概要
ウルトラセブンの息子、ウルトラマンゼロの頭部に付属している一対の宇宙ブーメラン。基本的にはセブンのアイスラッガーと同じく念力で自在にコントロールし、敵を自由自在に切り裂く。
切れ味は父親のアイスラッガーに遜色ないものでレギオノイドの大軍団を豆腐のように切り裂き、かつてアイスラッガーを弾き飛ばすほどの防御力を見せたキングジョーを難なく破壊するほどの威力を持つ。
使用法
セブンがガイロスやパンドンとの戦いで行った、ナイフのように持って敵を切り裂く戦法「ゼロスラッガーアタック」も得意とし、初登場の際にはゼットンやタイラントを一撃で真っ二つにしていた。
映画『ベリアル銀河帝国』では、セブンのアイスラッガーと共に投げつけ、三位一体の巨大手裏剣に変えてダークロプス2体を破壊するという親子タッグ技「コンビネーションゼロ」を見せた。
また光線を反射する性質があり、『ウルトラゼロファイト』第2部での極暴タッグとの戦いでは、光線を吸収できるタイラントを盾にするヴィラニアスに対して、滞空させたゼロスラッガーにエメリウムスラッシュを撃つことで防御を潜り抜けて反射させて意表を突く角度から攻撃した。
ルナミラクルゼロ時には、ゼロスラッガーからエネルギー刃を複製し、相手を撹乱させる戦法もとっている。
『ウルトラマンジード』で強化変身するウルトラマンゼロビヨンドでは4本に増え、クワトロスラッガーという名称になる。
派生技
ゼロスラッガーを合体させ、大剣に変えて敵を切り裂く。
ゼロスラッガーを胸のプロテクターに貼り付け、カラータイマーから放つエネルギーを増幅させて強力な閃光と共に広範囲を焼き尽くす。ウルトラマンベリアルを軽々と弾き飛ばし、並の怪獣なら掠めただけで爆死するほどの威力。
他戦士の同系統技
ゼロとウルトラマンジャックの力を借りて戦うウルトラマンオーブ・ハリケーンスラッシュも、頭部のスラッガーからオーブスラッガーショットなる光の刃を放つことができる。このスラッガーは、後に登場したゼロとセブンの力を借りて戦うエメリウムスラッガーにも付いており、アイスラッガーとオーブスラッガーショットを駆使した超(ハイパー)ウルトラノック戦法で敵を滅多切りにする。
ゼロの弟子であるウルトラマンゼット・アルファエッジは、戦闘においてゼロスラッガー状のエネルギー刃を生成し、ヌンチャクのように駆使する戦法を披露している。
余談
企画段階では腕の両側に合体させて弓矢に変形し、エメリウムエネルギーの矢を放つ「アークシュート」という技や連結させてS字型ブーメランにする案もあった。