「じじじてっこー!」
基礎データ
全国図鑑 | No.0989 |
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パルデア図鑑 | No.381 |
ローマ字表記 | Sunanokegawa |
ぶんるい | パラドックスポケモン |
タイプ | でんき/じめん |
高さ | 2.3m |
重さ | 60.0Kg |
せいべつ | 不明 |
とくせい | こだいかっせい |
タマゴグループ | タマゴみはっけん |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | スナノケガワ | 砂の毛皮 |
英語 | Sandy Shocks | sandy(砂の)+shock(電撃)+a shock of hair(もじゃもじゃの毛) |
ドイツ語 | Sandfell | Sand(砂)+Fell(毛皮) |
スペイン語 | Pelarena | pelaje(毛皮)+arena(砂) |
フランス語 | Pelage-Sablé | pelage(動物の体を覆う毛皮)+sablé(砂で覆われた) |
イタリア語 | Peldisabbia | pelo(毛皮)+di(~の)+sabbia(砂) |
韓国語 | 모래털가죽 | 모래(砂)+털(毛)+가죽(皮革) |
中国語(簡体字) | 沙铁皮 | 沙铁(砂鉄)+皮 |
中国語(繁体字) | 沙鐵皮 | 沙鐵(砂鉄)+皮 |
概要
ポケットモンスター 第9世代『スカーレット・バイオレット』に登場するレアコイルのこだいのすがたと思われるパラドックスポケモン。
名称の由来はそのまま「砂の毛皮」からで、ある意味仮称に近い。
レアコイルで無理矢理四足体型の恐竜を再現したような、異質な姿が特徴的。
大きく伸びた下部のU字磁石が四肢となり、形を変えながら歩行する事が可能。もう一方のU字磁石は背ビレのように後ろへ配置されている。
加えて、6本のネジが連なった尻尾がある等、現代のレアコイルより上下左右の概念が強い。
特に上のコイルは目の周りに刺青のような模様と、現代種にはないノクタスじみた形状の髭に見える口があり、各部に付着した毛のような砂鉄と相まって原始人を思わせる。
頭髪じみた頭頂のネジは常に一定のリズムで半回転しているが、ここに装着されるテラスタルジュエルも連動してダイナミックに動き続ける特殊仕様。
『月刊オーカルチャー』によると一万年もの長い月日を生きているとされ、パルデア地方の乾燥地帯を中心に確認されているが、攻撃的な気質で目撃者に襲いかかってくる事例も多く、捕獲に至ったことはないと言う。
タイプはでんき・じめんとなっているが、レアコイル止まりで毒も効くという点では初代赤緑、つまり「昔のコイル種」であることを演出している可能性もある。
待機モーションは分かり辛いが2種類あり、左右の磁石を交互に上げ下げする動きと、左右の磁石を同時に上げ下げする動きで、トレーナー戦では前者で固定される。
また遅れて実際された「ポケモンHOME」においては、本編と違い険しい目つきがデフォルトになっており、眼前の相手を蹴飛ばすようなモーションもある等、設定通りの粗暴さを引き立てている。
色違い
色違いは胴体部分が金色になり、周囲の磁石が真っ黒に変化。レアコイルと大体同じ配色だが、より野性味の強い印象に仕上がっている。
ゲームでの特徴
他のこだいのすがた同様に『スカーレット』限定で、エリアゼロに出現するが、クリア前時点では捕獲は不可能であり本編クリア後にエリアゼロ内に出現し捕獲できるようになる。主なポイントは砂利が露出している坂道付近。
ストーリーにおいては、ゼロラボでの最終決戦で初登場し対決する事となる。
DLC『ゼロの秘宝・藍の円盤』では、シナリオ終盤においてステラテラスタイプを持つ一体とバトルする事となる。なおこの個体を捕まえる事は出来ない。
じめんタイプの為、パラドックスポケモンに滅法強いキチキギス(どく・フェアリー)に有利なので注意。
余談だか、パルデアの大穴の外壁には野生のジバコイルが浮遊している。内部でパラドックスと同時生息しているドンファンやウルガモス程ではないが、仲間の気配を感じ取っているのだろうか?
性能
原種のレアコイルと比較すると全ての能力値が高くなっている。
進化後のジバコイルと比較しても合計種族値で勝り、タイプ相性でも一方的に有利をとれている。
耐久面の種族値は平凡であり、はがねタイプとしての耐性も持たないため防御面においてはジバコイルに軍配が上がるが、原種にあった4倍弱点が無くなっているのはこちら特有の利点である。
攻撃技についてはじめん複合になったため「だいちのちから」や「パワージェム」が追加されているが、他には特に目立った役割破壊技が追加されているわけではなくジバコイルと似通ったレパートリーになっている。
「じりょく」による逃亡防止や「がんじょう」に頼った戦法はとれなくなったものの、「こだいかっせい」によって火力を上げれば数値以上の活躍が期待できる他、素早さが高くなっているので先攻で壁や麻痺を撒いて「ボルトチェンジ」で逃げるような戦法は現在のすがたのコイル系より得意になっている。
ひこうタイプはともかくみずタイプに強く出られる地面タイプというのは評価に値すると言える。あちらは覚える事のできない「ステルスロック」撒きも兼任できるようになった。
しかし、速くなったとはいえガブリアスより1遅いラインなので依然としてこの点には警戒が必要である。
またくさタイプには攻めでも守りでも滅法弱く、ここはこまめにボルトチェンジをするしかない(ついでに特性とのシナジー上かみなりを使う事も出来ない)。
ボルトチェンジ型の場合は「ブーストエナジー」とのシナジーが無くなるので、自身はサポートに徹しながら他のパラドックスポケモンをブーストする構築にするのも良いかもしれない。
また、「じゅうりょく」を覚えるポケモンでは最も素早さが高いというのも見逃せないポイント。ボルトチェンジによってエースに繋ぎやすい上に自身も重力と相性の良い「だいちのちから」や「でんじほう」をタイプ一致で使えるため第二のエース的な活躍ができる点も優れている。
火力と補助の両面において代えがききづらい役割を持っていると言える。
持ち物は「こだいかっせい」との相乗効果でパワーを徹底的に増強できる「こだわりメガネ」、決して狭くない抜群範囲とシナジーのある「たつじんのおび」、そこそこの素早さを強化できる「こだわりスカーフ」が目ぼしいところか。
何かと他のパラドックスポケモンと優劣を比較され、うだつの上がらない印象のポケモンだが、シーズン3最終1桁構築にエントリーされるなど決して弱いポケモンではない。
ダブルバトルでは解禁されたシリーズ2から早々に「じゅうりょく」で味方のクエスパトラの「さいみんじゅつ」をサポートする型が一定数使われるに至った。
使用トレーナー
余談
アニポケでは新無印93話にて、故障した人工衛星の電波によりコイル達が暴走し、やがて一つに集合してレアコイルとは異なる進化を遂げかけた事がある。
永い歳月で動物的本能を培ったスナノケガワとはまた違うが、コイルという種族の拡張性が垣間見える。
その一方で、ジバコイルのポケモン図鑑での説明では『ジバコイルを 科学力で 進化 させようと 試みる 集団が いたが 失敗した。』との記載がなされている。
中には攻撃的な性質という点から、某四コマ漫画でピカチュウを散々つねっていた「あのコイル」を連想した古参も(強い相手にはトコトン強気に出れる性能もそれっぽい)。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0988.チヲハウハネ→0989.スナノケガワ→0990.テツノワダチ
同複合タイプ
第5世代 | マッギョ |
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関連ポケモン・グループタグ等