パチンコ、スロットの2機種の頭文字を略した言葉。
カジノのスロットマシンとの最大の違いは、リールを自分で停止させる機能が付いていることである。また、筐体のサイズもパチンコ機と同じスペースに設置できるようになっている。
ただし、沖縄県においては独特でありいわゆる沖スロが有名だがメダルが通常より一回り程大きいのが特徴。
遊び方
メダル投入口にメダルを入れ、レバーを回すとリールが回転する。レバー横の3つのボタンを押すことで、リールが止まる(ボタンは左から止めるのが基本)。絵柄が揃えば、その絵柄に応じてメダルが払い出される。
現在は、液晶や役物の搭載によって多彩な演出が楽しめるようになった。
タイプ
4号機
4.7号機あたりまでが4号機時代の絶頂期で特にAT機、ストック機は一撃万枚も夢ではない機種もあり過熱していた。
- Aタイプ:ビッグボーナス(+JACイン三回)・レギュラーボーナスの二通りあるタイプ。これにAT機やストック機があった。大量獲得機は最大711枚獲得もしくは771枚獲得できるものがあった。リプレイはずしというテクニックがあり、三回目のJACインを狙って外す事で獲得枚数をなるだけ多くするものだが目押し必須でもあり、やりすぎると「パンク」と呼ばれる三回目のJACインに入らない(入れない)事でそのままボーナス終了してしまい返って獲得枚数が少なくなるリスクもあった。ビッグボーナスのゲーム数が残り三回になる前に欲張らずにJACインできる場合は素直にリプレイはずしを止める事が秘訣だった。
- Bタイプ:ビッグボーナスでAタイプと異なりJACインが二回しかないタイプ。こちらにもボーナス以外の要素(ATやストック)が付加されたものがあった。
- Cタイプ:レギュラーボーナスだけもしくはボーナスの類が無い。主にAT当選によってメダルを増やすタイプ。一回の当たりで得られる枚数はAもしくはBに比べて少ないが、連チャンする事で獲得枚数は大きく変動する。
- 大量獲得機:基本はAタイプの部類だが、通常ゲームでは10~15枚役の出現が少ない一方でビッグボーナスでの小役が15枚役に固定される事で最大でも711枚獲得可能な機種。有名なものではアルゼ(現:ユニバーサル)の「大花火」がこれにあたる。この手の機種はA-600もしくはMAX711とも呼ばれていた。
- ストック機:ビッグボーナス・レギュラーボーナスが当選しても即大当たりではなく内部で貯めておき(表面上はわからない)、わかりやすく言えば複数の天井ゲーム数がありそこからゲーム数が抽選されてそこに到達するかもしくは一部特殊小役で解除されて貯まっていたボーナスを放出するタイプ。低い解除ゲーム数が当選されやすいモード(いわゆる天国)になっていると例えば通常のAタイプに比べて連チャンしやすくなる性質があった。大量獲得機+ストックでは大都技研の「吉宗」が有名。悪質な店だと「ストック飛ばし」というボーナスのストックを制御基板のハーネスを抜く等して事前に消していた問題もあった。なお、連チャンでストックしていたボーナスのストック切れというのもありこれは故意では無い。その場合にボーナス放出当選の最低保証となるボーナスはレギュラーボーナスとなる。
- AT機:ビッグボーナス・レギュラーボーナスとは別に「アシストタイム(AT)」と呼ばれるモードに当選すると規定ゲーム数はリプレイ役や10~15枚役が揃いやすくなり通常よりメダル持ちがよくなる。これがボーナスと複合する事でメダル獲得数にも繋がる。Cタイプはこれを特化させたものが多い。なお、ATのストック要素もある機種もある。
5号機
ボーナスの獲得枚数が4号機よりも減った。レギュラーボーナスが大抵二桁枚数しか獲得できない。
初期はAT・ストックすら禁止されていた事が規制緩和まであった為、Aタイプしかなく当初は4号機からの人気がガタ落ちした。
- Aタイプ:4号機と異なり、ビッグボーナスまたはレギュラーボーナスは規定枚数獲得で終了になっている。ビッグボーナス終了後にRT(リプレイタイム)が30ゲーム存在するのもある。基本天井ゲーム数は無い。
- AT・ARTタイプ:4号機のCタイプに近い。天井ゲーム数がある。疑似BIGやREGというのもあった。
6号機
6.1・6.2号機
こちらも同じく打ち手からは落胆された要素が起きた。5号機では「事故」と呼ばれるまるで壊れたような突発的な凄い大当たりの状態が仕様で実質起きなくなっている。この為、軒並み人気機種の後継機は残念な事になってしまっている。
