よくしてくれる トレーナーのために ぜんりょくで てきを こうげき
データ
初出 | 第2世代 |
---|---|
威力 | なつき度×10÷25(最大102) |
命中率 | 100 |
PP | 20 |
タイプ | ノーマル |
分類 | 物理 |
範囲 | 1匹選択 |
直接攻撃 | ○ |
効果 | 自身のなつき度が高い程威力が上がる |
英語名 | Return |
概要
第2世代から存在する技。
トレーナーに対する恩義を力に変えて攻撃する技。
普段の鬱憤を晴らす攻撃であるやつあたりとは対に当たる。
第2世代以降、わざマシン27の座を死守している(初代のこの枠はじわれ。LPLEはおんがえし自体存在しない。第8世代ではおんがえし廃止に伴い、BDSPのわざマシン27はローキックに変更された)。
わざマシンが使えるポケモンは一部を除き全員が習得出来るため、汎用性が高い。
ポケモンを育成する中でなつき度は自然に溜まって行くため、この技の威力も自然と上がって行く。
ずっと手持ちに入れているポケモンであればシナリオ上でも使い勝手は良いであろう。
むしろ育成環境の中でおんがえしの威力が全然上がらないパターンがあるとは思えない。
通信で新作や他ROMへ移された場合はなつき度が70にリセットされるが、現在はなつき度が上げやすくなっているため大した問題ではない。
通信対戦においてもかなり有用な技。
ノーマルタイプのメインウェポンだけでなく、サブに乏しいポケモン(ギギギアル等)のサブとしても使い勝手が良い。
そしてデメリット抜きで最高威力102が出る。
『サン・ムーン』で登場したQRレンタルチームに登録されているポケモンはなつき度が70に固定され、この技を覚えているポケモンが最大威力を発揮出来ないので注意したい。
第8世代ではどういう訳かなつき度システム廃止と同時に技ごと消滅してしまった。
多くのノーマルタイプポケモンがメインウェポンを威力はより高いが反動があるすてみタックルや威力は低くなるがまひの追加効果が期待出来るのしかかりなど代わりとなる技はあるのでさほど影響はしていない。
番外作品
ポケモンGOでの性能
ライトポケモン(シャドウポケモンをリトレーンした個体)の専用技として実装。
リトレーンが完了すると、それまで覚えていた「やつあたり」を忘れて自動的にこの技を覚えてくれる。ライトポケモンを進化させてもこの技は固定で覚えている。自分をシャドウポケモンの状態から解放してくれた恩返し…ということなのだろうか。因みにあらかじめ「やつあたり」を忘れさせた後にリトレーンしても自動的に1つ目のゲージ技がこの技になるため、特別な技を覚えた個体をリトレーンする場合は要注意。
本作にはシステム上なつき度の概念がないため、ジム戦およびレイドでは威力35の3分割ゲージ技、トレーナーバトルでは威力130のフルゲージ技として設定されている。
一見すると「やつあたりよりはマシだが低威力で使えない技」と思われがちであるが、技が出終わるまで0.7秒、技が出始めてからダメージが来るまではたったの0.1秒と異常に早く、相手に出されるとまず避けられないという地味に嫌らしい技となっている。
特にタイプ一致で使えるノーマルタイプのポケモン(カビゴンやガチグマ等)がジム防衛に回ってこの技を繰出して来た際はかなりの難敵と化す他、ポリゴンZは、元の攻撃力の高さ&タイプ一致補正に加え、ゲージ回収能力の高い「ロックオン」と組み合わせることでこの技を高威力で連発するというとんでもない芸当が可能(これにより、それまで戦力面では殆ど注目されてこなかったポリゴン系統を一気に強キャラの座へと押上げることとなった)。
一方でトレーナーバトルでは「はかいこうせん」や「ギガインパクト」の劣化のような技になっており、基本はお勧め出来ないが、ズルズキンに対して全てのゲージ技が軽減されるヤミラミやゲージ技が「ミラーコート」しかないソーナンス等には敢えて覚えさせておくことも。
ライトポケモンならほぼ例外なく習得出来るものの、上記の特徴から、総じて一部ノーマルタイプ向けの技としての側面が強く、使いこなせる者はかなり限られている。
幸い、「やつあたり」と異なりわざマシンで他技へ差し替えられるので、余程こだわりがない限りは他技に変えてしまうのがお勧めである。もっとも、前述のソーナンスや全ての技があくタイプに軽減されるヨノワール、奇襲性が高くジム防衛でも優秀なカバルドン等ジム防衛に使用させるポケモンの場合は引続き覚えさせるという手段もあるが。
ちなみにコミュニティ・デイで覚える特別な技とは両立出来ない(当日にライトポケモンから進化させた場合、おんがえしではなく特別な技の方を覚える)ことが公式からアナウンスされているが、リトレーン後に解放を行い、凄いわざマシンスペシャルを使用して2枠目に特別な技を覚えさせれば両立可能。また、バンギラスの「うちおとす」のように特別な技が通常技であった場合は問題なく両立可能。
ポケモンカードゲームでの性能
エネルギー1個で使用可能。定数ダメージに加え、手札が説明文で指定された枚数となるように山札を引くことが可能。
手札消費による展開が速いデッキに組みやすい。