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基礎データ

全国図鑑No.0219
ジョウト図鑑No.212
ホウエン図鑑No.104
マウンテンカロス図鑑No.013
キタカミ図鑑No.145
ローマ字表記Magcargot
ぶんるいようがんポケモン
タイプほのお / いわ
たかさ0.8m
おもさ55.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
とくせいマグマのよろい/ほのおのからだ/くだけるよろい隠れ特性
タマゴグループふていけい

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語マグカルゴマグマ+エスカルゴ
英語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語Magcargo日本語名に同じ
フランス語Volcaropodvolcan(火山)+gastéropode(腹足類)
韓国語마그카르고日本語名の音写
中国語(簡体字)熔岩蜗牛熔岩(溶岩)+蜗牛(カタツムリ
中国語(繁体字)熔岩蝸牛熔岩+蝸牛(カタツムリ)
ヒンズー語मैकारगो英語名の音写
ロシア語Магкарго英語名の音写
タイ語มักคาร์โก日本語名の音写

進化

マグマッグマグカルゴ(レベル38)

概要

マグマッグの進化形。初登場は同じく『金・銀』(第2世代)。

背中にが付き、カタツムリのような外観になった。

これを反映してほのおいわタイプとなっている。この複合は『剣盾』(第8世代)でトロッゴンセキタンザンが登場するまで長らく唯一の存在であった。

また、目の上の燃え上がったような部分が無くなり、カエル類のように目に沿った輪郭を描くようになっている。これによって某スーパードラゴンに似ていると言われることがある。

殻はマグマが固まったもので、触れただけで簡単に崩れるらしいが、後述するようにその割に最も高いステータスは「ぼうぎょ」である。殻からは時折が漏れ出て、に打たれると熱で水分が蒸発し、辺り一面が深いで覆われる。

このような姿になってもタマゴグループは「ふていけい」のみで、「こうぶつ」は含まれない。

ちなみにマグマッグの方でも触れたが、現実の生物学では、カタツムリよりもナメクジの方が進化の進んだ生物と言われている。

ポケモン図鑑の説明によると、体温が10000度もあるというとんでもないポケモンなのだが、もしそれが本当なら地球が溶けるレベルである。桁が一つ少なければマグマとしてあり得る温度になってくれるのだが…

この数値は太陽の表面温度よりも遥かに高く、ポケモン界でも伝説ポケモンであるウルトラネクロズマの6000度を余裕で上回っている。

実はこう見えて古代から生き続けている種らしく、何万年もマグマで暮らすうちにこのような体質になったという。

また、『バイオレット』(第9世代)の図鑑説明によれば、大量発生は火山噴火する前触れであるという伝承が語られており、現実におけるリュウグウノツカイのような扱いを受けているようだ。

色違いは進化前から大きく変わって赤紫ベースの色合いになる。

ゲームでの特徴

冒頭にも記載した通り、所定の進化レベルは38なのだが、初代リメイクの『FRLG』ではともしびやまで「いわくだき」を行うとレベル25の個体が出現したり、『XY』(第6世代)ではフレンドサファリレベル30の個体が出現したりと、進化レベルを無視した野生個体が散見される。

と言うか『DP』(第4世代)が発売されるまで、正規レベルで捕獲できるソフトは『ポケモンXD』のみであった。

余談だが、『XY』のポケパルレでは、進化前とは異なり殻部分のみは触れられるようになっている。図鑑説明通りならそもそも近付くこともできなさそうであるが。

戦闘中以外にも特性が効果を発揮するようになった『エメラルド』(第3世代)以降は、当時所有していたどちらの特性にもタマゴの孵化を促進する作用が付いたため、孵化要員としての需要が生まれている。

また、第3世代リメイクの『ORAS』では、最初にアチャモミズゴロウを選んでいるとユウキorハルカがストーリー後半で繰り出してくるようになる(と言うかリメイク前は最終戦でもマグマッグのままであった)。

