データ
別名 | 爆弾怪獣 |
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英表記 | Bomb Monster GOSTRON |
身長 | 40m |
体重 | 2万t |
初出現地 | 大杉谷 |
概要
第8話「怪獣時限爆弾」に登場。
リーゼントのようなトサカが特徴。厳つい見た目の割に鳴き声は意外とかわいい。
主食は金(黄金)で、一度の食事で金鉱一つ分の金を食べつくすという。体中に金が混じっており、鱗一枚でも5億円の値打ちがあると言われた。そのためか、皮膚も鉄より硬い。
視力が非常に低く、手が届く範囲の物にしか目のピントが合わないが(具体的には20mまで)、代わりに鋭い聴覚を持つ。
主な戦力は口から吐く火炎。
活動記録
MATアローに搭載した新型ミサイル・X弾によって処分される予定だったが、火炎放射をかわした郷の咄嗟のミスにより、撃ち込まれたX弾が時限式に切り替わってしまったため、事態は急変。タイムリミットである10時間後までにゴーストロンを発見、対処しなければならなくなった。
その後、ゴーストロンは地中を掘り進み青木高原のダイナマイト工場付近に出現し、あろう事か工場の側で居眠りを始めてしまう。
ゴーストロンの行動を細かく分析した結果、音によく反応する性質を見抜いた郷により、サイレンを取り付けたジープによる誘導作戦で一時は工場から引き離されるが、郷はあと一息というところでジープから投げ出されてしまい、作戦はあえなく中断。
熱線でジープを破壊し、工場からのサイレンを聞いてまた元の場所に戻ろうとする。
そこで郷がジャックに変身し立ち塞がるが、持ち前の怪力で制止を振り払い、再び工場のすぐそばに座り込んでしまう。工場の近くではスペシウム光線を使えないため、郷は何とかしようと思考をフル回転させる。
そして爆発まであと1分に差し迫ったところで、ジャックはドリルのように回転して地中へ潜行し、ゴーストロンの真下から突き上げるように脱出するという奇策に出る。そのまま遥か上空へと運び去られ、爆死した。
その後の登場
映像作品
『レッドマン』
第27、28、57、80、84、88、90~93回に登場。
着ぐるみは『帰マン』の時のものの流用。
第57回以降、金色の塗料が剥がれて黒っぽい色になってしまったのを、チャンネルNECOでは「食べ物によって変化した」と解説された。やっぱり金属ならなんでもいいのかもしれない。
なお、『レッドマン』には改造元であるアーストロンも登場しているが、両者が共演することはなかった。
回によっては、指の先から弾丸のようなものを射出して爆撃するという、原典にはない攻撃方法も見せている。
戦闘力も割と高く、レッドマンをてこずらせた。
第28回では、駆けつけたレッドマンはそっちのけでサドラと激しい格闘戦を繰り広げてシバき倒してしまう。レッドマンもレッドマンで戦いに介入することなく、腕を組みながら高みの見物を決め込んでいた(通称:レッド腕組み)。
『ザ☆ウルトラマン』
身長: | 55メートル |
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体重: | 4万4千トン |
バラドン星人の陰謀によって怪獣墓場から蘇生した個体が登場。以前の個体とは違いピンク色をしている。
兄のアーストロンと一緒に暴れ回るが、バラドン星人が解き放ったレッドキングの光線を受けて死亡する。
『ウルトラマン80』
直接の登場はないが、第29話に登場した怪獣キャッシーは「ゴーストロンに似ている」と呼ばれている。しかし、実際に比べてみるとどう見ても似ておらず、身体スペックも異なる(一応、山に棲む、口から火炎を吐く部分は共通しているが)。
実は元々脚本では「ティラノサウルスに似ている」と書かれており、アフレコ時に「ゴーストロンに似ている」に変更された。キャッシーの身体スペック(身長や肉食性など)がゴーストロンと異なるのもそのためである。
漫画
『ウルトラ怪獣かっとび!ランド』
頭の形状故かかっとび中学校の番長として登場し、オープンキャンパスに来たウルトラマンらをいじめた。
『ウルトラマンSTORY0』
兄(?)のアーストロンと共演。
「火の民」と呼ばれる種族が作り上げた怪獣の鉄像に、ガッツ星人が渡したカプセルを投入したことで金属生命体として誕生した。がらんどうの鉄の人形の中に溶鉄を流し込んでいるだけの極めて単純な構造だが、触れただけでウルトラマンがのた打ち回るほどの高温を発している極めて厄介な代物である。
兄分のアーストロン共々「火の民」によって操られ、敵対民族「風の民」を殲滅するために暴れ回るが、「風の民」の守護獣ヒドラの起こした暴風に乗ったウルトラマンの飛び蹴りを受け、木端微塵に砕け散った。
『ウルトラ忍法帖』
ダイナの道場を潰すため朧党が雇った空手家として登場。古武道の暗器・スルチン(長い紐が付いた分銅)の使い手である。ダイナが留守の間に道場破りを行い、一番弟子のティガを倒して道場の看板を奪った。その後武器には武器ということでヌンチャクをマスターして朧党の道場破りに来たティガと再戦を行い、ティガのヌンチャクを鉄製スルチンで破壊して片腕も骨折させるが、道着の帯を使った戦法でスルチンを封じられ、顎に膝蹴りを食らい倒された。館長のめひらすや師範の笹比羅もダイナに倒されて看板も取り返された。
ウル忍では数少ない終始シリアス寄りのキャラだった。朧党の忍獣アーストロンとは無関係な様子。
酩酊!怪獣酒場
怪獣酒場江幸田店の本来の店長だが、客を見た目で判断して罵倒したり入店させない等といった態度を取る極度の差別主義者。ある日、客としてやって来たザザーンを「店内が汚れる」をいう理由で追い返そうとしていたところ、お客様を大事に饗す事を信条としていたケムール人の怒りに触れてしまい…。
余談
着ぐるみはアーストロンの改造。
第1話で倒されたアーストロンの弟という裏設定があるが、作中では言及されていない。
兄弟である設定が今も生きていると仮定すれば、各作品での扱いを見る限り、アーストロンかゴーストロンかの違いは生まれた順ではなく食生活で決まるとみて間違いなさそうだが、あくまで仮定にすぎないので公式からの解答が待たれるところである。
名前の由来はghost(幽霊)+アーストロン…ではなく、上記の設定から分かるようにgold(金)+アーストロンである。
関連項目
アーストロン、ギーストロン:近縁とされる怪獣達。ギーストロンについては不明だが、アーストロンには鉄を食うという習性がある。食性によって見た目が変わる種なのかもしれない、という曰くは上記の通り。
ゴルドン:生態的にはアーストロンより近い。
シルバゴン:目の悪さでは同レベル。
テールダス:同じく防衛チームのミスで爆弾を付けられる羽目になった怪獣。こちらは爆弾が取り外されて助かった。
ドスガレオス・ガノトトス・ナルガクルガ:視力の低さを聴覚で補っており、大きな音に弱いという共通点がある。
ヴァラロン:『ウルトラマンブレーザー』に登場する
宇宙爆弾怪獣。こちらは尻尾を肥大化し爆弾を生み出す。