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鈊象電子

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しんしょうでんし

台湾に本社を置くゲームメーカー。英名はInternational Games System Co., Ltd、略してIGS。日本に存在していたゲームメーカー株式会社IGSは無関係。

概要

1991年に創業。1992年に対戦格闘ゲーム「エイリアンチャレンジ」でデビュー。

主にアーケードゲームを中心としたゲームを開発している。近年はオンラインゲームにも進出しており、本国の台湾のみならず、日本や他の国々にも幅広く展開している。

日本国内のメーカー(カプコンSNKプレイモアセガバンダイナムコゲームスなど)同様に、システム基板を開発しており、日本国外のアジア諸国で唯一の専門ゲームシステム基板を持つゲームメーカーでもある。また、日本の作品のローカライズ移植も行っている。

IGS作品の日本での販売はALTA社、A.M.I社がおこなっていた。しかし、日本国内ではIGS作品を置いているゲーセンは殆ど少ないので、何れも認知度は低めだが、pixivではIGS作品のイラストが幾つか見られるので、コアなファンは多いようです。

作品

三国戦紀シリーズ

英題:Knights of Valour

三国志」を題材にしたベルトスクロールアクションゲーム。蜀の五虎将(+隠しキャラ)を動かしながら、魏軍の武将を倒し、蜀の中国統一を目指す。

続編も作られ、「2」ではマルチエンド方式で謎解き要素もあり。そして、改良版の「武将争覇」は多彩なゲームモードがありフォロワー作品の枠を超えている。日本での展開はATOMISWAVE基板でリリースされた「新・三国戦紀」で終了している。

闘幻狂

原題:神剣風雲紀、英題:The Gladiator

「三国戦紀」よりも、さらに謎解き要素と連続技が多彩になった作品。秘笈(奥義書)を文字通り探し出して、強くなっていきながら真の黒幕を探して倒すのが目的のベルトスクロールアクションゲーム。秘笈から得た招式(ゲージ必殺技)は、協力プレイでパワーアップ技にもなる。またド派手な演出も見もの。

中国龍シリーズ

英題:Dragon World

麻雀牌の山を同じ種類の麻雀牌を消しながら、牌の山を崩していく「上海」タイプのゲーム。シリーズによっては、お色気要素のある作品もある。また、オンラインゲームにもなっている。

怒首領蜂Ⅱ

英題:DoDonPachi 2 : Bee Storm

弾幕シューティングの老舗CAVEのライセンスを受けて、IGSが独自に製作した(一応)続編。国内の販売はなぜかカプコンが請け負っている。

弾幕がおとなしめなのと、前作のラスボスがいきなり登場(グラフィックは同じだが中身はかなり弱体化している)するなど、シューティングが苦手な方でも遊べるが、ファンから見れば少々物足りないかもしれない。

現在CAVEでは「首領蜂」シリーズの一つとして数えている。

西遊釈厄伝シリーズ

英題:Oriental Legend

西遊記を題材にしたベルトスクロールアクション。続編も作られている。

形意拳(シンイーケン)

英題:Martial Masters

「ストリートファイターⅢ」(カプコン)を強く意識した作りで、ゲーム性もドットのクォリティもかなり高く、一部では根強いファンもいる。

中国最強の格闘家黄飛鴻をモチーフにしているが、日本ではキャラクターの名前は全て変わっている。

スペクトラルVSジェネレーション

日本のメーカーであるアイディアファクトリーとの合作。IFネバーランドシリーズのキャラクターが登場する対戦格闘ゲーム。

元のシリーズのゲームジャンルが国取りを主題とした戦略SLGだったことなどから、多くの原作ファンからは不評だった。

日本作品のローカライズ移植作品

覇-三国志大戦-

セガの「三国志大戦」のローカライズバージョンではあるが、セガとの共同開発作品でもある。排出するカードも一部国内版と異なっている。

ミュージックガンガン!

タイトーからリリースされたアーケードゲームのローカライズバージョン。

ザ・キングオブファイターズ98 アルティメットマッチ 英雄

SNKプレイモアの「KOF'98・UM」の逆移植・仕様変更バージョン。

怒首領蜂大往生 魂

中国市場向けに作られた『怒首領蜂大往生』。使用基板はPGM2。日本版との相違点として難易度が下がり1周エンド制になったイージーモードが追加されている他、敵の攻撃アルゴリズムに変更が加えられている。

近年、諸々の事情からなぜか日本国内で稼働している旨の報告が多数挙がっている。

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