データ
初登場 | ポケットモンスター 金・銀 |
---|---|
威力 | 20→40(『ダイヤモンド・パール』以降) |
命中率 | 100 |
PP | 15 |
タイプ | かくとう |
範囲 | 単体 |
分類 | 物理 |
直接攻撃 | ○ |
効果 | 50%の確率で相手の防御力を1段階下げる |
フィールド | 壊せる岩を破壊することが出来る |
英語名 | Rock Smash |
概要
『ポケットモンスター 金・銀』から存在するわざ。岩を破壊するような勢いで相手を攻撃し、50%の確率で防御を下げる。
『ポケットモンスター X・Y』まではフィールドで使うと本当に岩を破壊できる。そのうち『ポケットモンスター ルビー・サファイア・エメラルド』及びリメイクの『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』と『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』ではひでんマシンとして採用されている。ひでんわざ扱いではない『ポケットモンスター 金・銀・クリスタルバージョン』、『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』、『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』、『ポケットモンスター X・Y』でもわざマシンだったことから習得者は多かったが、自力習得できるのは『ポケットモンスター X・Y』までダゲキのみだった。
文面では強力そうな技だが、当初のこの技の威力は何とたったの20。
効果こそ優秀だが威力がかなり低いため防御力低下の恩恵が感じづらく、まだこの頃はからてチョップやけたぐりの方が使い勝手が良いとまで言われた程だった。
それを反省したのか、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』からは威力が40に倍増。それでも非力なのに変わりはないが、『ダイヤモンド・パール』ではクロガネシティに挑む時点でタイプ一致&攻撃力の高いワンリキーが出るため、いわタイプのジムであるクロガネジムにはピッタリ。
一応、追加効果が出やすいので基点づくりで採用されなくもなかったが、『ポケットモンスター X・Y』で同威力ながら確実に攻撃力を上げるグロウパンチが登場してしまい、かくとうタイプの基本技という立ち位置に収まる事になった。
対戦ではお察しの通りだが、フィールドで使うと話は別。
岩を砕く事によって、ポケモンやアイテムを入手する事が出来るのである。
特に『ポケットモンスター ルビー・サファイア』ではノズパス、『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』では化石、『ポケットモンスター X・Y』ではカメテテや化石を手に入れるために一生懸命岩を破壊した人も多いのではなかろうか。
『ポケットモンスター サン・ムーン』ではわざマシンでなくなった代わりに新規ポケモンが序盤で習得するようになった。
また『ポケットモンスター ソード・シールド』ではからてチョップがわざごと消滅したため代わりにかくとうタイプを中心にレベルアップで習得できるポケモンが増え、かくとうタイプの基本的な攻撃技という立ち位置がより強くなったが、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』でグロウパンチが廃止されたのでてんのめぐみを適用すれば確実に追加効果を発動でき、テクニシャンを適用すれば威力60相当(テラスタルでかくとう追加なら90)になるので使えなくもないが、かくとう技は威力が高い技が多いので態々この技を使う事は少ない。
外伝作品におけるいわくだき
ポケモン不思議のダンジョンシリーズにおいては、一貫して壁を破壊する効果を備えており、特に『すすめ!炎の冒険団・いくぞ!嵐の冒険団・めざせ!光の冒険団』までは技威力の設定すらされていない補助技同然の扱いであり、完全な壁破壊用の技となっていた。そのうち、『赤・青の救助隊』『時・闇・空の探検隊』ではひでんマシン扱いなのでクリア後でないと入手ができないが、PPはなんと99もある。
『マグナゲートと∞迷宮』以降は微力ながらも威力を持った攻撃技としても扱えるようになった。ただし素のPPは大幅に引き下げられている。
この技のインパクトが特に強いと思われるのは『ポケモン超不思議のダンジョン』だろう。というのもこの技をレベルアップで覚えられるダゲキが登場する唯一の作品であり、野生のダゲキがフロアに配置されるや否やフロア中の壁をPPが尽きるまで壊し続けるという傍迷惑な行動をするようになり、その姿は風来のシレンシリーズにおける兵隊アリに近い。
困ったことにダゲキは必ずこの技を習得した状態で登場するように調整されている他、兵隊アリと異なりいわくだきを繰り出す度にメッセージが表示され履歴をも侵食するため、あまりのテンポの悪さに出現フロアではイライラさせられるユーザーも多い。
『ポケモンGO』では通常技として抜擢され、カウンターと共に格闘タイプの通常技として幅広く配られている。
…のだがこの技、1回当たりの威力こそ確かにカウンターを上回るものの出るまでの時間や発生後の硬直が長いためダメージ効率的には遥かに劣っており、正直なところカウンターの完全下位互換と言って差し支えない性能に収まっている。
そのためニョロボンやゴウカザルなど、いわくだきの方しか覚えられない格闘タイプは残念ながらその時点で格闘タイプとしての性能を大きく損なってしまう事態に陥っている。
外部出演
『大乱闘スマッシュブラザーズX』では、ポケモントレーナーが繰り出すリザードンの横必殺ワザとして登場。
対人戦ではそこそこのダメージを与える近接技だが、ふっ飛ばし力がほとんどないために使いどころが難しい。
しかし、出際にスーパーアーマーがある上、密着すると全段ヒットする。
したがって、亜空の使者のボス戦などでは大ダメージを与える最強技となる。
実際、ボスバトルは、これがあるお陰でリザードンだと楽に戦える。
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』ではリザードンの単独キャラ化に伴い、いわくだきは下必殺ワザへと変更された(ちなみに、横必殺ワザは新技の「フレアドライブ」になった)。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではポケモントレーナーの復帰により下必殺技が「ポケモンチェンジ」に戻ったため、リザードンのいわくだきは廃止されている。