「ゴト」行為とは
特殊な道具やスキルを用いてパチンコ台から出玉、パチスロ台ならメダルを不正に得る行為である。
特殊なスキルを悪用した不正行為は、業界問わず「仕事」という隠語で呼ばれていたがいつしか略されて「ゴト」となった。
これを行使する者が「ゴト師」である(「師」とは専門技術者を表す)。
当然だがゴト行為は犯 罪 行 為である。ゴト行為が発覚したら窃盗罪または詐欺罪、未遂でも建造物侵入罪などにより法執行機関の世話は免れられない。
「ゴト」の手口
ここに挙げたのは代表例であり、他の手口も無数に存在する。
ゴト師と店のいたちごっこはなかなか止まらないようである。
- 玉を操縦する手口
台に振動を与え玉の動きを操作する「ドツキ」(特に羽根物に多い)、パチンコ玉に油やクリーム等を塗ることで玉の摩擦力を変化させ玉を操作する「油ゴト」、台の上から強力な磁石で玉の動きを操作する「磁石ゴト」など。特に「ドツキ」や「磁石ゴト」は近年の台では対策され「振動検知機構(極端な振動を検知)」「磁石センサー」を搭載しており、これらを検知すると大音量でエラー音が鳴る上に遊技がストップする。
- 台自体に仕込む手口
特殊ツールで釘を都合良く調整して当たりを引きやすくする「釘曲げ」、基板のROMやLSIを差し替えたり、メモリ上のプログラムだけを不正な物に書き換える「注射」など。
こういう事もあり、台の内部に介入する行為に対して筐体を開けると「ドアが開いています」と鳴るのはこの為。ちなみに完全に開かなくても少し開いただけでも鳴る。稀に店員が筐体をよく閉じてなかったりしてたり開閉センサーの故障でも鳴るので、その様な時はすかさず素直に呼び出そう。
- 台を誤動作させる手口
「クレマン」と呼ばれるツールを使い玉やコイン投入を偽装する手口、特殊な電波を照射する道具で内部機器を誤動作させる「電波ゴト」など。なお、過去には携帯電話の電波で誤作動が起きた例もあったりする(現在は対策済み)。
- その他
「体感器」と呼ばれるツールで、人間では計れないタイミングで打つと当たりを引きやすくなるらしい。
店員を買収したり脅したりして上記にあるような不正を仕込ませるようなことも行われる。案外体幹器はバレるのが早いらしい。