基礎データ
全国図鑑 | No.0617 |
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ローマ字表記 | Agilder |
分類 | からぬけポケモン |
タイプ | むし |
高さ | 0.8m |
重さ | 25.3kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | ねんちゃく / うるおいボディ |
隠れ特性 | かるわざ |
タマゴグループ | むし |
地方図鑑
イッシュ図鑑(BW / BW2) | No.123/No.158 |
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マウンテンカロス図鑑 | No.025 |
ガラル図鑑
| No.278
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各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | アギルダー | Agility(英語で機敏、軽快) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Accelgor | Accel(英語でアクセル) |
ドイツ語 | Hydragil | |
フランス語 | Limaspeed | |
韓国語 | 어지리더 | |
中国語 | 敏捷虫 |
進化
概要
ポケットモンスター 第5世代『ブラック・ホワイト』から登場したチョボマキの進化系で、「カブルモとペアで通信交換をする」というポケモン史上でも稀な進化条件を持つ。
自らを襲っていたカブルモと共に電気的な信号を受けた結果、身を覆っていた重い殻を相手に渡し(奪われ?)身軽になった姿。同時に殻を身に着けたカブルモは重厚な騎兵シュバルゴに進化する。
どちらかに「かわらずのいし」を持たせて通信交換してもお互いに進化しない為、「カブルモの進化」も進化条件に含まれると言える。
進化前同様足は無いが、その動きは俊敏そのもの。眼にも止まらぬ動きで相手を翻弄し、身体から分泌した毒液を飛ばしての攻撃が得意。
習得技も「ヘドロばくだん」や「ベノムショック」などのどくタイプの技を習得する。
なお、進化前に引き続き「ギガドレイン」などのドレイン系の技を覚えるがどうやって発動しているかは不明。
チョボマキはおちょぼ口で行っていると推測されるが、もしかしたらアギルダーも…。
首(?)から下には、乾燥を防ぐため特殊な粘液を固めて作った帯を何重にも巻き付けており、その端をマフラーのようにたなびかせている。
まさに覆面ヒーロー(というよりメットを被ったバイク乗りか)や忍者のような出で立ちだが、後述するアニポケ個体の個体を除きキックを使用せず、手裏剣や撒菱を扱える事や図鑑説明から、公式的には忍者のイメージが強いらしい(三重県伊賀市のポケふたに選ばれたのもその為であると思われる)。
そんなヒロイックな容姿故か、作中世界ではアギルダーを主役とした映画やマンガは人気を博している模様。
ドット絵や公式絵では真横からのアングルなので分かりにくいが、ポケパルレや図鑑などで正面から見ればチョボマキ時代のおちょぼ口の面影が残っていることが確認できる。
モチーフは殻を無くしたカタツムリ、所謂ナメクジであり、進化する事で殻を得るマグカルゴとは対照的(ただし、殻を失ったカタツムリはナメクジにはならずに死んでしまうので注意)。
防御手段を失ったことを受けてか「じこさいせい」を習得する。尤も、「からにこもる」は進化前から覚えないのだが。
これは進化して殻を失うパールルにも言えることなのだが、あちらは「からではさむ」や「からをやぶる」を覚える(後者は殻を失ってからも引き続き習得可能)。
名前の由来は恐らく「Agile(すばしっこい)」+「ぎる(「盗む」の方言・隠語。地域によっては「あぎる」とも言う)」+「ライダー(乗る人)」。
英名の「Accelgor」は、「accelerate」(加速)と「escargot」(エスカルゴ)のかばん語。
分類は"Shell Out Pokémon"で、日本語の『からぬけポケモン』と意味を同じくする。
ちなみに英語のSlug(なめくじ)には銃弾という意味もあり、こちらからアギルダーを連想できるかもしれない。
フランス語名の「Limaspeed」は「limace」(ナメクジ)と「speed」(スピード)に由来。
ドイツ語名の「Hydragil」は「hydra」(ギリシャ神話の怪物に由来する淡水生の無脊椎動物)+ 「Agile」(すばしっこい)に由来すると思われる…が、ヒドラは刺胞動物であって軟体動物ではない。
