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ポリゴンZ

ぽりごんぜっと

ポリゴンZとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
目次 [非表示]

基礎データ編集

全国図鑑No.0474
シンオウ図鑑No.194
アローラ図鑑No.283
ヨロイ島図鑑No.210
ヒスイ図鑑No.135
ブルーベリー図鑑No.131
ローマ字表記Porygon-Z
分類バーチャルポケモン
タイプノーマル
高さ0.9m
重さ34.0kg
性別不明
特性てきおうりょく/ダウンロード/アナライズ隠れ特性
タマゴグループこうぶつ

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語ポリゴンZポリゴン+Z(2の変形)
英語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語・フランス語Porygon-Z日本語名に同じ
韓国語폴리곤Z日本語名の音写
中国語(簡体字)多边兽乙型・多边兽Z多边兽(ポリゴン)+乙(2番目、形がZに類似)・多边兽(ポリゴン)+Z
中国語(繁体字)多邊獸Z多邊獸(ポリゴン)+Z
中国語(大陸)3D龙Z3D+龙(竜)+Z
中国語(香港)立方獸Z立方+獸(獣)+Z
中国語(台湾)3D龍Z3D+龍(竜)+Z


進化編集

シルフの超電磁砲

ポリゴンポリゴン2(「アップグレード」を持たせて通信交換LEGENDSアルセウスでは使用)) → ポリゴンZ(「あやしいパッチ」を持たせて通信交換(LEGENDSアルセウスでは使用))


概要編集

ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(第4世代)に初登場したポリゴン2の進化形。ポリゴン2が"まさかの進化"を遂げてファンを驚かせた。


さらに優れた人工ポケモンとするべく、異次元空間でも自由に行動出来る様にプログラムを更新・修正した結果、この姿へ進化した。かくも「追加プログラムによって進化した」といわれているポケモンではあるが、学会ではこれが果たして本当の意味で『進化』といえるのかどうかを反対する意見もあるのであるとか。


攻撃力大幅上昇など性能向上が多いが、本来の思い通りの機能は実現出来なかったようである。それどころか『あやしいパッチ』を制作した技量不足の匿名希望の技術者が更新プログラムに何らかの間違いを犯したせいで動作が不安定となり可笑しな挙動が目立つように。その結果、最終進化系にもかかわらず実験失敗として扱われており、かなり酷い扱いである。製作者不明パッチ何て当てるから…。


この様に危なっかしさ満載の設定であるが、現在に至るまで暴走などの危険性がほのめかされたことはなく、トレーナーにも従順である。目付きを変えるみたいな感情表現も示しており、あくまで異常をきたしているのは動作のみで、AI自体へはさほど影響が出ていないのではないかと考えられる。


容姿編集

ポリゴン2の身体がバラバラに分解され、変な形へ組直されたかのような、かなりエキセントリックな容姿をしている。


アヒルの様なイメージはそのままであるが、手の様な部分は体から分離されて、脚は1本。

頭にはアンテナらしき突起があるが、おそらくポリゴン2の首と胴が分離してから頭が上下逆になっている。

また、全体的なカラーリングとしては濃い色のピンク色で構成されて、非常に目が痛くなる色調である。


色違いはピンクの体色部分が青色、青部分が白色へ変わる。



ゲーム上での特徴編集

進化条件編集

既に「アップグレード」を持たせて通信交換したポリゴン2へ、さらに「あやしいパッチ」なる明らかに非合法な気配漂うアイテムを持たせて通信交換すると進化する。


通信進化を2回挟むという手間の掛かりようで、「あやしいパッチ」も大抵の作品では1つしか取れないので複数回の進化は困難であり、そのような点もプレイヤーをむやみに困惑させた。


第8世代では、ウッウロボにモモンのみ+すいせいのかけら×3を投入して合成することで量産が可能となり、進化に必要な道具が手に入りにくいという難点は解消された。

とはいえ、相変わらず進化には通信交換が必須であるため、入手するには誰かしら交換してくれる人を見付けるかもう1つROMを用意しなければならないのがネックであるが。


ポケモンGOでは大量のポリゴンのアメ+シンオウのいしという難関こそあるもののソロプレイ範囲内でポリゴンZまで進化させられる。

どうしても交換相手が見付からないなら、GOで育てて本編へ送るのも1つの手。


LEGENDSアルセウスでは遂にある状況で野生個体が出現するためそちらを直接入手する手もある他、ソロプレイでも進化出来るようになっている。

他作品のポリゴンをこの作品へ送って進化させるのがお勧め。


性能編集

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
ポリゴンZ8580701357590535
ポリゴン28580901059560515
進化前比較±0±0-20+30-20+30+20

