概要
2001年8月、倒産の危機にあった旧SNKの完全子会社として設立。当時の社名はプレイモアであった。同年10月、倒産した旧SNKの知的財産権を一括で取得。当初は版権管理のみ行う法務関係専門の企業で、ゲーム開発・販売はグループ会社のブレッツァソフト、サンアミューズメント、ノイズファクトリーなど他社に外注していた。
【ネオジオ】の展開が終了し、サミー(当時セガの親会社)のAC基板【アトミスウェイブ】に移行した後、上記のブレッツァソフト、サンアミューズメントを合併し一本化(ノイズファクトリーは2005年頃にグループを脱退)、旧SNKの状態に戻った。
以降は旧SNKと同じく対戦格闘ゲーム『KOF』『サムライスピリッツ』シリーズ、アクションシューティングゲーム『メタルスラッグ』シリーズを中心にゲームをリリース。アーケード作品は上記のアトミスウェイブを経て、タイトーの基板【Taito Type X2】【NESiCAxLive】向けのゲームを開発。
加えてニンテンドーDSやPSP向けの新作家庭用ゲームの展開や、ガラケー時代からのモバイルゲームの展開など、既存シリーズの続編・移植作品に留まらない事業の多様化を模索した。当時の話題作に『どきどき魔女神判!』がある。
2004年にはパチスロ機の開発販売に参入、旧SNK作品のゲーム(主に格ゲー)を題材にしたものや、完全オリジナル作品を手がけ、パチスロメーカーとしても一定の評価を得る。
旧社を倒産寸前に子会社化したアルゼ(ユニバーサル)とは長らく険悪な関係であり、旧社時代からの著作権使用料の未払いやプレイモアが取得した商標やキャラクターの無断使用を巡って同社を告訴、最終的にアルゼが4億円を支払うことで和解が成立した。一方のアルゼはプレイモアへの知的財産権譲渡は無効と主張し、SNKプレイモアのパチスロ参入後はアルゼが旧社に与えた技術を無断借用したとして販売差止を求める訴訟を起こしたが、いずれもSNKプレイモアが勝訴している。
ゲーム開発は一時期縮小傾向にあったが、2014年にオーナーであった川崎英吉が倒産以前にディンプスに移籍した小田泰之・黒木信幸らを呼び戻した事を皮切りに、再び人材をかき集めてゲーム開発に舵を切る。
2015年8月に中国の37Gamesが川崎英吉夫妻が所有していたSNKプレイモアの株式約80%を取得し買収。
11月にはパチスロ事業からの撤退を表明し、ゲーム開発事業に専念することとなった。
2016年12月1日には株式会社SNKに社名を変更。以降の沿革はSNKを参照されたい。
主なパチスロ作品
※ゲームソフトに関しては、SNKを参照。
※タグ登録されてない作品は黒字(リンク無し)。
ほか