よって「hydr」の部分は「hydro」(水)とも解釈できる。
色違い
色違いは頭の色はオレンジで、ラインがピンクになっている。
ボディも青からグレーとなった。
ゲーム内の特徴
チョボマキから進化させよう。
イッシュ地方のチャンピオンであるアデク、『BW2』のストーリーではダークトリニティの一人が使用してくる。
チョボマキから進化させよう。
未登場。
内定。当初は『シールド』限定のマックスレイドバトル限定の出現だったが、DLC『鎧の孤島』ではヨロイ島の「しゅうちゅうのもり(雨)」と「たんれんへいげん(雷)」、DLC『冠の雪原』ではダイマックスアドベンチャーに出現する。
未登場。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
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80 | 70 | 40 | 100 | 60 | 145 | 495 |
チョボマキや(夢特性の)ムチュールと共に、みずタイプを持たないポケモンでは初めて特性「うるおいボディ」を与えられた。
その割にはわざマシンやタマゴによる遺伝を含めても覚えられるみずタイプの技が「あまごい」だけであり、やっぱりどういうポケモンなのか良く分からない(同じ湿地出身のマッギョは、みずが弱点であるにもかかわらず、様々なみず技を取得できる)。
特筆すべきはその素早さ。その種族値は驚愕の145であり、第五世代の中ではぶっちぎりの最速を誇る。
素の状態でこの値を超えているのはマルマイン(サンムーン以降)、デオキシス、フェローチェ、テッカニン、レジエレキ。
メガシンカポケモンを含めるとメガプテラとメガフーディンが超えており、同速にはメガスピアーとメガジュカインがいる。
そして「こうそくいどう」を習得したり、夢特性「かるわざ」で2倍になりうる等、まさにスピード狂としか言えない。実戦的な面では「これ以上速くなってどうする」と言ったところだったが……。
進化前の名残でか「のろい」も覚えるが、アギルダーの強みを打ち消してしまうので習得はお勧めできない。
第六世代までの特性では持ち物に手を出されるのを阻止できるねんちゃくが人気だった。雨パで使うならうるおいボディも悪くないが、耐久型をやるステータスではないので奇策の域は出ない。
第七世代以降では高速アタッカーのカプ・コケコやフェローチェの出現、ファイアローの環境脱落やカプ・テテフやイエッサンの出現による先制技優位の低下によって全体的に求められる素早さが高まっていった。その結果、こだわりスカーフを持つポケモンが多くなり、アギルダーの素早さ種族値145くらいでも油断できなくなってきた。
素早さ種族値130のカプ・コケコや素早さ種族値142のドラパルトはおろか、素早さ種族値200のレジエレキでさえこだわりスカーフを持つのはもはや常識であり、現在のアギルダーは特性をかるわざにするのが主流になっている。なんという超高速環境だろうか。
スピードに特化した反面、ぼうぎょは進化前より下がり、相手によっては先制技一発で瀕死に陥る場合もある程。攻撃力の方もあまり高くなく、とくこうが高めなのがまだ救い。わざマシンによる強化で高速アタッカーとして使う事も可能。
しかし、自力で覚える技は一致技だと威力90の「むしのさざめき」、不一致技だと「きあいだま」が最高であり、それ以外は実用性の高い「とんぼがえり」を除くと威力が中途半端。どうしても火力不足になりがちなので、サポート型として使うのがオススメ。
特にダブルバトルではエレキシードなど能動的に消費アイテムを発動させられるのが強く、一定の需要を保っている。
初手「いのちがけ」で相手1体を確実に倒し、残り1体を相方に任せるというやり方も強力。
主な戦略として「あまごい」を使った後、「とんぼがえり」で追撃しつつ本命と交代できたり、「いのちがけ」で隙を作らずに本命と交代できたりするので雨パの先鋒としては優秀だろう。
タマゴ技でも「バトンタッチ」「アンコール」「ガードシェア」等の優秀な補助技を取得出来る。「こらえる」「さきどり」など、高い素早さと相性がいい技も多数。
ORASでは新たに「みずしゅりけん」を習得。厄介なファイアローを返り討ち……といきたいが、タイプ不一致でこうげき種族値も高くないため、中々難しいのが現状だった。
しかしポケモンSMでは「みずしゅりけん」が特殊技に変更されたため、これまでに比べれば火力はいくらか改善されることになるだろう。
ちなみにサン・ムーン環境以降はシロデスナとのコンボで知られており、「みずがため」+「みずしゅりけん」で一気に防御・攻撃・特攻を上げる方法が取られる。この場合はアギルダーの特攻を逆に最低まで下げる様に育てたい。