耐久面に多少難があるが、最終形態だけにそれ以外はかなり扱いやすいポケモン。

ポリゴン2から進化したことで、「特攻」「素早さ」が上昇し、その代わり「防御」「特防」が低下した。ただ、進化した甲斐もあり「特攻」の高さはノーマル最強であり、全ポケモン通してもトップクラスになった。


基本的には、非常に高い「特攻」を生かして、トライアタック」、「シャドーボール」、「あくのはどうなどが候補に挙げられる。また自身の特性「てきおうりょく」や「ダウンロード」は非常に便利である。第5世代では隠れ特性「アナライズ」も追加されたが、こちらは「素早さ」が高いポリゴンZとは相性が余り良くないのに加えて通常特性2つが強力過ぎるため候補へは挙がりにくい。


その特性を生かした「トライアタック」はかいこうせんは強力で、特に「はかいこうせん」は本当にシャレとならない程の超絶ダメージを相手へ与える。まさに"破壊光線"である。


……とはいうものの、第5世代で「しんかのきせき」が登場し、進化前ポリゴン2が圧倒的耐久力を手にしてからは、そちらの方が使用率が高くなってしまった。

同期進化組のこいつほどではないが、使用率で大きく水をあけられてしまう始末。

せっかく進化したというのにあんまりな仕打ちである。それでも強化されずじまいかといえば、そんなことはなく、メガシンカこそ与えられなかったが以降の世代の新要素と嚙み合っている傾向にある。いずれの世代でも、運用にあたって進化前との棲み分けが重視される。


第6世代編集

ORASに入って新たなるウェポンを手にした。さわぐである。

第5世代で威力が90とトライアタック以上の威力に強化されており、はかいこうせんには及ばないものの高い特攻と「てきおうりょく」持ちのこいつが使えばガブリアスげきりん以上の恐ろしい威力になる。地味に相手をねむって回復させない(&自身もねむり状態とならない)効果も強く、さらに音技なのでみがわりを貫通する……と、かなり高性能な技となっている。その代わり、音技なので「ぼうおん」で無効化されてしまったり、後に登場するじごくづきで使用を封じられてしまう点には注意。


第7世代編集

ポリゴンZのZテクスチャー!

テクスチャーZワザへ変えた際に全能力が上がる効果が追加された。コレにより任意タイプへ変更しつつ火力も耐久も速度も上げてさらに「てきおうりょく」の効果を得られるという破格の積み技を獲得した。Zテクスチャーを使った後になれば元の不一致技の威力はなんと3倍。それ以外の技も特攻自体が上がるので1.5倍の威力が出る。

欠点は1ターン目に積み技を使う関係上どうしても隙が出来てしまう点とZ技である以上1戦に1回しか使えないのに引っ込むと全てが戻ってしまう点。特に「ほえる」や「ふきとばし」等の強制交代技には注意したい。


第8世代編集

ダイマックスが登場し、これがポリゴンZと非常に相性が良い

何せ「はかいこうせん」反動を3ターンの間踏み倒すことが出来、しかも必中且つ相手のすばやさを確実に下げることで素早さが高い相手にも対応出来、さらにダイマックスによって耐久が上昇し倒されにくくなるのだ。

残念ながらこだわり系アイテムの効果は消えてしまうため、代わりに「いのちのたま」を持たせるケースが増えている。

火力一点特化で連発が利かないのが難点であったのが連発出来るようになるのだから、恐ろしいというレベルではない。

惜しむらくはゴーストが多い環境で技自体がやや通りにくいことか。その分後出しもしやすいが。


第9世代編集

テラスタルによりさらに火力を増す方針で強化された。

ポリゴンZは元々ノーマルなのでテラスタルしなくても「てきおうりょく」によって新技「テラバースト」を有効活用できるのが長所となっている。とはいえ、テラスタルしないと「トライアタック」の下位互換のような性能となるため、戦闘中に他ポケモンをテラスタルさせる場合でも腐らない程度に考えておこう。

「てきおうりょく」前提の場合、ノーマルへテラスタルするとタイプ一致補正が2.25倍となるため「テラバースト」は180、「はかいこうせん」に至っては337というとてつもない威力を叩き出せる。後者は反動を踏み倒すことはできなくなったが一撃に特化したことでゴーストタイプ以外に対してゴリ押しが効きやすくなった。

