データ
初出 | 第5世代 |
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タイプ | エスパー |
分類 | 特殊 |
威力 | 70→120(第6世代) |
命中率 | 100 |
PP | 15→10(第6世代) |
直接攻撃 | × |
攻撃範囲 | 自分以外 |
効果 | 自分と同じタイプのポケモンにダメージを与える |
概要
第5世代から登場した技。
…なのだが、何と自分と同じタイプのポケモンにしかダメージが入らない。
そもそも汎用性の高いサイコキネシスより威力が低い。
そのせいで実際に使うと中々使いづらい。
間違えやすいがこの技は音ではなく電波なので「ぼうおん」で無効には出来ない。
しかし、習得できるポケモンによっては、ピンポイントになってしまうが強力なサブウェポンになる可能性はある。
特にブイズは、ダメージの通りにくい同タイプ相手に対抗する手段には一応なる。ブイズは全体的に技範囲狭いし。
但しブラッキーはエスパー技が無効にされるあくタイプである事が災いしてサブウェポンにすら出来ない。ご愁傷様です。ミラクルアイ持ちと組めばドラピオンやズルズキンに抜群が取れたりするが。
それでもやっぱり使いにくさは否めないのか、第6世代では威力が120に上昇した。
ここまで威力が跳ね上がったのは他はテクノバスター位。
あえてシンボラーでタイプ一致+「いろめがね」コンボで狙ってもいいかもしれない。
特殊技だが、ダブル・トリプルにおいてエルレイドが複数のかくとうタイプをまとめて相手にできる。
そのほか、「X」ではハブネークの入手方法が群れバトルに限られ、しかもその群れはザングース×4にハブネーク×1で確定、おまけにこの群れは特殊なAIが組まれており、ザングース軍団がプレイヤーそっちのけでハブネークを襲うようになっていることから、この技を使えるイーブイがいないとハブネークの入手が困難だったため、重宝された。
なお、さかさバトルではエスパーに対して抜群が取れるので、かなり限定的になるがサイコブレイクを越える威力の超技と化す。
なお、さりげなく味方を含めた全体攻撃なので、(普通はしないと思うけど)味方も同じタイプにすると巻き込んでしまう。
……で、この技が真に輝いた大会がある。
第6世代で行われたフェアリー限定の大会・フェアリーガーデンである。
何せエスパー技故に半減できるフェアリーがクチート・クレッフィ・サーナイト・バリヤードしかおらず、限定大会故に出てくるポケモン全員に威力120を叩きつけられる。
この技を覚えたサーナイトが大暴れしていたのは有名な話である。
第7世代ではマキシマムサイブレイカーとして放つことにより悪タイプとヌケニン以外の全てのタイプにダメージを入れられるようになった。威力も190と高いがエスパータイプにはみらいよちがあるので…
ただし、ゴルダックやシャワーズの場合、めざめるパワー炎を採用すると水への打点が乏しくなるためドヒドイデ対策としては勿論汎用的な対水用サブウェポンとしてこの技を仕込むのも一考である。
とはいえ、他と比べると扱いづらい技であったことは確かであったためか、第8世代で技データが廃止された。
ポケモンGOでは、2019年8月3日開催のコミュニティ・デイの対象となったラルトスを、イベント時にサーナイト若しくはエルレイドに進化させると習得できる限定技として実装された。当初はラルトス系統の最終進化系の専用技として扱われていたが、現在ではゴルダックも習得できるようになっている。
本作ではごく普通のエスパー技として扱われており、自分と違うタイプのポケモンに対してもちゃんとダメージを与えられる良心的な仕様になっている。
肝心の技の内容はというと、威力80の2分割ゲージ技というもの。2分割ゲージ技としては少々物足りない威力ではあるが、同じく2分割ゲージ技である「サイケこうせん」や「サイコブースト」(威力70)よりかは威力が高く、技の回転効率が重視されるレイドバトルにおいては多少の活躍の余地はあるだろう……と思われていたが、それから程なくして「サイコキネシス」が威力90の2分割ゲージへと変更されてしまったため、このシンクロノイズの需要はガタ落ちしてしまった。
しかしこの技が発揮されるのはジムの防衛。ダメージの発生が0.85秒という早さで、かなり避け辛い(特に初見)。「おんがえし」と違って単発威力は十二分にあり、習得者は全員あく技が等倍で常に抜群を狙いたいジム戦でははがねタイプを除いて軽減されることが少なく、等倍の諸受けを多発させる「隠れた脅威」として討伐者に立ちはだかれる。
更に2023年12月、サイコキネシスの威力が75になったことで対戦の単純性能では完全上位互換となり、漸くジム・レイド、対戦の両方の場面で差別点が生まれるようになった。