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がんじょう

がんじょう

がんじょうとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場する特性の一種である。
目次 [非表示]

本来の意味の「頑丈」は⇒頑丈


データ編集

初登場ポケットモンスター ルビー・サファイア
効果一撃必殺技が効かない。
HPが満タンの場合、一撃で倒される技を受けても必ずHPが1残る(『ブラック・ホワイト』以降)。
英語名Sturdy

概要編集

ポケットモンスター ルビー・サファイア』より存在する特性

効果は「一撃必殺技を無効化する」というもの。

主にいわはがねタイプを中心に硬そうな外見のポケモンが持っている場合が多い特性である。

その中でもタイプが違う上に余り硬そうに見えないダゲキがかなり浮いて見える。ただし、相性は良い。


一撃技を無効とするため、一撃技を避けたい耐久型ポケモンとの相性は悪くない。

そのため、一撃技を主力とするポケモンの対策として用いられる……はずであったのであるが……


トドゼルガなみのり!こうかはばつぐんだ!ゴローニャはたおれた!】

ドサイドンじしんこうげき!こうかはばつぐんだ!ゴローニャはたおれた!】


……現実はこの通り、一撃技が使えるポケモンの大半はそもそも「がんじょう」持ちに対しタイプ相性が有利な種族ばかりが揃っていたので、特性を実感する前に倒されることなど日常茶飯事であった。

そうでなくとも一撃技は僅か4種類しかなく、対策したところで余りにもピンポイント過ぎた。

一応、ぜったいれいど対策としてのジバコイルは有効であったが。


だが、『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』になって「HPが満タンの状態ならオーバーキルされても必ず1残る」というきあいのタスキ」と同じ効果が追加された。

これにより、確実に1発は攻撃を耐えることを利用して「ステルスロック」を撒いたり、殻を破ったり、「がむしゃら」でHPを削り取ったりと色々役割を持ちやすくなり、物凄い強化を受けた。

極めつけはHPが満タンなら何度でも特性が発動するという特徴を利用し、技を受けてはがむしゃら」「いたみわけ」「どくどく」「すなあらしでHPを削りまくり、アイテム「きのみジュース」「かいがらのすずなどで自分のHPを回復させ、もしアイテムを消費してもリサイクルで取り戻し、何度も「がんじょう」を発動させる「レベル1がんじょう」という戦術。

また、ウソッキーものまねを介して習得させたなかまづくりを最大HP1のヌケニンに使用すると直接攻撃では死なない逆マジックガードなるポケモンが爆誕する。

1度嵌ったら抜け出すのは困難を極める。


『ブラック・ホワイト』のシナリオでもダンゴロ系列の「がんじょう」に手を焼いたプレイヤーは多いだろう。無論旧作の同じ特性のポケモンにも同じ効果が加わっているため、イシツブテイワークといった馴染みの野生ポケモンに鬱陶しさを覚えたプレイヤーもいるはず。

プレイヤーからは「いたずらごころ」と並んでシナリオ対戦両方でストレスになるウザい特性と言われた。

一方で、どんな強ダメージを与えても必ず一撃は耐えてくれるので野生個体を捕獲する際には極めてありがたい特性でもある。


勿論欠点もある。

HPが満タンでないと「きあいのタスキ」効果はないため、状態異常や「ねこだまし」、「ステルスロック」などの罠、「つららばり」などの連続技に弱い。

かたやぶり」持ちに至ってはそのまま攻撃されてもお構いなしにぶち抜かれてしまう。

そのため、決して万能ではないことに注意したい。

他にもすなあらしあられなどのダメージを受ける天候に要注意である。


ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』ではあられが廃止されゆきとなった。これによって天候ダメージで潰される機会が減少、実質的強化された。

すなあらしのダメージには相変わらず注意する必要があるがこの特性の所有者はいわタイプやはがねタイプが多いため、余り気にする必要はない。

とはいえテラスタルなどによるタイプ変更でダメージを受けてしまう場合もある。頭の片隅に入れておこう。


「きあいのタスキ」効果の方ばかりに目が行ってしまい、本来の効果だった一撃必殺無効の方をうっかり忘れるケースがある。

耐久力があるエアームドやツボツボの対策をする場合注意されたし。なおこちらもかたやぶりで貫通される点にも注意。


所有ポケモン編集

太字は隠れ特性


関連タグ編集

ポケモン 特性 きあいのタスキ

マルチスケイル くだけるよろい

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