ノーマル以外にテラスタルした場合は「テラバースト」タイプもテラスタイプへ合わせて変化し、タイプ一致補正を受けられる。他の技もテラスタイプと一致すればタイプ一致補正を受けられる他、ノーマルタイプの技もテラスタル前と同じくタイプ一致補正を受けられるので非常に強力である。ただしノーマルタイプの技に対しては「てきおうりょく」の効果は消えるため、余程のこだわりがなければ他技にへえるのもあり。

「こだわりスカーフ」を持ってひたすら「テラバースト」を放つフェアリーテラスタル型も強力な型の1つとして期待可能。また、でんじふゆう電気技を多く覚えられる点からもでんきテラスタイプもお勧め。


総じて、新システム「テラスタル」及び新技「テラバースト」と非常に嚙み合ったポケモンといえるであろう。


ただ、使用率自体は非常に低い。攻撃面でテラスタルへの依存度がそこそこ高い上に、同じノーマル特殊アタッカーとして競合するアカツキガチグマの壁が余りに厚いためである。

準伝説・パラドックスポケモン以上が使用不可のレギュレーションHでも、よりにもよってアカツキガチグマがレギュレーション内であるため不遇は続いた。




使用トレーナー編集

ゲーム版


漫画版

  • イオ(快盗!ポケモン7)
  • ソロ(トライアドベンチャー)


番外作品編集

ポケモンGO編集

  • 第4世代組実装と同時に初登場。前述の通り、ポリゴン2にシンオウの石とアメ100個を使うことで進化可能。

  • 攻撃力がポリゴン2のときよりも大幅に上がった結果、最大CPは伝説ポケモンやメガシンカポケモンを含めた全ノーマルタイプ中7位、それらを除けば何と2位(1位はケッキング)…だったが、2022年11月にガチグマが実装されてからはそちらに最大CPを追い抜かれてしまった。

  • それでも十分に高いが、原作通り進化したことで防御力が下がってしまった上、ゲージ技は溜まりが遅い技ばかりなので玄人向けポケモンといえる。後者に関してはシャドウ個体をリトレーンすることで覚えられる「おんがえし」やコミュニティ・デイで習得した「トライアタック」があれば使い勝手はかなり向上するが現在では入手困難。また、これらを搭載した上でもCP制限のあるスーパーリーグやハイパーリーグでは原作同様耐久力があり、尚且つ「トライアタック」を恒常技として習得出来る進化前の方が使いやすい(「ふぶき」を習得出来るなど差別化点はある)。

  • 2019年12月にゲージ溜まりが早い通常技、「ロックオン」を習得したため、ゲージ技を撃ちやすくなったがダメージ効率は悪くなるため一長一短。

アニメ版編集

例によって大人の事情でアニメには出られない

ただし、劇場版『キュレムVS聖剣士ケルディオ』で一瞬だけ登場を果たした。


余談編集

プラチナでポリゴンがトバリシティの民家で手に入り、家主曰く、ギンガ団アジト周辺にいたところを保護したとの事。

ポリゴンZは異次元空間への干渉を目的に作られたことや、大元のポリゴンが元々宇宙開発をするために作られたと言う事を考えると、ポリゴンZまたはあやしいパッチの生みの親はギンガ団である可能性もある。


図鑑説明には技術者技量不足が理由との説明があり、パッチ開発者は自称天才にして人望が薄いあの人物が思い浮かぶが…。


なお、DPt及びリメイクのストーリーを通して、ポリゴンZがギンガ団のしたっぱや幹部に使われることはなかったが、後者では条件を満たすと(性格面で)アカギと対のラスボスが再々戦で使うようになる。


ちなみに、大昔の人工ポケモンであるゴビットは進化系がゴルーグへの1回であり、いくら非合法とはいえ現代の人工ポケモンであるポリゴンが2回進化したのはある意味「過去の失われた技術を現代の技術が上回った」瞬間といえるであろう。





関連イラスト編集

電脳戦士ZポリゴンZ

CODE:TRI-ATTACKポリゴンZ


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン DPt BDSP

ポケモン一覧 ノーマルタイプ

ポリゴン ポリゴン2 エラー バグ

人工ポケモン


0473.マンムー0474.ポリゴンZ→0475.エルレイドメガエルレイド


第4世代追加進化編集


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