DATA
概要
第40話「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」に登場。
『ウルトラマンタロウ』を代表する怪獣の1体であり、現在に至るまで最強怪獣の一角に挙げられている。
歴代の怪獣たちが有する強力なパーツで構成され、全身のあらゆる部分が兵器と化した合体怪獣。他の怪獣とは一線を画する極めて高い戦闘力の持ち主。
部位 | 元になった怪獣 | 出典 | 備考 |
---|---|---|---|
頭部 | シーゴラス | 帰ってきたウルトラマン | ナックル星人が送り込んだ個体が倒されている。また、後頭部のパーツはシーゴラスのトサカであり、ブラックキングの角ではない。突き上げ攻撃のほか、シーゴラスと同様に天候を操作できると解説している媒体もあるが未だに未使用。 |
耳 | イカルス星人 | ウルトラセブン | 平成シリーズではここからイカルス星人のアロー光線を発射できる。 |
胴体 | ベムスター | 帰ってきたウルトラマン | 冷凍ガスを噴射できるほか、平成シリーズではベムスターと同様にウルトラヒーローの光線を吸収できる。 |
両腕 | バラバ | ウルトラマンA | 何故かオリジナルと腕が左右逆についている(ただしデザイン画では、オリジナルと同じだった)。電撃を流す事が出来ると解説している媒体もあり。鉄球の先端にあるトゲ(バラバ鞭)はバラバと同様に伸縮させることが可能。 |
背中 | ハンザギラン | ウルトラマンA | 鋭い刺で敵を突き刺すことが可能。また、『新ウルトラマン列伝』の解説ではオリジナルの強い生命力を受け継いでいる可能性も指摘されている。ハンザキランは正確には倒されていないが、元のサンショウウオに戻った後、死んでしまった可能性がある。 |
両足 | レッドキング | ウルトラマン | レッドキングと同様に超パワーによる踏み付けが可能。また、全身の筋力も上がっていると思われる。 |
尻尾 | キングクラブ | ウルトラマンA | キングクラブと同様に長い尻尾を鞭のように使用することができる。「ウルトラ怪獣大百科」のタイラントの回では「兜蟹超獣」と言われた。 |
個々のパーツは多少アレンジが加えられているものの、全体的にまとまって秀逸なデザインとなっている。デザインを担当した鈴木儀雄は、後年のインタビューで「台本を元に怪獣のパーツを組み合わせ、複雑になったものを造形が巧くまとめてくれた」と評している。
劇中ではごく一部の能力しか披露されなかったが、それでも計り知れない実力を秘めている。
肉弾戦でウルトラ6兄弟を圧倒し、口から吐く強力な炎「デスファイヤー」は町を火の海に変え、エースを一撃で倒している。
腹部からは冷凍ガスを放射し、セブンを倒している。また、掌から出す光線でウルトラサインを無効化することもできる。
帰マンのスペシウム光線を腹部で無効化したほか、エースのメタリウム光線に至っては、直撃を食らってもノーダメージ扱いなど、凄まじい防御力を備えている。
飛行も可能であり、土星から地球まで20分で到着するほどのスピードである(出典:『ウルトラマンオフィシャルデータファイル』より)。
「決定版ウルトラ大怪獣50大図解超百科」(講談社刊)の解説ではベムスターの腹から毒ガス、シーゴラスの角からは電撃、ハンザギランのトゲからは猛毒を出せる、「ウルトラ怪獣大百科」ではバラバの鎖鎌から10万ボルトの電気を出し、レッドキングの足は1千トンの岩を砕くとの事である…もしこれが本当ならタロウが勝てたのは本当に幸運だったと言える。
劇中での活躍
ウルトラ兄弟への恨みを晴らすためか地球へと向かい、道中で長兄ゾフィーから順に5人抜きを果たし、視聴者に対して圧倒的な強さを見せつけた(さすがにゾフィーと戦った直後は天王星で休憩していた)。
地球へとたどり着くと、6番目の弟タロウと交戦する。しかし、前の5兄弟との戦いで疲弊していたせいか、もしくはタロウの成長が著しかったのか、終始互角となる激戦を繰り広げる。最後はバラバ鞭を引きちぎられた上、キングブレスレットの力でウルトラランスに変えられ、心臓を貫かれて爆発四散した。
