かえんほうしゃ
かえんほうしゃ
本来の意味での火炎放射は火炎放射を参照。
『ポケットモンスター 赤・緑』から存在するわざ。
威力、命中率、PP全てにおいて安定した性能のほのおタイプの技で、でんきタイプの10まんボルト、こおりタイプのれいとうビームと並び長きに渡ってトレーナーに愛されて来た技である。かつては三種の神器と呼ばれることもあったが、他に優秀な技が増えてからは死語と化しつつある。
習得者は勿論ほのおタイプに多いが、10まんボルト程ではないにせよわざマシンで覚えるポケモンも結構いる。
主に火を噴く生物であるドラゴンタイプ、ガス等の毒素を燃焼させるどくタイプ、鬼火を生み出し操るゴーストタイプ等が該当しやすい。
どういう理屈かシビルドンやカイリキー、カラマネロと意外過ぎるポケモンも覚える。
スカタンクなどは『ダイヤモンド・パール』当時、旅パの炎枠がゴウカザルとギャロップ程度しか一周目では手に入らなかったので、事実上ほのおタイプ扱いとして採用するトレーナーも多かったという話すらある存在感を放っていた。
意外にもわざマシンになったのは『ポケットモンスター ルビー・サファイア』から。『赤・緑』では自力でしか習得できない上にほのおタイプしか覚えられない珍しい技であった。ただし、ポニータとギャロップとファイヤーは覚えられなかった。
『ポケットモンスター 金・銀』で「10まんボルト」「れいとうビーム」と共に教え技になり、それ以降はわざマシン常連となっている。『ポケットモンスター ソード・シールド』でもわざレコードに採用された。
対戦では「だいもんじ」や「オーバーヒート」等のより高威力のほのお特殊技の存在から、単純な採用ではこれらに見劣りしがちで、安定性を重視しない限りメインで使われることは余りない。
ただし前述の通り安定性は非常に高く、上記の2技はPPが5しかないのに対して「かえんほうしゃ」はその3倍の15あるので連発してもPP切れのリスクを負いにくく、特に耐久型ポケモンにはこちらが好んで採用される。
ゾロアークなど「だいもんじ」は覚えないが「かえんほうしゃ」は覚えるというポケモンも少なくないので、それらのポケモンにとっては重要なサブウェポンとなる。
『ポケットモンスター X・Y』では特殊技の一括威力調整の影響で威力が90に下がったが、命中率100のほのお技では最も威力が高いので採用の余地がある。
ポケモン不思議のダンジョンシリーズ
直線上に10マス飛ぶほか、直線わざ全てに言えることだが角抜けも可能。PPもそこそこあるので使い勝手がいい。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズX』よりファイターとして参戦しているリザードンの通常必殺ワザとして実装された。
前方方向に炎を吐くというシンプルなもので、牽制などに用いられる。クッパの「クッパブレス」に似たようなワザ。
長時間吐き続けると息切れしてしまうのか火力が弱まってしまう(一定時間経過で回復)。
コピーすることでカービィも使用可能となる。
また、ヤマブキシティに出現するヒトカゲや、モンスターボールから出現するリザードンやヒノアラシも使用する。
ヒトカゲは前方へ炎を吐く。リザードンは左右交互に炎を吐く。ヒノアラシは背中から発する炎で攻撃する。
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