初期は高ベースで50枚で50G以上回る機種も多く、ちんたら長く遊べるが当たりも非常に重いという通常時の長期化が話題となった。
一方で設定判別は容易になり、6なら右肩上がりでまるで出来レースのような非常に安定した挙動を見せる機種が多かった。
- Aタイプ:ボーナスの獲得枚数が5号機より概ね1/3カット(最大200枚強)されている。
- AT・ARTタイプ:前身の5.9号機から搭載された有利区間終了条件が1500G消化に加え、2400枚獲得になった。
- 天井やゲーム数解除、確定した連チャンがあるものはほぼAT機である。規定上Aタイプは大きく不利になっており「擬似ボーナス」と呼ばれる、内部ATを見た目上のBIG BONUS/JACなどと扱っている機種が殆ど。
なお、6.3号機の存在は確認されていない。
6.4号機・6.5号機
AT機への規制緩和に伴い、6.4号機では6号機のATタイプにあった有利区間ランプの点灯義務が無くなった。
そして6.5号機ではそれに加えて、同一有利区間での出玉上限が差枚数2400枚になった。これは投資した分+2400枚である為、6号機のどんなに投資しても最大2400枚よりも最大獲得枚数が上がる事となった。
さらに6.5号機では有利区間ゲームが4000ゲームになっている。
スマスロ
スマートスロット。メダルレス仕様となっておりクレジットは全て電子メダルで管理。その為下皿というものが無い(機種によってはメダル式の筐体と共通という点で一応あるものはあるが、小物置きのような扱い)。
手が汚れない、投入や払い出しの手間が省けるなど利点は多い。
内部仕様は6.5号機に加え、有利区間ゲーム数の無制限化、コンプリート機能(最大一日出玉19000枚)実装が特徴。ちなみに19000枚出し切ると事実上の打ち止め状態となり、その台はその日一日は一切のクレジット投入や操作を受け付けなくなる(液晶にその旨の説明が表示される)。なお、コンプリート機能はスマスロではない6.5号機にも搭載されている機種もある。
ちなみに獲得した電子メダルは遊戯終了する場合には精算ボタンを長押しして筐体横にあるカードに移さないといけない。
pixivでは
4号機以前はキャラクター性のある機種は少なめだった。
5号機以降、アニメタイアップ等キャラを前面に出した機種が多くなり
有名版権からマイナーなものまで山ほどパチスロ化されている。話題作ならパチにならないほうが珍しい位。
ボタンを押せ!がネタになるほど良くも悪くも知名度はある。
パチスロオリジナルのキャラクターは→萌えスロ
パチスロ機自体の擬人化(スロ娘)の例→ハナビちゃんは遅れがち
主なパチスロメーカー
※オリジナル作品(アニメ・ゲーム原作以外)は、太文字で明記。
ゲームセンターでのパチスロ
ゲームセンターにもパチスロが置かれているが、実はパチンコホールで設置してあるものと仕様が変更されている。これは風営法に基づくものであり本来の仕様では設置できない為。
知らない人からの誤解
よく、「動体視力が凄かったら777を揃えるのってできるんじゃないの?」と思う人がいる。
確かにボタンが三つあってボーナス開始するには7を揃える必要があるが、厳密に言うとボタンでリールを止める一連の動作は実は演出の一環である。言うならば、パチスロの当否を司るのは実は「レバーを叩いた瞬間」である(パチンコならば「ヘソ」すなわちスタートチャッカー)。
つまり、レバーを叩いてボーナスから小役やハズレに対応するフラグを抽選してリールでそのフラグがわかるといった形である。
その他
現在のパチスロ機は電源投入中は筐体を開けると必ず「ドアが開いています」とボイスが流れる。これは営業中に行われる不正対策の為。
パチンコと違い、エラー音に遭遇しやすい。特にホッパーエラー(ホッパーエンプティ)は払い出しによるメダル切れで起きる。人によってはホッパーエンプティは出てる台の証として優越感(?)を持つ人も。
なお、メダルの必要ないスマスロではホッパーエラーすら無い為エラー音を聞く機会はおそらく無いだろう。
関連タグ
ジュエルリゾート:グランブルーファンタジーで登場するカジノ施設で、スロットマシーンがあるのだが、目押し要素は一切ないので、ある意味でもスマスロに近い要素があるのかもしれない。