ちなみにこの回は、タロウこと東光太郎が自転車に乗れない少年に「諦めない勇気」を説き、それを示すためにタイラントに敢然と立ち向かうというエピソードになっている。
また、この回はお正月回でもあり、ウルトラ兄弟の活躍を振り返る回想シーンに登場した怪獣も含めて「35大怪獣登場」と銘打たれていた、当時としては豪華な内容だった。
その後の作品での登場
ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY
レイオニクスのキール星人グランデの所持怪獣として登場。初代よりも強力な個体であり、以前にも使われた火炎や冷気のほか、イカルス星人のアロー光線、バラバの武器、ベムスターの口など、体を構成する怪獣・宇宙人のパーツをより有効活用している(設定では火炎と冷気を同時発射する「ハイブリッドヘルサイクロン」という必殺技を持っている)。
主人公レイのゴモラを圧倒し、交代で出てきたエレキングを叩きのめした挙句に撃破した(これにより怪獣とはいえ、味方キャラが倒されてそのまま物語から退場するという、かなり珍しい展開になった)。
その後、リベンジしに来たレイとゴモラと再戦。パワーアップした相手に徐々に追い詰められ、最後はゴモラとリトラの連携に敗れた。
着ぐるみは新造で、以降のタイラントは『ジード』までこれを改造・再改造したものが使われている。その度に顔つきがどんどん濃くなっている。
なお、グランデのエース怪獣はタイラントの足にもなったレッドキングだったりする。
ウルトラ銀河伝説
ウルトラマンベリアルがギガバトルナイザーで怪獣墓場から強制的に蘇らせた百大怪獣の一体としてウルトラ戦士を苦しめたが、突然現れたウルトラマンゼロのゼロスラッガーを受けて真っ二つに切り裂かれ、爆発四散した。なお怪獣軍団の中では1番最後に倒されてる。後述するタイでの映画に出てきたタイラントとは真逆の結果である。
なお、ベリアル配下としてレッドキングとベムスターも蘇っている。
ウルトラゼロファイト
ダークネスファイブの1人、テンペラー星人・極悪のヴィラニアスが連れてきた相棒。人呼んで「極暴タッグ」(byヴィラニアス)。ネーミングセンスとは裏腹にヴィラニアスが自信を持つほどの強豪で、グランデのタイラント同様体の各パーツを使いこなしてウルトラマンゼロやジャンナインとも渡り合い、地獄のジャタールが倒されて空いたダークネスファイブの空席を埋めるかのごとく活躍した。
ウルトラマンギンガ
劇場スペシャルに登場。イカルス星人が6体のスパークドールズ(自身含めて、タイラントを構成する)と合体してタイラントになった。礼堂ヒカルが変身したウルトラマンティガと戦う。ヒカル曰く「7体合体のチート野郎」。
格闘戦で押されるものの光線を吸収し切ることでエネルギー切れに追い込んで逆転するが、ジャンナインの登場で更に逆転され、そのコンビネーションの前に敗れた。
今回も各パーツを生かして戦い、ヒカルを苦戦させていた(ちなみにヒカルは光線を吸収する相手と戦うのが非常に苦手のためジャンナインが来なければ相性差で勝てたかもしれない)。
劇中でスパークドールズが登場しなかった関係か、商品としてはウルトラ怪獣DXでリリースされた。
ウルトラファイトオーブ
レイバトスがギガバトルナイザーを使って怪獣墓場に眠る亡霊から生み出した個体(ちゃんと7体の怪獣の魂が合体して誕生している)で、追跡してきたゾフィー、ジャックへの足止めとして召喚した。
その強さは健在であり、ゾフィーとジャックの2人を相手に互角以上に渡り合い、両者のカラータイマーが点滅するまで追い込んで見せたが、セブン、ゼロ、オーブエメリウムスラッガーが加勢すると、3者のコンビネーションの前に徐々に押されていき、最後はワイドショット・ワイドゼロショット・ワイドスラッガーショットの合体光線で粉砕された。
ウルトラマンジード
第9話「誓いの剣」に登場。
