基礎データ
ずかん | No.205 |
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ぶんるい | みのむしポケモン |
タイプ | むし / はがね |
たかさ | 1.2m |
おもさ | 125.8kg |
とくせい | がんじょう / ぼうじん(隠れ特性) |
他言語版の名称
英語 | Forretress |
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イタリア語 | Forretress |
スペイン語 | Forretress |
フランス語 | Foretress |
ドイツ語 | Forstellka |
進化
クヌギダマ → フォレトス(Lv.31)
概要
クヌギダマの進化形。より本来のモチーフである蓑虫からは遠ざかり、(クルミに似た)木の実に近い外見となった。
現実の生態が反映されたミノムッチ系統とは違い、雌雄共に進化しても成虫の姿にならず蓑虫のままである。
名前の由来は恐らく「フォレスト(森)+フォートレス(要塞)」から。
全身が鋼鉄でできた薄紫〜銀色の殻に包まれており、外からは目しか見えず、獲物を捕る際も一瞬しか開かないため、中身はどうなっているのか分かっていない。
この説明から、赤い部分も身ではなく殻である可能性があるが、実際の所は不明である。
普段は太い木の幹にくっついており、危険を感じると条件反射で剥がれた殻の破片を飛ばし追い払う警戒心の高さを持つ。
四方向に糸などを吹き出す砲身のような脚(?)が生えており、これは殻の中に引っ込める事が可能。
続けて殻をずらすことで、凹凸の形状を噛み合わせ完全に殻を閉じることができ、その球体フォルムから「こうそくスピン」や「ジャイロボール」を繰り出す戦法を得意としている。
ゲームでの性能
本編
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ |
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75 | 90 | 140 | 60 | 60 | 40 |
図鑑の解説の通りタイプにはがねが追加され、半減8無効1の優秀な耐性に変化した。
ほのおが4倍になったのは痛いが、非常に「ぼうぎょ」が高く物理受けとしては結構優秀。
「まきびし」「どくびし」「ステルスロック」といった設置技に加え、「こうそくスピン」で自分の場の設置技を解除できる、まさに設置技のエキスパート。登場当時から必殺仕事人として活躍している。汚いなさすが忍者きたない。
再生回復がない代わりに「だいばくはつ」による退場で仕事を終わらせる。
同タイプにはハッサムという強力なライバルがいるが、覚える技がかなり異なり差別化自体はできるのであまり問題はない。
…むしろ、そのハッサムがメジャーなせいで、それら対策のほのお技で自動的に対策されてしまうことの方が辛いと言える。
ちなみに後にハッサムはメガシンカを果たし耐久が上がるが、実はその状態でもフォレトスの方が物理耐久はわずかに上である。
第5世代では「だいばくはつ」の弱体化の代わりに「がんじょう」の仕様変更で4倍弱点のほのお技でも確実に1回は耐えられるようになった。
得意の設置技もより確実に撒けるようになったのは強化と言える。
なお、なぜかでんじほうとボルトチェンジを覚える。ちなみにむし・はがねタイプでは唯一のじしん使い。
それに加えて、いわ技や自身の鈍足と相性のいいジャイロボールも覚えるので、設置役の印象を逆手にとってアタッカーとして用いる路線もアリ。
攻撃種族値も90とアタッカーが務まらない数値ではない。設置技を予期して対面でちょうはつでもしてくれれば儲けものである。
ただし、ジャイロボール使いとして見ると素早さが中途半端に速いことが少々ネック。
隠れ特性は「ぼうじん」だが、「がんじょう」があまりにも優秀なので採用されることは少ない。
第6世代から粉技が効かなくなったのは強化ではあるが。
第9世代では念願だった「でんじは」の他、「ボディプレス」や「アイススピナー」といった優良技を幾つか習得し、使い勝手が一気に向上。自分で補助も攻撃もイケる歴代随一の仕上がりになった。
そうしたことからランクバトルの初期環境ではそこそこ起点作り型として使われる。特にキラフロルの「どくげしょう」の影響で評価が上がった「どくびし」を搭載した型が目立つ。
使用トレーナー
ゲーム版
- キョウ:四天王(ジョウト)
- タケシ:ジムリーダー(カントー)※1
- アンズ:ジムリーダー(カントー)※1
- ツクシ:ジムリーダー(ジョウト)※2
- ミカン:ジムリーダー(ジョウト)※1、2
- トウガン ジムリーダー(シンオウ)※2
- バク:ポケモントレーナー
- カエデ:ジムリーダー(パルデア)
- ヨシモト:ブショー
※2PWT
※余談:『HGSS』でダイゴとのポケモン交換イベントが発生し、交換に出すフォレトスを最大まで懐かせておくと鋼タイプについて熱く語ってくれる。
アニメ版
漫画版
- アンズ(ポケスペ)
- チャクラ(ポケスペ)
- 怪盗ハイドル(トライアドベンチャー)
番外作品
『ポケモンGO』
進化前のクヌギダマが結構レアなポケモンで、そのクヌギダマのアメを50個使うことで進化させられる。
本編同様防御力がかなり高く、攻撃力はそれなり。
ただはがねタイプには他に優秀なポケモンがおり、ジムで見かけることは少ない。
一応ゲージ技に「がんせきふうじ」や「じしん」があるので、二重弱点のほのおタイプへの対抗策にはなる。
『ポケナガ』
ポケモン+ノブナガの野望にも登場したが、はっきり言って不遇とかそういうレベルじゃない。
……というのもコイツの使う技が「ジャイロボール」なのが問題。(ちなみに覚えるのはこいつのみ)
「相手より素早さが低ければ低いほど威力が上がる」のは原作に同じ。
しかし、リンクが上がると素早さがほぼ相手を上回るため威力が出ない。
かと言って遅けりゃいいとしても、すばやさ=命中回避なので威力が上がる程当たらなくなる。
リンクが低けりゃ素早さが下と思って使うと命中も威力も雀の涙化。
……と、とにかくひどい状態である。下手すると特性「エッジアーマー」の方がダメージが入る始末。
せめて「ミラーショット」位あげられなかったのか。
加えてコイツがベストリンクのブショーがユニーク・モブショー合わせて3人もいるのだが、ぶっちゃけ進化させない方が何倍も強い。
しかもこいつだけならまだしも似たような境遇のポケモンがまだいるという。
アニメ版
タケシのフォレトス
CV:石塚運昇
無印編260話にて、タケシのクヌギダマが進化した。低音ボイスが特徴。
クヌギダマ時代は事あるごとに(愛情表現も兼ねて)「じばく」していたが、進化後は一切しなくなった。
タケシがホウエン地方に旅立つ際、唯一連れていったのがこのフォレトスである。
AG編での再登場時には、トウカの森でスバメの群れに襲われていたサトシたちを「だいばくはつ」で助けた。
ちなみにフォレトスはホウエン地方を舞台とするルビー・サファイアではホウエン図鑑に登録されてない、つまりこのソフト単体では入手不可能なはずのポケモンである。
なぜコイツが抜擢されたのかは永遠の謎である。
その他
AG | 11話(映像)・35話 |
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漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 3章ではアンズの手持ち個体やジョウト・カントーポケモン協会の管理ポケモンが登場する。
- 5章ではロケット団三獣士のチャクラが複数体所持していたが、時限爆弾として荒い扱いを受けていた。
関連イラスト
関連タグ
ポケモン ポケモン金銀 むしタイプ はがねタイプ
204.クヌギダマ→205.フォレトス→206.ノコッチ
同複合タイプ
ハッサム
ミノマダム(ゴミのミノ)
シュバルゴ アイアント ゲノセクト