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サイコキネシス

さいこきねしす

「サイコキネシス」とは「念力」のこと、及びそれを元としたエスパーの代表的な技。
目次 [非表示]

サイコキネシス」とは、

  1. 超能力の一種で、いわゆる念力の一種。→念力
  2. 任天堂の育成RPGポケットモンスター』に登場する技の一種。本項で記述。

データ編集

初出初代
タイプエスパー
分類特殊
威力90
命中率100
PP10
範囲単体
直接攻撃×
備考10%(初代のみ30%)の確率で相手の「とくぼう」(初代のみ「とくしゅ」)を下げる
英語Psychic

概要編集

初代より存在する、強力な念力で相手を攻撃するエスパー技。略称サイキネ」。


威力・命中・PP全てが安定した優良な性能で、この技を超える威力のエスパー特殊技も少なくはないが、専用であったり物凄くシチュエーションを選ぶ技であったり条件付であったりするので、初代から現在でもその安定性は変わっておらず、多くのエスパーポケモンがメインウエポンとして採用している。


初代ではエスパー技はエスパーでしか半減されないため、極めて一貫性の高い技であった。しかも追加効果は当時3割の確率で「とくしゅ」が1段階ダウン。今でいう「とくこう」「とくぼう」が30%の確率で同時に下がるというとんでもない効果を有していた。

エスパーに弱いかくとうどくが不遇であったのはいうまでもなくこの技のせい(ただし、タイプ不一致でもゲンガーのような有力なサイキネの使い手もいた)。


ちなみに初代のエスパーポケモンはとくしゅ(とくこう&とくぼう)が高いポケモンが多く、エスパー技を半減出来るのはエスパーのみ、さらに自分と同タイプ技を受けても追加効果を一切受けないということもあり、「エスパー対策はエスパー」というとんでもない現象を発生させた元凶の1つでもある。


第2世代では追加効果見直しに加え、能力仕様変更や、エスパー技を無効化するあくと半減するはがね追加によって弱体化を余儀なくされ、そのまま大きな変化がなく現在に至っている。

また第3世代からは威力こそ劣るもののPPが多い「じんつうりき」が登場したが耐久型向けであるため、引続きこの技が使われることが多かった。

なお、第5世代までは他タイプで似たような中堅技である「かえんほうしゃ」や「10まんボルト」などと比べると威力が5低かったが、第6世代でそれらの威力が下がったことで同威力となった。

逆に「エナジーボール」は第5世代では威力が10低かったが強化され、この技とタイプ以外は全く同一性能となった。


なお、英名は「Psychic」で、この2つと同じであったりする。


ゴーストのほとんどのポケモンはわざマシンでサイキネを習得可能。特に「とくこう」が高いポケモンの場合、対戦においてもサブウェポンとして採用している例は珍しくない。

また、蝶がモチーフのポケモンのほとんどが覚える技でもある。実はサイコの語源がギリシャ神話において蝶に化身したプシュケーの英語読みに由来するのでそこまでおかしい話でもない。そも蝶のサイキッカーには前例がいたりする




アニポケでは編集

アニポケでもこの技は登場するが、


相手の技の弾道を制御して逸らす

相手を問答無用で拘束して吹っ飛ばしたり、叩き付ける、これだけでトドメを刺せる

どんな重い物体も受け止め、宙に浮かせる


などを予備動作やダメージといったデメリットなしで行う、相手の技を受け止めたり重い物を持ち上げたりする際に力み表情がない(=抵抗がない)といった特徴がある。

DP編では、ジムリーダー・メリッサが「おにび」と組合わせて二重リング状とした他、持続力補強という風に使用している。

ただし万能という訳でもなく、サイコパワーで相手を捉えなければいけないのかスピードで振り切られてしまうと外してしまうこともある模様。


サトシは長年エスパーの手持ちに縁がなかったため使用機会がなかったが、新無印で自宅へずっと預けていたバリヤードをバトル会場に連れて行ったことで使い始め、さらに新たに仲間にしたゲンガーも最初から覚えていたので、レギュラー技に選ばれた。

なお、彼の初めてのエスパーポケモンは上記の通りバリヤードであるが、初めてエスパー攻撃技を使ったのは、ジョウト編でのヨルノズクの「ねんりき」である(DP編では「じんつうりき」が使える様になった)。


ポケモンGOでは編集

実装当初から存在するのであるが、最初の頃は外れ技扱いされていた


というのも、実装当初はフルゲージ技なのに威力がたった100しかなく、「みらいよち」(同じくフルゲージ技でありながら威力120)を覚えられるポケモンは漏れなくそちらを採用してしまうことが多かったためである(一応、「みらいよち」と比べて発動前後の硬直が短く、即座に次の行動に移れるというメリットはあるが…)。

そうでなくても、技開放させない限りは役割の都合上もう片方の複合の技が優先されるケースやDPSがこの技より高い技を有するケースがあり、ほぼ出番がなかった。

そのため現状ハピナスラッキーがジム攻略に出て来たかくとうタイプに一矢報いるのに使われるくらいしかない……ただ正直それすら技開放させなければ「マジカルシャイン」で間に合うという始末だった。


ところが、2019年9月のアプデの際に突如技修正が行われ、威力90の2分割ゲージ技へとグレードアップ。2024年10月から硬直が0.5秒単位になった影響で95になった。

これにより、これまでの残念性能から一転、エスパータイプであれば可能な限り習得するべき必須技へと大躍進を遂げることとなった。また、ブラッキーママンボウフラージェス等エスパータイプでなくとも技開放させてサブウェポンとして採用されるケースも多い。

これにより、サーナイトエルレイド。エスパー特化型メタグロス等大幅にパワーアップを遂げたポケモンも多数登場しており、エスパー界隈の強弱関係や勢力図を一変させることとなるであろうともいわれている。


トレーナーバトルでは原作同様10%の確率で相手の「ぼうぎょ」を下げる(本作は特殊と物理の区別がないため)効果が追加された。だが、この技を覚えたチャーレムが調整後から4年間にわたり環境を安定して席巻したため2023年9月に威力が85に下がったが、その1年後に75まで転落した。これにより、全てのサイキネ使いが環境から消えた。

逆に言えばチャーレム以外のポケモンは威力が85でもそこそこな活躍で留まっていたのにとばっちりを受けた形になり、「サイコキネシスが弱くなる(弱い)のはチャーレムのせい」と怨念を向けるトレーナーも少なくない。


現在はジム・レイドバトルに特化した技といえよう。果たしてトレーナーバトルのエスパー技の後継者は現れるのだろうか…



関連イラスト編集

ミュウツーエーフィ

サイコキネシス!サイコキネシス-Psychic


関連タグ編集

ポケモン エスパータイプ

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