伊賀栗レイトの娘のマユに宿るリトルスターを狙って出現したが、地球の怪獣では無い事に加え出自も特殊である為、おそらくは伏井出ケイが怪獣カプセルで召喚したと思われる。今作ではイカルス星人のアロー光線を使用している。
現れたジードと交戦し優位に立つも、ゼロが加勢に現れると劣勢となる。ジードがスカルゴモラの迎撃に向かった後は1対1の対決になるが、ゼロが強化変身したゼロビヨンドの前に手も足も出ず、ワイドビヨンドショットで粉砕された。
ウルトラマンR/B
タイラントそのものは登場していないが、愛染マコトが所有するタイラントの怪獣クリスタルが登場。
属性は氷。出身地の情景や冷凍技など、要素自体はあるが無理矢理すぎる気がしないでもない。むしろ登場しないならガンダーやスノーゴンやマーゴドンやレイキュバスでも良いだろなどと突っ込んではいけない。
中のエネルギーはウルトラマンオーブダークの武器であるオーブダークカリバーのエレメントの1つにされた(但し、クリスタルそのものが使えなくなったわけではない)。
その他
ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団
ゴモラ率いる5体の怪獣軍団の1体。
ロケット発射台に他の怪獣軍団と共に地底から出現して大暴れする。
……と書いたが、この映画に登場する怪獣は適当な寄せ集め(チャイヨー・プロダクションが円谷プロの倉庫から「適当に5匹選んできて」と言われて選ばれたもの)であり、本編の怪獣とはあまりにかけ離れたものとなっており、タイラントも全くの理不尽な出番である。おまけにシネラマショットでダメージを負う始末である。
その顛末も、本編での設定や強さをガン無視したもので、なんと「ロケットの爆発が背中に引火して爆死」という勝手に出てきて勝手に倒れるというものである(ある意味ハヌマーンと戦わなかったほうが幸せかもしれないが)。
後述する超闘士激伝版はこちらの設定で登場する。
漫画
内山まもる版ウルトラマンタロウ
なんと喋りまくる。
マン、セブン、ジャックをあっという間に倒し、ゾフィーとエースを破って月から地球に攻め込もうとするが、タロウの計略に引っかかり、太陽の重力に引かれて焼死した。
ウルトラマン超闘士激伝
タイ版の設定で登場する。それまでに登場したレッドキングともバラバとも無関係。
ゴモラが怪獣帝王と名乗っていたころにつるんでいたアストロモンス、ドロボン、ダストパンのリーダー格であり、わけあって絶縁状態になっていた。第3回銀河最強武闘会で再会するも、正義の怪獣になったゴモラを見下し馬鹿にしていた。
予選バトルロイヤルでは闘士ウルトラマンタロウを他の三体と共にリンチに欠けようとしたが、ウルトラマンパワードに撤退するよう拝んで頼まれたため調子を狂わされ退散。
開戦時は先ほどの意趣返しとしてパワードを狙ったが、パワードの神の手で瞬殺されてしまう。
ULTRAMAN(漫画)
ゼットンコア実働部隊のひとりとして登場。
原作とは異なり、怪獣そのものではなく、タイラントのような姿をした宇宙人という扱いである。
武器は腕に持った戦鎌と巨大鉄球。
酩酊!怪獣酒場
怪獣酒場グループの代表取締役社長として登場。最初はライバル企業である怪人バルグループとの経営統合に難色を示していたが、怪人バルからの刺客であるザラブ星人が化けた偽の副社長を始めとする重役達が「合体」に関連する言葉で闘論しているのを見て自身がディスられていると感じ機嫌を損ねた事から怪人バルグループとの統合を承認してしまう。
ウルトラ忍法帖
長編シリーズ・ネオ朧党編に耐乱斗が登場。ネオ朧党の新首領に担ぎ出されたマンを説得に来たウル忍をやっつけるべくマンに命じられた笹比羅によりネオ朧党新装開店祝いの忍獣として呼び出されたが「俺より目立つのはダメだ」という理不尽な理由でマンに蹴り飛ばされてしまった。その後は悪人の本性を露わにしたマンに憤慨した鶴亀の国の一般市民を容赦なく弾圧していた。
漫画版ウルトラマンブレーザー
連載開始前の予告編にて登場。
ゲーム作品
ウルトラマン倶楽部怪獣大決戦
