基礎データ
全国図鑑 | No.0988 |
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パルデア図鑑 | No.380 |
ローマ字表記 | Chiwohauhane |
分類 | パラドックスポケモン |
タイプ | むし/かくとう |
高さ | 3.2m |
体重 | 92.0kg |
せいべつ | 不明 |
特性 | こだいかっせい |
タマゴグループ | タマゴみはっけん |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | チヲハウハネ | 地を這う羽 |
英語 | Slither Wing | slither(ずるずる滑る)+wing(羽) |
ドイツ語 | Kriechflügel | kriechen(這う)+Flügel(羽) |
スペイン語 | Reptalada | reptar(這う)+alada(羽のある) |
フランス語 | Rampe-Ailes | ramper(這う)+ailes(翼) |
イタリア語 | Alirasenti | ali(翼)+rasenti(かすめて通る) |
韓国語 | 땅을기는날개 | 땅을(陸)+-기는(~することは)+날개(翼) |
中国語 | 爬地翅 | 爬(這う)+地+翅 |
概要
ウルガモスのこだいのすがたと思われるパラドックスポケモン。史上初の名前に「ヲ」が付くポケモンである。
名称の由来はそのまま「地を這う翅」からで、ある意味仮称に近い。
むしポケモンだが、ドラゴンやディメトロドンのような単弓類を思い起こさせるフォルムが特徴。大きな6枚の翅は上側が大きく伸びた背ビレ状で、細い腹部は先端の突起も相まって尻尾に見える。
体は白い毛で覆われており、四足歩行なことも相まって、独特なもふもふフォルムにかわいさを感じ、ファンになった人もいる模様。
名前の通り、大きな翅が生えていながら飛行能力を持っていない。その代わり四肢を器用に使ってのそのそ歩行し、発達した後ろ足で上体を起こして直立する事も可能。
このため待機モーションが立った状態と地を這う状態の2種類あり、トレーナー戦では立った状態で固定される。
大柄なポケモンが多いこだいのすがたの中でも3.2mと特に大きく、これは(ダイマックスを除いた)全てのむし及びかくとうタイプの中で最大の体躯となる。
「月刊オーカルチャー」によると、かつて誌上で紹介された原始時代のウルガモスと共通する特徴があり、化石から復元されたのではないかとも考えられている。
ウルガモスという種族の進化の中でのミッシングリンクともいえるが、メラルバ種の化石が発掘・発見された例は確認されていないらしく、説自体が「月間オールカルチャー」の想像図でしかない為、実際の関連性は定かではない。
色違い
色違いはウルガモス同様赤い部分が山吹色になるが、こちらは複眼の色が変わらない。
ゲームでの特徴
他のこだいのすがた同様に『スカーレット』限定で、エリアゼロに出現する。
ストーリーにおいては、ゼロラボ内部での最終決戦で登場しバトルする事となる。
クリア前時点では捕獲は不可能で、『ザ・ホームウェイ』クリア後にエリアゼロに出現するのを捕獲するしかない。
余談だが、エリアゼロ内部はテラスタルの結晶による輝きからか本作で内定している蛾ポケモン達も生息している。
性能
原種と言えるウルガモスから一転、その進化前のメラルバを特防寄りに純粋に強化した様な攻撃力に長けた種族値に変わっている。
素早さが下がった代わりに物理耐久が上がっており、ヘラクロスと非常に似通った種族値。
A252ハチマキ型の格闘テラスタル状態の「インファイト」の場合、HB特化ヘイラッシャが「たべのこし」込みで確定2発というのだから、その火力の程が分かるだろう。
物理技のバリエーションは豊富で、一致技はもとよりメラルバ譲りの器用さは健在であり「インファイト」や「フレアドライブ」、「アクロバット」や「ワイルドボルト」に加えて「じしん」まで習得できるとその幅は広い。
むし技も威力が高い「メガホーン」を習得することができないが、強力な先制技の「であいがしら」を始めとして「とんぼがえり」や「とびかかる」など、追加効果が優秀な技はいくつか覚えられる。
DLCでは、やや命中不安ながら強力な「10まんばりき」、「ダブルウイング」、「はいよるいちげき」、そしてそれらをフォローするかのような「やけっぱち」が追加。範囲こそ変わっていないものの、味方を巻きこまない、連続技なので襷や「みがわり」に強い、反動ダメージが無いなど細かな点で強化が入っている。
ただし、デカイ翅があるが「地を這う翅」なので「そらをとぶ」は覚えないので注意。
他にも格闘タイプにはおなじみの岩技を覚えてくれないので、飛行タイプに対しては「ワイルドボルト」で殴り合うしか無い。不意のひこうテラスタルには要注意である。
多耐性・多弱点、技の性能からもサイクル戦向けのポケモンであり、半減で技を受けられる相手に繰り出して戦うのを得意としている。
もしテラスタルするのならタイプ一致の格闘、やけど阻止の炎、弱点を減らし「ワイルドボルト」を打点とする電気、「アクロバット」を活かす飛行などが良いだろうか。
また、特殊技のレパートリーは貧弱。「きあいだま」さえ覚えないので、特攻も85あるものの、それを活かすには厳しいものがある。素直に物理型で育成すべきだろう。
対戦での評価
正当な物理アタッカーの他、「おにび」や「ふきとばし」で妨害してくる型もあって手が読みづらい。このため採用率も高く、むしタイプではウルガモスに次ぐ採用率を得ている。
シーズン3にレート2100台を達成した構築には、A個体値を11まで下げつつ最速にしたことでブーストエナジーで素早さを上げられるようにした特殊な個体が投入されていた。そこから「ビルドアップ」と「あさのひざし」で粘るのがこの個体の使用法。
シリーズ3になると追加された四災に対して一致で弱点を突ける上に、パオジアンやイーユイに対して優先度+2の「であいがしら」で上から動けるパラドックスポケモンという事で使用率が上向いた。特に上位陣の間ではいじっぱりHAベースの「とつげきチョッキ」型が流行。
テラレイドバトル
「ビルドアップ+きゅうけつ」によるビルドレイン戦法が強力。誰が呼んだかチヲスウハネ。
それ以外にも特性を起動する「にほんばれ」や相性の良い「あさのひざし」、バリアの上からデバフをかける「とびかかる」などレイドで重要な技はある程度揃っている。
「むしのていこう」を覚えられないという欠点はあったが、DLCにて「はいよるいちげき」を習得したことで解消された。
使用トレーナー
アニメ版
アニポケ・第8シリーズ
- 第56話『リコVSチリ! バトルの先に』
オレンジアカデミーの教師・アゲパンがオカルト雑誌「月刊オーカルチャー」の内容に描かれた「蘇った太古のウルガモス」として示唆していたが、「荒唐無稽」と断言していた。
余談
もふもふした飛べない蛾という点からカイコガ(成体)モチーフ疑惑もあるが、飼育環境に慣れすぎて飛行能力を失ったカイコと、野生の生存競争の中で飛行能力を培う途中なチヲハウハネでは対照的といえる。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0987.ハバタクカミ→0988.チヲハウハネ→0989.スナノケガワ
同複合タイプ
関連ポケモン・グループタグ等
グループ | パラドックスポケモン こだいのすがた 性別不明ポケモン 虫ポケモン 蛾ポケモン 太陽ポケモン |
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子孫? | メラルバ ウルガモス テツノドクガ |
パラドックス | イダイナキバ ツバサノオウ:現代の姿と遥か未来の姿の両方が存在するパラドックスポケモン。しかし、血縁が明らかになってるのはツバサノオウのみである |
その他