「それでいい、それでいいのさウルトラマン」
データ
身長: | 43メートル |
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体重: | 1万トン |
出身地: | ササヒラー星 |
CV: | 谷津勲 |
概要
「帰ってきたウルトラマン」第48話「地球頂きます!」に登場したタケノコみたいな外見の宇宙人。「宇宙怪人ササヒラー」とも呼ばれる。
爆発する性質を持つ黄色いガスを口から噴射して戦う。腕の長さは18mあり、一見ペラペラしたムチ状だが、クジラをひと突きし、30mの大木も容易に倒してしまうので油断ならない。(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)実際にウルトラマンを投げ飛ばすほどの怪力の持ち主。
地球侵略を目論み、ヤメタランスを送り込んで地球人を怠けさせ、その隙に地球を自分の物にしようとした。
しかしヤメタランスはウルトラマンジャックによって宇宙に帰された事で計画は失敗し、逆上したササヒラーは巨大化して自ら破壊活動を開始。上述の能力でジャックを追い詰めるも、怠け状態から復活したMATの攻撃に気を取られた隙を突かれスペシウム光線を受けて泡となって消滅した。
なお、何故ササヒラーがヤメタランスを使役出来たかの説明はない。普通に考えればササヒラーもヤメタランスガスを浴びてやる気をなくすはずだが、仮に元々は平和的種族でガスを浴びて好戦的になったとしても、ヤメタランスがいなくなった後も好戦的なまま、ウルトラマンと戦うのを止めなかったので、説は成立しない。
派生作品
『レッドマン』ではBattle86、90、91、93に登場。86のみ単身でレッドマンに挑み、レッドナイフを奪ったりテレポートで翻弄したりと互角に戦うがジャンプによるひじうちで敗れる。90から93はゴーストロンやペギラと組んでレッドマンに挑んだ。
『ウルトラマン超闘士激伝』でも闘士ヤメタランスと共に登場。実力は無いがやる気だけは宇宙一の大バカで、「同士討ちを果たしたコダラー&シラリーにとどめを刺し、自分たち二人が英雄になる」という非常に大雑把かつセコい作戦を立て、ヤメタランスと共に現地に赴く。
ところがいらんことしたせいで二体の魔神は究極魔神シーダへと変貌を遂げ、調査団もヤメタランスの力で無気力になってしまう。これを見て好機だと判断(ヤメタランス曰く「ここをチャンスだと言い張るのは頭がどうかしてます」)したササヒラーはヤメタランスにシーダを倒すよう無茶振りを行うが、あまりの自分勝手さに憤激したヤメタランスにタコ殴りにされ、調査団の救助に協力させられる。
この一件によりヤメタランスは表彰されるも、ササヒラーは公務執行妨害で宇宙刑務所送りにされ、エンペラ星人襲撃の際には怪獣五闘士らにこき使われていた。
『ウルトラ忍法帖シリーズ』では朧党の幹部忍獣・笹比羅としてまさかのレギュラー入り。
幹部だけあって実力は非常に高く、虓魔王編では炎鬼キリエロイドへの突破口を開き、怨霊党編では怨霊党幹部愚羅我巣を討ち取るなどの高い戦果を挙げているものの、ネオ朧党では冥府羅州が行方不明になった際、朧党の首領代行にマンを指名してしまったため、マンが後にウル忍を解雇と同時に住民から迫害される元凶を招かせてしまった事がある。
一方プライベートでは妻と息子を持つお人好しであり、ウル忍との仲もいい。
漫画『酩酊!怪獣酒場』では第34話を始め、モブ客として度々登場している。
アニメ『怪獣酒場カンパーイ!』では第1話で登場。「闇酒場」に仕様変更した店内でバルタン星人とぶつかってしまう。
余談
名前は第48話を担当した脚本家小山内美江子氏の本名から付けられた。しかし放送後、氏の姪が怪獣扱いされていじめられ、小山内氏は兄嫁に怒られたらしい。
『ウルトラ怪獣大百科』においてナレーターからは「完全にヤメタランスに頼り切っていたため、はっきり言って戦い方は下手」とコメントされている。
『ウルトラマンマックス』第31話にはモエタランガという宇宙人と共にササヒラーも登場する予定だったが、予算の都合から実現しなかった。
関連イラスト
関連項目
優木沙々(魔法少女おりこ☆マギカ)…魔法少女さやか☆マギカ~ハートフルストーリー~シリーズにおいて、彼女の愛称として定着しつつある