第5ステージ「火炎の星」にて、タロウを拉致していた中ボスとして登場。ご丁寧にも、このステージに登場する敵もバラバやベムスター、レッドキングなどと言ったおなじみのメンバーとなっている(さすがにハンザギランとキングクラブはいないが)。
ウルトラマンファイティングエボリューション2
ウルトラモード「大地球侵略作戦」に登場。宇宙人軍団の先鋒として怪獣墓場で眠っているところを呼び起こされる。夜のビル街に送り込まれ、ウルトラマンタロウと交戦。人々の避難した駅を守り抜く事が勝利条件となっている。しかし、それはタロウの体力を削ぐための宇宙人軍団の罠であり、タロウはマグマ星人、ダダ、バルタン星人に敗れ、見せしめとして十字架に磔にされ、ウルトラ兄弟をおびき寄せる餌となった。
また、OPムービーではムチを振り回してビル街を襲撃し、現れた初代ウルトラマンと対決。原典を思わせる戦闘力でウルトラマンを苦しめるが、ウルトラマンの援護に現れたジェットビートルに気を取られた隙にスペシウム光線を浴びるところでムービーは終了する。ジェットビートルと戦うタイラントはここでしか見られないレア中のレアシーンである。また、こちらではワイヤーを伸ばして敵をぶん回すオリジナル必殺技が追加されている他、一定数ダメージを与えられると敵に合体している怪獣たちの怨念を取り憑かせてダメージを与えやすくするという能力を発揮している。
ウルトラマンファイティングエボリューション3
火炎放射、冷凍ガス、ワイヤー振り回しといった多彩な特殊攻撃が特徴。また前作同様、唯一の遠距離掴みが可能なキャラでもある。
原作の話を再現したウルトラモードでは、能力値に補正がかかり相当な難敵に。ただし、上記の「連戦で疲弊していた」という解釈が取り入れられ、ゾフィーからエースまでの戦いでのダメージが蓄積されていき、頑張れば5兄弟の誰かで倒すことも出来る(但しエースは最高でAランクなので注意)。ゾフィーで倒した場合は、最難関のバトルをクリアしたご褒美なのか他の条件を無視してSランクが取れる。
またこのエピソードに限り、ウルトラ5兄弟はR1ボタンでウルトラサインを出せる他、タロウを使っている時にタイラントの体力を点滅状態まで減らし、そこで敢えてタイラントの必殺技を受けるとウルトラランスでカウンターして倒すという原作再現が可能。
ウルトラマンFER
何者かによって復活した怪獣として登場。今までより鎌が大型化し、鉄球が刺々しくなっている。
市街地で暴れるがタロウに倒された。しかし……
ちなみに「怨念の集合体」という設定の為かコスモスのフルムーンレクトを受けると消滅する。
レベル3必殺技(即死技)は「ワイヤーで串刺しにした後、引き寄せて鉄球で殴りつけ、相手はビルよりも高くバウンドで跳ね上がり、最後は車田落ち」という、かなりバイオレンスなもの。
大怪獣バトル
- 能力
パワー | 1200~1600 |
---|---|
アタック | 1200~1400 |
ディフェンス | 200~700 |
スピード | 500~700 |
得意 | 闇 |
苦手 | 高熱、冷気、光 |
スタミナ | 2 |
- 技
技1 | 暴君ハンマー/2300 |
技2 | 冷気攻撃(冷気)/2500 |
技3 | 爆炎放射(高熱)/3500、3700 |
技4 | ハイブリッドヘルサイクロン/3700 |
第3弾からプレイアブルキャラとして参戦。
初期においてはディフェンスとスピードが低い事から守りが弱く、レアリティ低いカードだとあっという間に倒されてしまう為、メインキャラとしては上級者向けであった。
しかしNEOにおいては、TVでの再登場があった補正か、爆炎と冷気を同時に放射する第4の必殺技『ハイブリッドヘルサイクロン』が導入されたと同時に、難点であった防御の能力が大幅強化され、より活躍の幅を広げた。
ストーリーモードにおいてはヤプールがレイオニクス抹殺の為にエースキラーと同時に出撃させて死闘を繰り広げたが、両者ともプレイヤーの怪獣に倒される。
怪獣バスターズPOWERED
『POWERED』で新たに追加された怪獣の一体。
