概要
ベルトアクションゲームは'90年代の代表的なアクションゲームのジャンル。
省略形でベルトアクション、ベルトゲーと呼ばれることもある。
対戦格闘ゲーム(格ゲー)と合わせて、格闘ゲームというジャンルとして呼ばれていた。
しかし、対戦格闘ゲームや3D系ゲームが主流になった現在は、殆ど新作が作られていない。
(と言っても、海外インディーズを中心に時折作品は出ているので絶滅したわけではない。)
1986年にテクノスジャパンから発売された「熱血硬派くにおくん」でシステムが確立され、翌年同社から発売された「ダブルドラゴン」で完成された。その後もカプコンの「ファイナルファイト」をはじめ、各メーカーからこのゲームのシステムを踏襲したゲームを多く作られていった。
多人数の敵を相手に【殴る、蹴る、投げ飛ばす】の近接格闘戦の「ダブルドラゴン」「ファイナルファイト」タイプと、敵を投げることは出来ないが、武器を持って多人数の敵をなぎ倒す「ゴールデンアックス」タイプなどがある。
基本ルール
プレイヤーが前方に進んでいると敵が登場し、画面のスクロールが固定されて先に進めなくなる。期定数の敵を倒すことで、フィールドのスクロールが可能となり、先へ進むことができる。進んだ後に再び敵が現れて、倒すと先へ進む。これを繰り返し、各ステージのボスのエリアにたどり着き、ボスを倒してクリア。
特徴
- フィールドは前方(一部縦、斜め)右方向のみの一方通行。引き返しは出来ない。3D作品の場合は、各エリアのチェックポイントに到達すると、次のエリアへ移行。前のエリアへは引き返し出来ない。
- 対戦格闘ゲームとは違い、一部の作品を除きガードが出来ないため、一度攻撃を受けると終わるまで身動きが取れず、一定回数攻撃を受けると、吹き飛びダウンをする。
- プレイヤーキャラにはボタン同時押しで、体力を消耗するが、左右の敵にダメージを与える緊急回避攻撃がある。
- 作品にもよるが、簡単なコマンド操作で必殺技が出せる。通常の連続技で組み合わせると大ダメージ。また、一部の作品では、敵全体にダメージを与える必殺技もある。(「ザ・キングオブドラゴンズ」の魔法や、「パワードギア」の超メガクラッシュなど)
- 2人同時プレイだと、登場する敵の数が多くなる。また、ボスキャラの耐久力が上がる。一部の作品ではボスキャラは分身したりする。
作品リスト
※pixivに投稿作品がないゲームはリンク無し。
テクノスジャパン
カプコン
- ファイナルファイトシリーズ
- ザ・キングオブドラゴンズ
- キャプテンコマンドー
- 天地を喰らうⅡ赤壁の戦い
- ナイツオブザラウンド
- キャディラックス恐竜新世紀
- パニッシャー
- エイリアンVSプレデター
- パワードギア
- ダンジョンズ&ドラゴンズシリーズ
- バトルサーキット
- ビューティフルジョー
セガ
コナミ
バンダイナムコゲームス《旧ナムコ、旧バンプレスト、旧バンダイ》
- 美少女戦士セーラームーン
- ウルトラ闘魂伝説
- 電神魔傀シリーズ
- ザ・グレイトバトルシリーズ
- ザ・グレイトバトルII ラストファイターツイン
- ザ・グレイトバトルⅢ
タイトー
ジャレコ
SNK/SNKプレイモア
- 脱獄
- ストリートスマート
- バーニングファイト
- ミューテイションネイション
- キング・オブ・ザ・モンスターズ2
- 戦国伝承シリーズ
アイレム
台湾IGS
その他
- アラド戦記《ネクソン》
- ガイアクルセイダーズ《ノイズファクトリー》
- Elsword《韓国KOG Studios》
- ザ・クリスタル・オブ・キングス《ブレッツァソフト》
- ナックルバッシュ《東亜プラン》
- ビッグファイト《辰巳電子工業》
- ナイトスラッシャーズ《データイースト》
- ワイルドファング《テクモ》
- 美食戦隊薔薇野郎《ヴァージン》
- ライオットシティ/クレストオブウルフ《ウエストン》
- ゼロチーム《セイブ開発》
- ニンジャコンバット《ADK》
- アネット再び《ウルフチーム》
- バトルトード《レア社》
- ドラゴンズクラウン《アトラス》
- 子連れ狼《日本物産》
- Bラップボーイズ《カネコ》
- 英雄傳説《LIMENKO》
- デモリッシュフィスト《ディンプス》
- 最終格闘貴族レジオネア《TAD》
- U.F.O.仮面ヤキソバン ケトラーの黒い陰謀《KID》
- ソード・オブ・ザ・ガーディアン《Billy Chan Studio》
- ジツ・スクワッド《Tanuki Creative Studio》
- ファイナルヴェンデッタ《Numskull Games》
- Fight'N Rage(ファイト&レイジ)《Seba Games Dev》
など
フリーゲーム系
※記事がある物のみ記載