サイコキネシスとは、
データ
登場 | 第1世代 |
---|---|
タイプ | エスパー |
分類 | 特殊 |
威力 | 90 |
命中率 | 100 |
PP | 10 |
範囲 | 単体 |
直接攻撃 | × |
備考 | 10%(30%:初代のみ)の確率で相手の「とくぼう」(「とくしゅ」:初代のみ)を下げる |
英語名 | Psychic |
概要
初代から存在する技。技マシン番号は第7世代までは29、ピカブイでは40、剣盾ではわざレコード11、SVでは120。
威力・命中・PP全てが安定したエスパータイプの特殊技。
この技を越える威力のエスパー特殊技も少なくは無いが、専用技だったり物凄くシチュエーションを選ぶ技だったり条件付きだったりするので、第8世代現在でもその安定性は変わっておらず多くのエスパータイプのポケモンがメインウエポンとして採用している。
初代ではエスパー技はエスパーでしか半減されないため、極めて一貫性の高い技であった。しかも追加効果は当時3割の確率で「とくしゅ」が1段階ダウン。今でいう「とくこう」「とくぼう」が3割の確率で同時に下がるというとんでもない効果を持っていた。
エスパーに弱いかくとうタイプ・どくタイプが不遇だったのは言うまでもなくこの技のせい(ただしタイプ不一致でもゲンガーのような有力なサイコキネシスの使い手もいた)
ちなみに初代のエスパータイプはとくしゅ(とくこう&とくぼう)の高いポケモンが多く、自分と同タイプの技を受けても追加効果を一切受けないということもあり、「エスパー対策はエスパー」というとんでもない現象を発生させた元凶でもある。
第2世代では追加効果見直しに加え、能力仕様の変更や、エスパー技が通用しないあくタイプと効果がいまひとつのはがねタイプの追加によって弱体化を余儀なくされ、そのまま大きな変化がなく現在に至っている。
また第3世代からは威力こそ劣るもののPPが多いじんつうりきが登場したが耐久型向けである為引き続きこの技が使われる事が多かった。
なお、英名は「Psychic」で、この2つと同じだったりする。
ゴーストタイプのほとんどのポケモンはわざマシンでサイコキネシスを習得できる。特にとくこうの高いポケモンの場合、対戦においてもサブウェポンとして採用している例は珍しくない。
また、蝶がモチーフのポケモンの殆どが覚える技でもある。実はサイコの語源がギリシャ神話において蝶に化身したプシュケーの英語読みに由来するのでそこまでおかしい話でもない。そも蝶のサイキッカーには前例がいたりする。
アニポケでは
アニポケでもこの技は登場するが、
・相手の技の弾道を制御して逸らす
・相手を問答無用で拘束して吹っ飛ばしたり、叩き付ける、これだけでトドメを刺せる
・どんな重い物体も受け止め、宙に浮かせる
などを予備動作やダメージといったデメリット無しで行う、相手の技を受け止めたり重い物を持ち上げたりする際に力み表情が無い(=抵抗が無い)といった特徴がある。
DP編では、ジムリーダー・メリッサが「おにび」と組み合わせて二重リング状にしたほか、持続力の補強という風に使用している。
ただし万能というわけでもなく、サイコパワーで相手を捉えなければいけないのかスピードで振り切られてしまうと技を外してしまうこともある模様。
サトシは長年エスパータイプの手持ちに縁が無かったため使用機会が無かったが、新無印で自宅にずっと預けていたバリヤードをバトル会場に連れて行った事で使い始め、さらに新たに仲間にしたゲンガーも最初から覚えていたので、レギュラー技に選ばれた。
なお、彼の初めてのエスパーポケモンは上記の通りバリヤードだが、初めてエスパー攻撃技を使ったのは、ジョウト編でのヨルノズクのねんりきである(DP編ではじんつうりきを使えるようになった)。
ポケモンGOでは
実装当初から存在するのだが、最初のころは外れ技扱いされていた。
というのも、実装当初はフルゲージ技なのに威力がたったの100しかなく、「みらいよち」(同じくフルゲージ技でありながら威力120)を覚えられるポケモンは漏れなくそちらを採用してしまうことが多かったためである(一応、「みらいよち」と比べて発動前後の硬直が短く、即座に次の行動に移れるというメリットはあるが…)。
そうでなくても、役割の都合上もう片方の複合の技が優先されるケースやDPSがこの技より高い技を持つケースがあり、ほぼ出番がなかった。
その為現状ハピナスやラッキーがジム攻略に出てきたかくとうタイプに一矢報いるのに使われるくらいしかない……ただ正直それすら「マジカルシャイン」で間に合うという始末だった。
ところが、2019年9月のアップデートの際に突如技の修正が行われ、威力90の2分割ゲージ技へとグレードアップを遂げた。もちろん発動の速さは据え置きで。
トレーナーバトルでは相変わらずフルゲージ技ではあるものの、原作同様10%の確率で相手の防御を下げる(本作は特殊と物理の区別がないため)効果まで追加された。
これにより、これまでの残念性能から一転、エスパータイプであれば可能な限り習得するべき必須技へと大躍進を遂げることとなった。
これにより、サーナイト、エルレイド、エスパー特化のメタグロス等大幅にパワーアップを遂げたポケモンも多数登場しており、エスパー界隈の強弱関係や勢力図を一変させることになるだろうとも言われている。
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