリング上に持ち上げトドメを刺すが、これまでのとは遥かに違うクソ力を発揮したスグルからマッスル・スパークをかけられ敗れる。

試合後、スグルにクソ力は三段階の強さがあると語り、第一段階と第二段階である「自身の為」「友の為」の力では、オメガの星の同胞の命を救うと言う仲間の為に戦っている自分達と同じであり、それが火事場のクソ力の真髄ならオメガは救えないと憤りを見せたが、最後に見せたクソ力の真髄が自分らに無い「慈悲の心」がオメガの星を救う力と確信して彼と和解した。そして一族の仇敵であるザ・マンとの対話を考え、同胞に恨みを捨てる説得を試みたいと伝える。

その後フェニックスとの対戦を終えたアリステラに説得を試みるも一度は拒否されるが、フルメタル・ジャケッツ戦で慈悲の技を目の当たりにして敗北後に自分の行いに疑問を持ったアリステラを「お前の価値をお前が勝手に決め込むなーーっ!」と叱咤激励。長年の恨みを捨てザ・マンとの対話という新しい道を共に歩んでいこうと決意させたのであった。

マッスル・スパークを喰らってしばらくは立ち上がれていなかったが、ある程度は回復したのか立ち上がり、アリステラと共に超人墓場を訪れ、ザ・マンと対話をすることで目標であった星の救済方法を教示してもらい、急ぎ彼らの星へと帰還していった。

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