ミッション『怪獣大決戦』『最強の暴君』『アシルSOS!』『アシル怪獣決戦(ランダム)』『ヒトVS暴君怪獣』(惑星アシル)、『マッスルハンマー』(惑星モシリス)、『きょういの合成怪獣』(惑星コンル)、『火と氷のコンツェルト』『合体怪獣』『ウルトラをたおせし者』『墓場の怪獣決戦』『TANK!TANK!BUSTERS!』(怪獣墓場)に登場。
口から火炎弾(着弾点に残留)、腹部から凍結ガス、耳からアロー光線、右手の鎌を振るうほか、左手の鉄球を地面につけて先端のトゲを地中に伸ばし主人公の真下から突き出すなど、多彩かつ回避困難な攻撃手段を具える。
ドロップする素材アイテムは『大魚の皮』『大波の角』『大カニのしっぽ』『はかいの鉄球』『さばきのカマ』『五角の大腹』『異次元の耳』『タイラントコア』『緑の玉』『クールチップ』および『クールチップ+』。フリーズロック成功時は『深緑のエメラルド』が得られる。
研究によって開発できるのは『タイラント防具』『タイラント防具Ⅱ』『暴君のカマ』『死神のカマ』『モーニングスター』および『ファングスイーパー』。防具をタイラントシリーズで統一するとMAリンク『暴君の底力』が発動し、攻撃力がアップする。
10体倒すと『暴君をこえし者』の称号が得られる。
大怪獣バトルウルトラコロシアム
絶対的な自信を持つレイオニクスのワロガが操る怪獣として登場。
こちらもプレイヤーによって倒された。(その際ワロガは次元の渦の中に飛ばされたが、タイラントの消息は不明。)
ロストヒーローズ
ショッカー・キューブに収監されていた怪獣として登場し、ガラガランダが解放した。
ジェノサイド・キューブではベリアルによって復活させられた別個体が登場し、マイナスエネルギーを貯蔵する石柱のガーディアンとなっていた。
続編の『ロストヒーローズ2』ではデストロイ・キューブに登場。極悪のヴィラニアスの助太刀としてイカルス星人が怪獣達のスパークドールズを使ってダークライブした。なので、このタイラントの目は赤くはない。
本作における『極暴タッグ』なのだが、ネーミングセンスをゼロらに突っ込まれていた。
ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ
ミッションを達成する事で獲得出来る怪獣となっており、条件は「キャラクターを50種類獲得する」という内容である。
マーケットやメインクエスト等でレアリティ低い怪獣から中心に収集していき、数を満たしていくのが最適と思われる。
ちなみに性能は強力な特殊スキルを多数所持しており、現時点ではLV90まで育てると最強クラスの怪獣である。
所持怪獣の少ない防御力大アップや現在タイラントだけが所持している移動力アップのスキルを増やすためにタイラントを増殖させるタイラント牧場というものが行われている。
ただしタイラントのDNAはゲットする方法がないため、「相性別DNA(力)もしくは万能DNAでタイラントのレアリティを上げる→DNA抽出をする→抽出したDNAを合成してタイラントを生成→目的のスキルがゲットできるレアリティまで相性別DNA(力)もしくは万能DNAを使って上げる(一体は残す)」ということをしなければならず、牧場運営にはとてもコストがかかる。
ウルトラ怪獣モンスターファーム
ウルトラマン系の継承クッキーで特徴を継承させたグレードSの怪獣を持っていると5月4日に発生するイベントをクリアすることで解放される。
近接戦闘では鎌での切り裂き「タイラントスラッシュ」、キングクラブの尾での叩きつけ「バイオレンステール」、遠距離の相手にはバラバの鞭での刺突「バラバウィップ」や叩きつけ「バイオレンスウィップ」、鞭で引き寄せた鉄球で殴る「暴君ハンマーパンチ」で対応する。
加えてシーゴラスのツノからは「電撃」を放てることが判明した。
原作シリーズでも使用した冷気やアロー光線、火炎放射も使用可能で火炎放射の中でも特に威力の強いものは「デスファイヤー」表記となっている。
ぱちんこ