その他の登場は以下の通り。

対戦での評価

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ合計
第6世代まで5050120808030410
第7世代から6050120908030430

「ぼうぎょ」が突出して高いが、「HP」が絶望的に低いので大した強みになっていない。合計値自体、ギャロップの進化前のポニータと同じという低さである。

ほのおいわという複合も、耐性は多いが弱点も多く、しかも4倍弱点が2つもあるというパラセクト並の不遇ポケモンと言える。

こうした事情から、結果的に図鑑説明通りの脆いポケモンになってしまっている。

いわなだれ」「じしん」「だいばくはつ」などの強力な物理技を覚えられるが、肝心の「こうげき」が低いので使い物にならない。

「だいばくはつ」に関しては実質威力が倍になる隠し仕様があったので無理矢理活用することもできなくはなかったが、それも第5世代には廃止された。

異常なまでの体温設定も、特性に反映されている程度であまり役に立っておらず、その発動が耐久に依存する関係で噛み合っていないとすら言える。

一応「ドわすれ」や「とける」などの優秀な積み技もあるものの、鈍足なので使う前に致命傷を食らうのが関の山である。

仮に高速物理アタッカーであれば、まだやりようはあったのだが…

第4世代

じこさいせい」を獲得。しかし、鈍足と低耐久では扱いにくいことには変わらず。

技の仕様変更もあって「げんしのちから」「だいちのちから」が特殊技の選択肢に上がったのは嬉しいが、正直前者は火力不足が否めなかった。

しかも、生息地であるハードマウンテンには伝説のポケモン・ヒードランが棲み付いており、上位互換と言える強さを誇った。特性に「もらいび」を持つので、直接対決してもほぼ確実に負けてしまう。

第5世代

ほのおタイプの特殊アタッカーとしてウルガモスが登場。むし複合のいわ4倍弱点なので直接対決こそ圧勝であったが、汎用性では向こうに軍配が上がった。ついでに孵化要員としても優秀であった。

一方のマグカルゴは、強力な積み技「からをやぶる」と、隠れ特性で「くだけるよろい」を手にしたことで、完全に耐久を捨てて速さを補う方向性を鮮明にし始めた。

ちなみに、マグマッグが進化しようとするレベルと、マグカルゴが「からをやぶる」を覚えようとするレベルは同一である。

つまりマグカルゴは、進化したその瞬間から自分の殻を捨てるという発想を起こしている

せっかく獲得した外見的特徴であり、おそらくいわタイプの象徴でもあるアイデンティティを自ら捨てようとしているのはどうなのかとも思うが、ぶっちゃけ対戦的にはいわ要素が足を引っ張っている側面も大きかったので分からなくもない。

もちろん、それらを用いたところでいわタイプは捨てられないし、そもそもいわタイプのおかげでそれらを手にできたと考えるのが自然なところであるが。

なお、これによっていよいよこういうイメージが広まってもいる(ただし掲載のイラストは本来「ロックカット」として描かれたもの)。

第6世代

対戦・孵化要員両方の意味でウルガモスの立場すら危うくするファイアローが登場したが、こちらもひこう複合のいわ4倍弱点だった上に物理主体だったため、マグカルゴにとってはウルガモス以上のカモであった。

ファイアローには「おにび」や「はねやすめ」を駆使した耐久ベースの型も現れたが、マグカルゴはいわタイプで唯一のやけど無効。むしろ「じこさいせい」の絶好の使い所にしてしまえた。

リフレクター」や「ひかりのかべ」を貼るも良し、「あくび」で逆に起点にしてしまうも良しで、基本的にどう立ち回ってもこちらのペースであった。その姿はファイアロー絶対殺すマンとさえ呼ばれたほど。