使用トレーナー
ゲーム版
✳性別♂️・特性うるおいボディ
✳BW・バトルサブウェイ
- トウコ:ポケモントレーナー
✳BW・バトルサブウェイ
- キョウヘイ:ポケモントレーナー
✳BW2・バトルサブウェイ
- メイ:ポケモントレーナー
✳BW2・バトルサブウェイ
✳BW2・PWT
✳性別♂️・特性うるおいボディ
✳ポケモンマスターズ・性別♂️
アニメ版
- チャールズ(BW57、59)
- ベル→アララギ博士(BW63話)
- シュリン(XY109話)
漫画版
- アデク(ポケットモンスターSPECIAL)
- ファイツ(ポケットモンスターSPECIAL)
番外作品
ポケモンマスターズ
- ノボリ (スペシャル) &アギルダー
2022年4月14日に実装された、むしタイプのテクニカル。
謎解き×お茶会をテーマにスペシャルコスイベントを纏ったノボリのバディーで登場した。ちなみに双子の弟・クダリのバディーも対となるシュバルゴである。
誰かが危なくなるとどこからともなくさっそうとやってくる為、アギルダーが主役の映画やマンガはいつも大人気であるとノボリは語る。
クダリの台詞から、元はクダリのチョボマキである事が示唆されている。
技
でんこうせっか |
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追加効果なし(パッシブスキル「むしチェンジ」によりノーマルタイプからむしタイプのわざに変化している) |
たまむしのねがい |
ゾーンをたまむしゾーンにする(たまむしゾーンはむしタイプの攻撃の威力をあげる) |
まとわりつく |
相手をバインド状態にする |
通過いたします! |
自分の回避率を2段階あげる。味方全員の命中率と回避率を1段階あげる |
バディーズ技
目標へ向かって爆走するバグインパクト |
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相手がバインド状態のときは威力があがる |
パッシブスキル
変化技使用時素早さアップG9 |
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ポケモンかトレーナーが変化技をつかったときに味方全員の素早さを1段階あげる |
攻撃時防御ダウン9 |
技での攻撃が成功したときに相手の防御を1段階さげる |
むしチェンジ |
ノーマルタイプの技がむしタイプになる |
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
- BW57・59話
2011年12月1日放送のBW57話では、凄まじいインパクトを引き連れて登場。詳細は怪傑ア☆ギルダーを参照すべし。
これは2011年11月20日に「ポケモンスマッシュ」でア☆ギルダー特集が放送された。ロバート山本がア☆ギルダーに変身し、名前がヤ☆ギルダーになっていたとの噂がある。
- BW62話:イメージのみ登場
- アララギ博士のアギルダー
元々はベルの手持ちであったチョボマキだったが、BW63話でアララギ博士がカブルモと交換した事で進化する。
- XY109話
パフォーマーシュリンのポケモンで登場
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- ファイツのアギルダー
海底遺跡にて、国際警察から権限を凍結されそれでも事態解決のため動かんとするラクツがファイツを戦力とするため入手させたポケモン。ファイツ(というよりタマゲタケのダケちゃん)が捕獲したカブルモと交換して進化。
11章作中においてバトルでは使用されていないが、プラズマフリゲートに捕らわれたNを助けるためにアシッドボムで壁を溶かした。
- その他
10章でアデクの手持ち個体が登場。レンブのコジョンドを一瞬の隙をついてアシッドボムをふきかけて勝負をきめたり、Nとのバトルではバッフロンと共にヒヒダルマとアーケオス相手に激闘を繰り広げた。
ポケモンローカルActs
三重県伊賀市に地域応援ポケモンであるミジュマルと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された(参照)。
伊賀市といえば、忍者だからであろう(ちなみに滋賀県甲賀市はゲッコウガ)。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0616.チョボマキ→0617.アギルダー→0618.マッギョ(ガラルマッギョ)
関連ポケモン等・グループタグ
その他
モチーフ | 忍者 |
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