『ぱちんこウルトラマンタロウ』ではボス怪獣として登場。タロウをバラバ鞭で絡め取り、鎌でとどめを刺そうとするが、ZATの援護射撃とアイスラッガーを受けて怯み、駆け付けた初代ウルトラマンとウルトラセブンの攻撃を受ける。さすがに三対一では分が悪く、タロウに放り投げられてしまい、最後は空中でスペシウム光線とワイドショット、ストリウム光線の同時攻撃を受け為すすべなく爆死した。
ちなみにストリウム光線で撃破されたタイラントはおそらくこの個体が初。
ライブステージ
『ウルトラマンファンタジックライブ2007』のように通常スーツのタイラントも登場する一方で、『ウルトラマンフェスティバル2012』などでは通常よりも巨大なスーツで登場する事も。『ウルトラマンフェスティバル2005』では両腕を強化された『強化タイラント』が登場し、ブレスレットソードを得たタロウと交戦している。『ウルトラヒーローズEXPO THE LIVE ウルトラマンゼット』ではデビルスプリンターの影響を受けた個体が巨大スーツで登場。ジード、セブン、ゼロに倒された。
阿久悠40年記念特番
ウルトラマンタロウと対決。乱入してきたウルトラマンゼアスを一撃で倒したが、タロウのキックで退散した。
亜種
怪獣兵器タイラント
映画『ウルトラマンサーガ』の未公開シーンに登場した怪獣兵器の一体。詳細はリンク先を参照。
EXタイラント
『ウルトラマンFER』オリジナルの強化体。詳細はリンク先を参照。
プラズマルチタイラント
『大怪獣ラッシュウルトラフロンティア』に登場するプラズマ怪獣の一体。
ストロング・ゴモラント
『ウルトラマンフュージョンファイト!』オリジナルのベリアル融合獣。詳細はリンク先を参照。
スーパータイラント
『ぱちんこウルトラマンタロウ2』に登場するタイラントの強化個体。
これまでのタイラントにさらに怪獣のパーツが追加されており、サイズも巨大化しタロウを見下ろすまでになった。
追加されたパーツは、胸部にゼットンのコア、腹部にアストロモンスのチグリスフラワー、腰周りにエンマーゴの鎧、右腕にヒッポリト星人、右手・右肩にキングジョーの装甲、背中にバードンの翼と、いずれもウルトラ兄弟を苦しめた怪獣のものが結集されている。
また、顔付きもより凶悪になり目が赤く発光している他、バラバのパーツは左腕に集約され鉄球の先端が鎌に変化している。
グランドタイラント
『大決戦!超ウルトラ8兄弟』の没脚本『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟2』に登場予定だったタイラントの新たな形態。
没脚本のため本編未登場だが、『超ウルトラ8兄弟』のDVDと超全集に設定画が収録されている。
詳細はリンク先を参照。
余談
- 敗北した原因については連戦で疲労していた、或いはそれだけタロウが成長していたとされるが『ウルトラマン列伝』においては自分の武器を利用されたためという解釈も追加されている。
- 『ウルトラマンレオ』第9話「宇宙にかける友情の橋」では遊園地の怪獣ショーにてヘルツ、ゼットン、ベロンと共に着ぐるみとして登場している。
- 2021年7月8日のツイッターで「特撮」カテゴリーにてトレンド入りするが、実際の内容は怪獣のタイラントではなく、バイオハザードの方だった。カテゴリーがカテゴリーだっただけに何かタイラントに動きがあると期待していたユーザー達はさぞ落胆したに違いない。
- 『ケロロ軍曹』第146話は冥王星がテーマの為、主人公がこの怪獣のスーツを着用している。
- NHKが放送した『全ウルトラマン大投票』では、人気投票で第16位にランクインしたが、これは昭和ウルトラマン第2期の怪獣及び宇宙人の中では最高記録である。ちなみに合体元のベムスターは第18位、レッドキングは第21位にランクインしている。
関連イラスト
関連タグ
シーゴラス イカルス星人 ベムスター バラバ ハンザギラン レッドキング キングクラブ
怪獣兵器タイラント EXタイラント プラズマルチタイラント ストロング・ゴモラント スーパータイラント(ウルトラ怪獣) グランドタイラント