まあ、ヒードランで十分と言えばそれまでだったが。

その他、積み崩しの「クリアスモッグ」を習得している。

第7世代

ステータスの見直しで少しだけ強くなった。「HP」に関しては上がってもまだまだ低いままであるが。

また、「くだけるよろい」にも強化が入り、上昇率が倍になった

逆にファイアローは弱体化したため、貴重な活躍の場が減ってしまった。

ただし、新たな強ポケモンのミミッキュに「ほのおのからだ」や「クリアスモッグ」が刺さったことから、引き続きピンポイントでメタ的ポジションに納まるという謎の存在であり続けた。

第9世代

パワージェム」を習得。いわタイプとしては大きな一歩であった。他に「しっとのほのお」を習得している。

物理技の「フレアドライブ」「ヒートスタンプ」や拘束技の「ほのおのうず」「すなじごく」なども習得しているが、ステータスと噛み合わないことから特に用途は見つかっていない。

逆にノーデメリットで素早さを上げられる「ロックカット」は没収された。

4倍弱点を消すことができるテラスタルとは相性が良く、タイプをどちらか1つに絞るだけでも耐性がマシになる上に火力もアップするため動きやすくなった。

余談だが、マグカルゴに進化すると何故かマグマッグの頃には使えたわざマシン186が適用できなくなり、「10まんばりき」の新規習得が永久的に不可能となる。物理技なので基本無くても困らないが、一応頭に入れておいても良いだろう。

ちなみに、同じいわタイプのアローラゴローニャでも同様の現象が発生している。

使用トレーナー

ゲーム版

アニメ版

  • ヤケイシ(無印240話)
  • モエ(無印267話)
  • アスナ(AG)

漫画版

  • カーツ(ポケスペ)
  • アスナ(ポケスペ)
  • マグマ団したっぱ(ポケスペ)

アニメ版

アニポケ第1-7シリーズ

  • ヤケイシのマグカルゴ

無印240話にて登場した狭い山道で寝ていた巨大なマグカルゴ。ゲットしようとしたヤケイシのブースターをあっさり倒している。しかし2回目はカスミの忠告を聞いたヤケイシの指示で動くブースターに翻弄されゲットされる。ロケット団に奪われそうになるもカスミのニョロゾとの連携攻撃でロケット団を打ち負かした。

  • モエのマグカルゴ

無印267話でサトシのワニノコゴマゾウと戦ったモエのマグマッグが試合後にマグカルゴへと進化している。

  • アスナのマグとメグ

AG55・56話に登場したアスナの手持ち達。

マグは当初マグマッグだったが、アスナのコータスがロケット団に奪われた時の戦いでマグカルゴに進化している。ジム戦では、マグがサトシのヘイガニと対戦し「かげぶんしん」「かえんほうしゃ」「リフレクター」「すなあらし」で対抗するもクラブハンマーにやられる。

メグはキモリと対戦、マグが「リフレクター」を貼ってくれた事で攻撃が効かず、「かえんほうしゃ」でやけどを負わせて退けさせ、続くヘイガニも「あくび」で眠らす。しかし、ピカチュウに向けた「スモッグ」に「10まんボルト」が伝ってダメージを受け、「あくび」をだす前に「でんこうせっか」と「かみなり」を受けて倒された。

その他

AG180話
SM34話
新無印24話

アニポケ・第8シリーズ

レックウザライジング

  • 第70話『カヌチャンのハンマーは1日にしてならず』

キタカミの里に生息する野生の個体。寝ていた所をオトシドリに鉄屑を落とされて驚かされる。

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

  • 3章でマスクド・チルドレン最年長で新生ロケット団の幹部であるカーツのポケモンで登場。
  • 4章ではアスナのポケモンで登場。アクア団によって火山活動が止められた際はマグマ団のホムラとの協力で一時的ながらも火山活動を再開させた。サファイアとのバトルではちゃも(ワカシャモ)と激しいバトルを繰り広げている。
  • 同章ではマグマ団したっぱのポケモンでも登場

余談

発想の根本にはとんねるずが出していた『炎のエスカルゴ』という楽曲があるという説がある。

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